4年ほど前、美しい声で鳴く鳥が街にやってきました。姿は見えず、しかしその声は、あたり一帯に響き、印象に残る美しい声でした。
その翌年、黒い鳥が庭の物置の上でビィーッ、ビィーッ、と鳴いています。いったい何だろう、どの図鑑を見てもわかりません。ついに、昨年、鳴き声付きのCDが付いた図鑑を見つけ買いました。
図鑑を手に入れるきっかけを作ってくれたその鳥について書きます。
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磯鵯(イソヒヨドリ)
photo by Yasunosukey (Sony a6000)
この写真は磯鵯の雄です。
photo by Yasunosukey (Sony a6000)
雄の後ろ姿です。
食事・・・昆虫、干潟の小動物、トカゲなどの小動物
生活範囲・・・海岸、海岸の近くの内陸
留鳥・・・茨城県で。
全長・・・23cm
繁殖・・・春から初夏
観察場所・・・茨城県北部
寿命・・・約5年
雄はとても美しい声で鳴きます。雌もちょっとだけ囀ります。
雄は、頭から首にかけて青、腹は渋い赤です。それに比べ、雌はとても地味です。
Cyber-shot WX70
この写真は雌です。同じ鳥とは思えない色彩です。
餌を探すとき、地面にも降りてきます。ホッピングで移動します。ものすごーく早いです。
子育ては雌だけがしているように見えましたが、雄雌両方で子育てしているそうです。
Sony a6000
トカゲをくわえてきた雌の磯鵯。
Cyber-shot WX70
見にくいですが、塀の上で雛に餌を与えているところです。
遠くからでも見分けがつく立ち姿
同じ鵯の名前が付いていても磯鵯は姿勢がいい。
Cyber-shot WX70
電柱の上で子供を見守る雌。シャキーン!
Sony a6000
電柱で歌う雄の磯鵯。シャキーン!
幼鳥
巣立ったばかりの幼鳥はまだ産毛が付いていてうまく飛ぶことが出来ません。幼鳥は、巣立った後もしばらく親についてあるきます。ビィーッ、ビィーッと鳴いて、親鳥に餌をねだります。親鳥は、最初、餌を雛の所まで運んできますが、だんだん距離を置いて雛に飛ぶ練習をさせていました。
Cyber-shot WX70

雛鳥は、雌と似ていますが、違いは、覆い羽の縁が白いことです。
Cyber-shot WX70
「親とは似てませんが、何か・・?」
photo by Yasunosukey (Sony a6000)
8月も終わるころ、だいぶ大きくなりました。幼鳥もだいぶ地味な色です。
幼鳥は、まだ人をよく知らないので、好奇心で近くまで寄ってきて、こちらをよく見ています。
その年によっても違いますが、9月になると独り立ちします。両親は、子供を激しく威嚇して自立を促
します。自立をすると、一人で餌を捕り、天敵から身を守ることをしなければなりません。

よく地面に降りて餌を探します。

小石の間に何か見つけたようです。
冬は静かです。餌の取り合いをしているときは美しい声で鳴きあいますが、単独の場合「グエグエグエ」とカエルのような声に聞こえます。庭にリンゴに皮をまいておくと来ます。

人が見ていても警戒少なめ。

メスと争って勝ち取ったリンゴの皮。
震災の影響か!?
海岸沿いでは普通にいる鳥だそうです。
この鳥を見るようになったのは、東日本大震災の後です。震災で海岸線はだいぶ変わってしまいました。崩れた崖は修復され安全にはなりましたが、以前の、松や桜などに覆われた美しい海岸ではなくなりました。本来磯鵯は、海岸の崖の割れ目や岩棚に巣を作り、海岸の岩場で餌を探して、冬は市街地にも現れ果実などを食して生活している鳥だそうです。
磯鵯が、夏の子育て中にも見られるようになったのも海岸線の変化が原因の一つかもしれません。
次は、百舌(モズ)について書きます。
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その翌年、黒い鳥が庭の物置の上でビィーッ、ビィーッ、と鳴いています。いったい何だろう、どの図鑑を見てもわかりません。ついに、昨年、鳴き声付きのCDが付いた図鑑を見つけ買いました。
図鑑を手に入れるきっかけを作ってくれたその鳥について書きます。
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磯鵯(イソヒヨドリ)

この写真は磯鵯の雄です。

雄の後ろ姿です。
食事・・・昆虫、干潟の小動物、トカゲなどの小動物
生活範囲・・・海岸、海岸の近くの内陸
留鳥・・・茨城県で。
全長・・・23cm
繁殖・・・春から初夏
観察場所・・・茨城県北部
寿命・・・約5年
雄はとても美しい声で鳴きます。雌もちょっとだけ囀ります。
雄は、頭から首にかけて青、腹は渋い赤です。それに比べ、雌はとても地味です。

この写真は雌です。同じ鳥とは思えない色彩です。
餌を探すとき、地面にも降りてきます。ホッピングで移動します。ものすごーく早いです。
子育ては雌だけがしているように見えましたが、雄雌両方で子育てしているそうです。

トカゲをくわえてきた雌の磯鵯。

見にくいですが、塀の上で雛に餌を与えているところです。
遠くからでも見分けがつく立ち姿
同じ鵯の名前が付いていても磯鵯は姿勢がいい。

電柱の上で子供を見守る雌。シャキーン!

電柱で歌う雄の磯鵯。シャキーン!
幼鳥
巣立ったばかりの幼鳥はまだ産毛が付いていてうまく飛ぶことが出来ません。幼鳥は、巣立った後もしばらく親についてあるきます。ビィーッ、ビィーッと鳴いて、親鳥に餌をねだります。親鳥は、最初、餌を雛の所まで運んできますが、だんだん距離を置いて雛に飛ぶ練習をさせていました。


雛鳥は、雌と似ていますが、違いは、覆い羽の縁が白いことです。

「親とは似てませんが、何か・・?」

8月も終わるころ、だいぶ大きくなりました。幼鳥もだいぶ地味な色です。
幼鳥は、まだ人をよく知らないので、好奇心で近くまで寄ってきて、こちらをよく見ています。
その年によっても違いますが、9月になると独り立ちします。両親は、子供を激しく威嚇して自立を促
します。自立をすると、一人で餌を捕り、天敵から身を守ることをしなければなりません。

よく地面に降りて餌を探します。

小石の間に何か見つけたようです。
冬は静かです。餌の取り合いをしているときは美しい声で鳴きあいますが、単独の場合「グエグエグエ」とカエルのような声に聞こえます。庭にリンゴに皮をまいておくと来ます。

人が見ていても警戒少なめ。

メスと争って勝ち取ったリンゴの皮。
震災の影響か!?
海岸沿いでは普通にいる鳥だそうです。
この鳥を見るようになったのは、東日本大震災の後です。震災で海岸線はだいぶ変わってしまいました。崩れた崖は修復され安全にはなりましたが、以前の、松や桜などに覆われた美しい海岸ではなくなりました。本来磯鵯は、海岸の崖の割れ目や岩棚に巣を作り、海岸の岩場で餌を探して、冬は市街地にも現れ果実などを食して生活している鳥だそうです。
磯鵯が、夏の子育て中にも見られるようになったのも海岸線の変化が原因の一つかもしれません。
次は、百舌(モズ)について書きます。
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