子供の頃、テレビで初めてツグミの名前を知りました。しかし、その白黒のテレビは、ツグミがどんな鳥かを教えてくれるには十分ではありませんでした。
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ツグミ(鶫)

20160316ツグミphoto by Yasunosykey(sony a6000)
食事・・・木の実、ミミズ、昆虫など
住処・・・山地、公園、人家の庭、河原など
冬鳥・・・茨城では、冬にやって来て、夏はシベリア、樺太などに渡る。
全長・・・24cm
鳴き方・・・ケン、ケン、ケンまたはキョン、キョン。金属を擦り合わせたような発声に聞こえます。
観察場所・・・茨城県北部
20160301ツグミphoto by Yasunosykey(sony a6000)
正面の顔
頭から肩にかけて黒く、羽は茶色、白いお腹に黒い斑点があります。黒い過眼線、白い眉が特徴的です。雌より雄の模様ははっきりしているそうですが、比べたことが無くわかりません。
20160222ツグミ頭頂部photo by Yasunosykey(sony a6000)
ツグミの頭頂部です。
ツグミってこんな顔20160222photo by Yasunosykey(sony a6000)
正面から見た胸や腹の模様。白地に黒い斑点がくっきりしています。
渡りは、団体で行います。目的地でも秋の間は団体行動をとるそうですが、冬は単体で行動するそうです。ねぐらでは数羽がまとまって寝るのだそうです。
ヒヨドリとほぼ同じ大きさです。
毎年、単体で庭に来ます。とても用心深いのか、少し歩いて立ち止まり、首を伸ばしてあたりを警戒します。庭にいる時、カーテンの揺れにも敏感に反応して、個体によってはなかなか写真が撮れないのもいます。
写真が撮れるかどうかは、渡ってくる鳥たちの性格に大いに関係します。

餌の探し方
ツグミは木の実もよく食べますが、地面での餌探しも盛んに行います。木の葉などをくちばしでくわえて大胆に後ろに放り、木の葉の下の虫やミミズを探して食べます。木の葉の大きさにもよりますが、30センチくらい後ろに放り投げます。この小さな体で、この細い首で、凄い怪力だなと思いました。
鶫photo by Yasunosykey(sony a6000)
森林公園でのツグミ、景色に良く溶け込んで見つけるのは難しいです。地面に降りての餌探しは、二足歩行で行います。
鶫とハラシロphoto by Yasunosykey(sony a6000)
ハラシロと同じ場所で餌探し。でもケンカはしません。
DSC07615photo by Yasunosykey(sony a6000)
河口付近でもよく見かけます。川岸では両足をそろえたホッピングで移動していました。

ツグミ、受難の時代
以前、ツグミは霞網を使って、大量に捕られていました。たくさんの鳥が網に絡まり死んでいるのをニュースで見ました。
このニュースを見たのは子供の時だったので、タンチョウヅルやトキなどが数を減らしていったのと同じように、日本から鳥がいなくなると漠然と思いました。幻になる前に見てみたいと思った鳥です。
庭で初めて見たときは、とてもワクワクしました。
今は霞網猟は禁止されています。

次は、シロハラ(白腹)について書きます。

私の使っているカメラ



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