古着のポロシャツで帽子を作りました。ちょうど今頃の、風が少し肌寒い時、寒いけど毛糸の帽子は暑いし麦わら帽子では風に飛ばされて大変・・という時に重宝する薄手の帽子です。私は洗濯物を干すときも使っています。作り方は至って簡単。2時間もあればミシンで簡単に作れちゃいます。
完成した帽子
完成した帽子

用意する物

ポロシャツ、ニット用ミシン糸グレー、ミシン針11号、ハサミ、定規、縫い針、4ミリ幅ゴム5センチ2本
ポロシャツ
30年物のお古

布の裁断

古いポロシャツなので、擦り切れていない所を使います。
私の頭のヌードサイズは54cmなので、ゆとりを入れて頭周り56cmで作ります。
シャツで作る帽子1_20180408_0001

図1ではシャツを表で描いていますが、裏返してシャツの見ごろを合わせ、横28センチ、縦38センチの所を仮縫いし、縫い代0.7センチを付けて裁断します。

縫い方
①中表にして両脇を縫い、二枚一緒にジグザグミシンを掛けます。
②トップをぐるりとジグザグミシンを掛けます。
シャツで作る帽子3_20180408_0001

③前後の中央をミシン糸で縦に3センチほど仮縫いをします。図2と図Ⅲを参照
④続いて前中央後ろ中央を合わせて中心で縦に3センチほどミシン糸で仮縫いをします。図4を参照
⑤更にひだを半分にたたみ、仕付けをします。二本どりのミシン糸でしっかりと縫い合わせます。図5を参照
2シャツで作る帽子_20180408_0001
⑥サイズ元から15センチの所から上に12センチにゴムを縫い幅4ミリで、縫い代に縫い付けます。縫う時12センチに引っ張って縫い付けます。ゴムの両端を縫い付けてから縫い始めると失敗しません。図6を参照
ゴム付け
ゴムを付けたところ
⑦サイズ元を7センチ内側に折り込み、まつり縫いをします。
⑧しつけをすべて取り裏返します。
完成品
完成しました。折り曲げるつもりで裾を長めにしましたが折り曲げなしで使っています。しっとりと頭になじみます。

工夫した点
1、帽子のサイズは最初30センチで作りましたが、生地がペロンとしてすぐ脱げてしまうので、自分の頭にぴったり合う大きさにしました。
2、クシュっとして被りたいけれど、古すぎる生地なので張りがなく、すぐに顔を覆ってしまいました。それでゴムを縫い付けました。とてもおしゃれな感じになりました。
3、サイズ元を7.5センチにしたのは折り曲げて使う時に、縫い目が見えないようにという工夫です。

まとめ
古着のいいところは、穴があいたり擦り切れたりして服としては役目を終えたものなので、失敗してもそんなにショックではないことと、気にいって買った服が再び生まれ変わり、また人生の友としてあることです。
布を見ると何が作れるかな・・とワクワクします。古着も同様で、広い面積の布を見るとつい何かに加工したくなります。このタイプの帽子は実に単純で、しかも短時間でできて、春先の少し風が冷たい時期のガーデニングに最適です。汚れたらすぐに洗濯機で洗えますし、手間いらずです。古着であるというのも手伝って、汚れても気にならないのがいいです。ちなみに、切れ端は油拭きになりました。
今、夏に使うつばのある布の帽子を計画しています。去年から計画していますが、製図の方法が分からないので、試行錯誤中です。これもまた古着で作るつもりです。

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