シンビジウムの植替えを2017年5月に行いました。長い間、植え替えも肥料もやらないでいたシンビジウムをやっと植え替えしたら根がほとんどなく、バルブも貧弱でした。その中から選りすぐりを植えて育てました。
シンビジウム育てレポート、植え替えその後
▲2017年5月、鉢から抜いたシンビジウムは根はほとんどスカスカで、新芽がわずかに伸びていました。
2017年5月の植替えと手入れの仕方はなどを書いた記事は「シンビジウム ~植え替えと花を咲かせるためのコツ~」で見ることが出来ます。
2017年5月5日、新しい芽に希望を託して・・・
植え替え後に外気温10度以下の日が1週間ほどあり、6月になってから改めて外に出しました。
肥料はバラ用の肥料を6月に、根がほとんどないことやバルブがやせ過ぎていたので、少なめに大さじ1杯くらいを3か所くらいに分けてやりました。
2017年8月17日、バルブはそれぞれ1鉢2本ずつ出ましたが、どれも痩せていていました。8月は肥料の定期なので、大さじ1杯くらいを3か所に分けてやりました。まだまだ根の事が気になります。肥料は控えめにしました。
2017年9月26日、台風対策で移動したまま、半月。とりあえず、この年最後の肥料をやりました。葉は細い感じでシャキッとしていません。
2017年11月7日、そろそろ花芽が伸びてもいい頃ですが、伸びるのは葉芽ばかり。根が完全に成長していないとバルブも充実しないし花芽も出来ないようです。株分けした時にあった葉も枯れて落ちるものもありました。最終目標は花を咲かせることなので、良い芽を3芽くらい残して後は掻きとり、バルブの充実に努めます。
冬の間、花芽の無い株は玄関で冬越しをしました。
株分け2年目
2018年4月は意外と暖かかったので、初旬から玄関の外で管理しました。
2018年5月、暖かい日を選んで軒下から木陰に移動、肥料を2カ月に1回施しました。今年は去年より肥料は多めに施しました。5号鉢は大さじ2杯、それより大きい8号鉢は3杯ずつやりました。
2018年8月23日、厳しい暑さが続き、鉢は木陰に置いて少し段差を付けて風通しを良くしました。夕方は、シャワーをして株全体と周辺にも水をまきました。
一昨年の葉は枯れてしまい、去年育ったバルブも貧弱でしたが、今年の新芽から出てくる葉は幅広く勢いがいいので、今年はバルブが育ちそう、期待できそうです。涼しい秋まであと1月。
9月から立て続けで台風対策。家の中に移動したり、入りきれなかったものは外で、レンガで固定しました。
10月下旬の頃になると外気温が急に下がりだします。気温を必ずチェックします。1日くらい10度以下になっても我慢して、継続して寒いくなってから、家の中に取り込みます。家の中に取り込むのは、外気温が8℃になるころ。暖かいうちに取り込むと花芽が出来ないことがあります。
11月、まだまだ最低気温が10℃を上回る日が多く、天気予報とにらめっこ。霜対策も念頭に置き、軒下に移動して様子を見ます。
12月初旬、シンビジウムを玄関に移動しました。すでに花芽が5cmに伸びていました。
取り込むときはカイガラムシが付いてないかナメクジが鉢の底に隠れていないか要チェックです。カイガラムシは、濡れ雑巾で拭いて落としています。全部拭き取り切れないので、家の中でもマメにチェックします。
今年は株そのものが小さく風通しが良かったのか、どの鉢にもカイガラムシはついていませんでした。株を弱らせる原因のひとつがクリアできて一安心です。
12月31日
▲玄関に置きっぱなしにしていたシンビジゥムの花芽がこんなに伸びていました。葉が黄色いのは自然現象です。古い葉は切ります。
▲夏の間に暑い中水切れを起こすと葉の先端から枯れることがあります。枯れた部分は斜めにカットします。
▲伸びた花芽は、一回でまっすぐにせず下から少しずつ止めていきます。
種類によっては下垂れするものもあります。我が家のは花茎が直立タイプです。
▲針金がビニールコーティングされたもので、ランの花芽を支柱に止める時にとても便利です。カッターも付いています。花が終わったらビニタイは綺麗に洗っておけばまた来年使うことが出来ます。
▲シンビジウムの支柱に最適な支柱は4mmです。安定していて、花が咲いた時、重い花茎を支えることが出来ます。私も以前4mmを使っていましたが、太い支柱だと鉢に挿しにくいので、3.2mmを使うようになりました。胡蝶蘭にも使えるので重宝しています。
▲花芽を支柱に止めたところ。支柱の先端はそのままだと危ないので、ペンチで曲げるか、シールで貼って目印にします。右側の支柱の先端に、段ボールの鍋敷きを作った時に何となく作ったものです。こんな使い方があったと喜びました。
段ボールのハートの作り方は⇒コチラから見ることが出来ます。
支柱の先端、工夫色々
