私の庭は、こじんまりとした庭です。コニファーを植えたら、根が庭中に広がってしまうくらいの庭です。
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200765庭の様子
広く見えるように撮った、縦3.5メートル、横12.7メートルくらいの庭です。
そんなに広くないうちの庭で、植えた植物が急激に大きくなったり、爆発的に増えたら、とても手入れが大変です。増え方も緩やかで、しかもあまり手がかからない理想の植物が欲しいと試行錯誤して見つけたおすすめの、暴れない、手入れが楽な、美しい花の咲く宿根草を紹介します。

1、ヒマラヤユキノシタ
ヒマラヤ雪ノ下3月
葉は大きく一年を通して照りがあり綺麗です。半日陰から日向まで植えられます。
花はピンクで2月終わりごろから咲き始め、ひと月ほど楽しむことができます。増やし方は、茎を切って地面に差すだけ。

2、ミヤコワスレ
20045ミヤコワスレ
5月、青の花をいっぱい咲かせます。
植え場所は、木漏れ日の半日陰が最適です。3〜5年毎に腐葉土や堆肥を混ぜ込んで植え直します。乾燥が続くとハダニが付きます。ハダニがつくと株は弱り枯れることもあります。夏は特に、株全体に水やりをまめにします。

3、シロタエギク
挿し木も容易で、どんな花とも合う素晴らしいリーフです。
黄色い花も綺麗です。葉や花も、水上げがいいのでアレンジにも使えます。ポット苗で買って、挿木で増やします。種もあります。

4、プリムラ
20190407プリムラ
暑さ寒さにも強く、春一番に花を咲かせます。夏の暑い盛りにも明るい緑の葉を元気に広げ、花壇の縁取りにも最適です。3年に1度くらい株分けします。 肥料は花壇に入れる肥料をいただいているようです。
実は写真のプリムラは友達からもらったので名前は分かりません。

プリムラは他にもたくさん種類や花色があるので、庭に最適な丈夫なプリムラを今物色中です。

5、スズラン
20045すずらん
白く香りの良い花を早春に咲かせるスズラン。
日当りの良いところがいいですが、半日陰でも十分いい花を咲かせます。庭植えでは、根茎を伸ばし広がります。プランター植えは、3年に1回くらい植え替えが必要です。根詰まりを起こすと、芽は細くなり、花が減ります。写真はプランター2つ、家の北側、真夏だけ日が当たります。
植物全体に毒があるので扱いはゴム手袋をするなどして気をつけます。

6、ガウラ
201908108ガウラ
草丈80センチくらいになるガウラは、最初の花が終わる7月に半分くらいに切り戻すと、9月まで花が咲きます。
葉がロゼッタ状になって冬を越します。増やしかたは株分けか種蒔きで。また、こぼれ種で出た芽を植えます。

ガウラについて詳しく書いた記事はコチラから見ることが出来ます。
「丈夫で花期の長いガウラ(白蝶草)を植える」

7、ウインターコスモス
シロタエギクとウインターコスモス
黄色の花がウインターコスモス、白い葉はシロタエギク。
耐寒耐暑性に優れ、春から秋まで黄色の花を絶え間なく沢山咲かせます。挿木も簡単に着きます。5年くらい同じところに植えていたものが突然枯れたことがありました。時々挿し木や植え場所などを新しくする必要があります。写真は草丈が1メートルくらいになる高性種。草丈が低いものもあります。

8、マツバギク(デロスペルマ)
長野では「鷹の爪」と呼ばれ親しまれています。
耐寒耐暑性に優れ、地を這うように広がります。ロックガーデンにも使われるくらい水も少なくですみます。手がかかりません。濃いピンクの花の他に、オレンジや赤、淡い桜色した品種もあるとか、全色欲しい品種です。増やし方は、挿木で簡単に増えます。

9、シラン
20170522紫蘭
このシランは、奄美の実家の庭から抜いてきたものです。暖かい島から持ってきたその年の冬でも外で冬越しする強い植物です。日向でも半日蔭でも大丈夫です。
3年に1回は腐葉土を鋤き込み古い球根を切り捨て植えます。古い球根からも芽が出て増えます。白花をお店で購入しましたが、アブラムシがつきやすく、肥料もちゃんと施さないと花が小さくなったので抜きました。
 
宿根草の選び方
まずは、その植物が好きかどうかで決めます。そして、どれくらい増えるのか、大きくなるのかも調べてから植え場所を決めると快適な状態で楽しめます。
また、好きでも爆発的に増えてしまって困る植物というのもあります。例えば、ヒルザキツキミソウは、種でも地下茎でも増えます。肥料があれば60cmくらいに茎をのばして他の植物の日当りを奪います。
そういうものは鉢に植えて楽しむといいと思います。
ヒルサキツキミソウ1
ヒルザキツキミソウ

ヒルザキツキミソウについての記事は、こちらから見ることが出来ます。
「いとしの月見草(ヒルザキツキミソウ)」

植物を手に入れる方法
園芸店などで探したりネットで調べます。古い品種は売られていないことが多いので、お友達に相談するのもありです。

植えつけと手入れの仕方
腐葉土や堆肥を混ぜて土をフカフカにして植えつけます。花が咲き続けるものは、水肥と緩効性化成肥料を適宜与えます。その他は花後にお礼肥を株元に鋤き込むだけでいいです。

病害虫
こちらに紹介した植物は基本病害虫の心配はありません。落ち葉や枯葉などは掃除をしてダンゴムシやナメクジの隠れ家を作らないようにします。その他、生育が悪い、元気が無いなどと言った場合、土や水遣り環境を見直すといいです。

宿根草と一年草を上手に組み合わせることが出来れば最強の癒しの庭になることまちがいなし!!

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