友達からもらった名無しの木立性ベゴニア。これがとても丈夫で、手間いらず。ほんのちょっとの手入れで、とても可憐な花を沢山咲かせます。この花の育て方を書きます。
木立ベゴニアCyber-shot Wx70
花だけ見ると、小難しそうな感じ・・・でも、結構な手の抜きぶりです。
7月木立ベゴニアCyber-shot Wx70
種類;木立性ベゴニア
草丈;80cmくらい
;5月~8月ごろまで花が咲き、蕾はは赤で産毛がある。花茎1.5cmくらい、花びらはピンクで複数の花が房になって咲く。雌花と雄花は別々の房で咲く。
株の特徴;葉は裏があずき色、表は光沢のある濃い緑色。特徴のある色の濃い葉はアクセントにもなり、花の無い時期も楽しめる。株もとからたくさん茎が立ち上がる叢生型でこんもりとした姿になる。
生育場所;茨城県北部。年間気温-5℃から34℃。夏にヤマセ(海からの霧)のある年もある。

年間の手入れ

冬から春にかけて
家の西側に、底の抜けた大きなたるに入れられた木立性のベゴニアです。軒下にあり、雪が積もったりすることはありませんが、冬の間上部が枯れます。
20170321ベゴニアsony a6000
枯れた茎や葉はそのままにしておきます。寒さなどから株の中心を守ります。
気温が10℃を超えたら枯葉を取り除きます。
20170424ベゴニアsony a6000
枯葉を取り除いた状態。元部の茎は枯れずに残って、新芽をのぞかせています。4月24日の状態。

用土の入れ替えでリフレッシュ
株から10cmくらい外側から鉢のヘリに沿ってぐるりと、深さは移植後手の深さくらいまで用土を取り、別の容器に取っておきます。用土を取ったところに、移植ごて3杯くらいの腐葉土と肥料(マグアンプK)大さじ1杯くらい混ぜます。取り置いた用土に腐葉土を移植ごての3杯くらいくらい混ぜ、埋め戻します。用土に根っこや雑草があればきれいに取り除きます。

埋め戻したら水をたっぷりやり、草花用化成肥料をやります。
DSC08961sony a6000
この後グングン成長します。
2016年7月Cyber-shot Wx70
夏にはこんな姿になります。夏の日照りにも強いベゴニアです。昨年夏の様子。

冬は挿し木で苗確保
丈夫だとは言っても、時々ものすごく寒い雪の多い冬に枯れてしまうことがあります。念のため挿し木をして室内で冬越しします。
5月4日鉢増しsony a6000
樽の株が大きくなりすぎたり姿が悪くなったら、鉢の苗と交換します。その時は、樽の中の用土も入れ替えをします。鉢植えの用土は、水はけのよいもので行います。このベゴニアに関していえば、地質はあまり選ばないようで、私は腐葉土4と赤玉土6で植えています。
病害虫
特記することはありません。水のやりすぎで根腐れに注意すれば、毎年綺麗に咲きます。
花を沢山咲かせ尚且つ美しい葉を保つポイントは・・・
肥料が不足すると花の房が小さくなります。夏の間は2カ月に一回草花用料を適量与えます。
また、根詰まりは、花数も減り、葉も小さく艶が無くなってしまいます。生育旺盛なので毎年水はけのよい土で植え替えをします。鉢が大きい場合は、一部の土の入れ替えでも大丈夫です。

ベゴニアを増やすには・・・
簡単にできる挿し木

挿し穂は、茎の先端を10センチくらい切って1時間ほどコップに入れて水を吸わせてから、赤玉土単体の用土で植えます。大きな葉は3分の1にカットします。水で湿らせた用土に割りばしなどを使い穴をあけ挿し穂を挿したら指で土を軽く寄せます。2カ月もすれば鉢上げできます。挿し木は真冬を除けばいつでもできます。

ベゴニアの独特な葉はアレンジにも使えます。またアレンジなどに使った茎も挿し木にできます。その時は切り口を新しくしてから差します。


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