夏、ソラがひどい便秘で、家中ウンチおしりをこすりつけ、その後始末を毎日していました。八月だというのに天気は悪く、夕方からは海から霧が立ち、湿度は半端なく、洗濯物を乾かすのに往生しました。来る日も来る日も、拭き掃除と洗濯とでへとへとになり、その疲れはなかなか取れるものではありませんでした。休むと少しは落ち着くのですが、すぐに疲れ微熱や口内炎、倦怠感などがひどくなる、音や光が刺激となり痛みに変わる、それでも日々の生活は繰り返されいたという感じでした。
ソラ寝る
愛猫ソラ、爆睡中。

11月になっても、微熱が続き、極度の疲労と気分の悪さで、食事作りと洗濯以外は炬燵で横になり園芸誌を見るか、目を閉じてじっとしていた私の所へ、「therealashketchumの絵だよ」と言って、次男がタブレットを差し出しました。
▼therealashketchum [Instagram]
https://www.instagram.com/therealashketchum/

therealashketchumさんは、次男の友達の知り合いで、差し出されたその絵は、筆が滑るに任せ山並みを描いたものでした。


さらに指で送っていくと、何枚かは時間をかけて描いた感じのするのもありましたが、ほとんどが黒のペンで描いた後に軽く色付けをしたような絵ばかりでした。中には手のひらにすっぽり入る小さなメモ帳に、もみじの葉を一枚描き、紅やオレンジで色付けをしているものがありました。どれを見ても心の動くままに描いている感じが受け取れました。

私は、絵を描くのが大好きで、いずれは油絵も描いてみたいと思っていましたが、油の臭いで頭痛が起きたりしていたので、油絵の具のように描ける絵の具はないものかと探しているとき出会った画家さんに、アクリル絵の具がいいと教えてもらい、使うようになりました。1つ298円のアクリル絵の具で、厚さ3ミリの合板に微粒子タイプのジェッソを塗り、細かい目のサンドペーパーを掛けてから描きます。ジェッソを塗ると絵具がボードに浸み込まず、発色が良くなります。アクリル絵の具の最大の利点は、乾きが早いことです。長々と一枚の絵に時間を掛けられない人間には、とてもいい絵の具だと思います。

アクリル絵の具、ジェッソについては、「ベニヤ板に描く不透明絵具ガッシュで描く茨城と福島の風景・花」で詳しく書いています。また、今まで描いた他の絵もアップしてあります。

愛犬チャオ
ベニヤ板に描いた愛犬チャオ31cm×37cm。黒のアクリル絵の具を下地に塗り、その上から描きました。
紅葉の散歩道
ベニヤ板に描いた公園の紅葉30cm×23cm。白のジェッソを塗った後で下描きをし、イエロー系で濃淡を出した後、色付けをしたもの。太陽光に輝く紅葉が綺麗でした。
木漏れ日の小道
同じ公園の小道。14.5cm×17cm
体長が思わしくなくなってくると、段々絵が小さくなって、3日くらいで描き上げられるくらいのものになっていきました。
春の里山
5月3日の爽やかな里の風景15cm×21cm。いつも、早く早く・・と思いながら描くので、後で見たら田んぼが歪んでいました。ちょっと気持ち悪い。

しかし、最近はその乾きの早い絵の具で小さい絵を描くことさえも難しくなってしまいました。体はきついし、肘は傷むし、目は辛いし・・・。絵具を出して並べて、食事の支度、洗濯、掃除、アイロンがけ・・・と、その度に出したり仕舞ったりしなければならない、意外とこれが重労働なのです。

もう出来ない、全部箱に仕舞っちゃおうかなぁ・ぁ・ぁ・・・しょぼぉ~~ん。

しかし、therealashketchumさんの手の中にある小さな絵を見た時、絵を楽しめばいいんだ・・・と思い、今までの、「出来ない」という悲しみの呪縛から解放された感じがしました。
もう一度次男にタブレットを借り、therealashketchumさんの絵を見ました。本当にラフタッチの絵ばかりです。しかし、そこには何にも縛られないtherealashketchumさんの自由な心が描き出されているような感じがして、私も心が軽くなりました。

絵具と筆を出し、絵を描く用意をしました。アクリル絵の具は固くなると使えないのが玉に瑕です。それで、乾いてしまったらすぐに捨てられるようパレットは玉子のパックで代用しました。色を混ぜるのはたくさんあるカレンダーの裏やコピー用紙の裏紙。「さて何を書こうか・・・」目の前にあるゼラニウムを描くことにしました。ブログ中で剪定の仕方や植え替えの仕方を絵で説明するための絵です。「うわ~~ヘタクソ~~!!」自分の絵をけなしながら、色付けしていきました。乾かないうちに違う色をにじませたり、乾くまでごろりと横になって天井の蠅を見ていたり、乾いたら違う色を載せて・・・そうそうこの感じ・・・
ゼラニウムの絵
11月の読売タウンニュースで柿のプレゼントに応募したら当選しました。(ありがとうございました)柿好きの私は、早速夫に柿を受け取りに行ってもらいました。車で約30分、本当は一緒に行きたかったけれど、体調を回復させるためにも我慢我慢。もらってきた柿の大きいこと。すぐにでも食べたい、しかし、こんな立派な柿にお会いできるのは次はいつの事やら・・・ でも、体力的に・・・ イヤイヤそういう時は色鉛筆というものがあるではないか。早速色鉛筆を出して柿を描きました。
プレゼントに当選した柿
描いた後、柿をいただきました。とても美味でございました。

今日、改めてパソコンでtherealashketchumさんの絵を見ましたが、私が特に感動した、あの小さい絵は見つかりませんでした。具合の悪い中見ていたので、あるいは、勘違いかもしれません。でも、あの感動は忘れません。

therealashketchumさんありがとう。therealashketchumさんのおかげで大切なことを思い出しました。私、また絵を描きます。何でもいい、どんなものでもいい、描いて色を塗らなくても塗っても、描きたいものを描けばいいのです。そんな簡単なことを忘れていたなんて。
therealashketchumさんにはお会いしたこともお話したことも無いですが、誰かが誰かを元気にしてくれているって素敵だなとも思いました。いろんな気づきをありがとうございました。

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