先端をカバーして危険から身を守ります。左から・・・市販のキャップ、ペンチで曲げた物、段ボールに色紙を貼り付けた物、シールなどを厚紙に張り付けた物。シールは半年で落ちてしまいました。段ボールのキノコは1年持ちます。
2019年1月22日
待ちに待ったシンビジウムの花です。この淡いグリーンの花、本当に好きで、見入ってしまいます。花茎は細く、花の重みで垂れてしまうので、アレンジに使う時は工夫が必要です。
咲いた花の下には・・・
両脇に花芽が2本控えています。
9月、一時的に寒い時がありました。それで早くに花芽を付けてしまったんじゃないかと思います。いつもの年は、この10cmくらいの花芽が、順調に成長した時の1月の花芽の伸び方です。今年はちょっと早く花が咲きました。
ピンクのシンビジウムはというと、
▲こんな感じです。右側はバルブが育ち花芽が1本。左側はまだバルブが育たず花芽はありません。
右側の株は、2017年に伸びた葉芽は枯れて、今あるのは2018年の葉です。
来年はもっとバルブも充実して、
▲こんな花が咲いてくれるでしょう。これは2015年の花です。
ご覧の通り、根元は古いバルブがひしめいていてあまりきれいではありませんが、シンビジウムは株元の古いバルブは気にしない方が花はよく咲きます。根が鉢いっぱいに回ったころにバルブを充実させ、花芽を作り始めます。花を咲かせたい時は、バルブを太らせることに専念します。
植替えの時は、根を整理しすぎず新芽の伸びるところをあけ植えつけると良い花が咲きます。
チョコレート色のシンビジウムは、
この色のシンビジウムも今年は花芽1本だけ。残念。でも、バルブは結構育ちました。来年が楽しみです。花は1年単位で考えて、焦らず気長に手入れしていきます。
そうしたらまたこのような景色を見ることが出来るでしょう。シンビジウムはバルブさえ生きていたら必ず芽を出し何年ヶ後には花をつけることが実証されました。強い植物です。
▲咲いたランを窓辺に飾って・・・胡蝶蘭は夜になると部屋の内側に移動します。シンビジウムはそのまま窓辺に置いて大丈夫です。
水もロクに与えず、肥料もさほどいらない蘭は、私の様な手抜きガーデナーにはとってもありがたい植物です。よく花を咲かせ、咲いた花は切り花でも長く持って、大好きな花です。今年もまた窓辺を飾ってくれてありがとう。
蛇足ですが・・・
カーテンを止めた青い洗濯ばさみ、実はカーテンの裾が少し開いているのに気づかず、胡蝶蘭の葉を太陽光線で焼いてしまいました。それで、絶対に直射日光を当てない為に止めています。
胡蝶蘭の葉は、直射日光を当てるとダメージを受けることをはっきりと認識しました。
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シンビジウム育てレポート、植え替えその後
▲2017年5月、鉢から抜いたシンビジウムは根はほとんどスカスカで、新芽がわずかに伸びていました。
2017年5月の植替えと手入れの仕方はなどを書いた記事は「シンビジウム ~植え替えと花を咲かせるためのコツ~」で見ることが出来ます。
2017年5月5日、新しい芽に希望を託して・・・
植え替え後に外気温10度以下の日が1週間ほどあり、6月になってから改めて外に出しました。
肥料はバラ用の肥料を6月に、根がほとんどないことやバルブがやせ過ぎていたので、少なめに大さじ1杯くらいを3か所くらいに分けてやりました。
2017年8月17日、バルブはそれぞれ1鉢2本ずつ出ましたが、どれも痩せていていました。8月は肥料の定期なので、大さじ1杯くらいを3か所に分けてやりました。まだまだ根の事が気になります。肥料は控えめにしました。
2017年9月26日、台風対策で移動したまま、半月。とりあえず、この年最後の肥料をやりました。葉は細い感じでシャキッとしていません。
2017年11月7日、そろそろ花芽が伸びてもいい頃ですが、伸びるのは葉芽ばかり。根が完全に成長していないとバルブも充実しないし花芽も出来ないようです。株分けした時にあった葉も枯れて落ちるものもありました。最終目標は花を咲かせることなので、良い芽を3芽くらい残して後は掻きとり、バルブの充実に努めます。
冬の間、花芽の無い株は玄関で冬越しをしました。
株分け2年目
2018年4月は意外と暖かかったので、初旬から玄関の外で管理しました。
2018年5月、暖かい日を選んで軒下から木陰に移動、肥料を2カ月に1回施しました。今年は去年より肥料は多めに施しました。5号鉢は大さじ2杯、それより大きい8号鉢は3杯ずつやりました。
2018年8月23日、厳しい暑さが続き、鉢は木陰に置いて少し段差を付けて風通しを良くしました。夕方は、シャワーをして株全体と周辺にも水をまきました。
一昨年の葉は枯れてしまい、去年育ったバルブも貧弱でしたが、今年の新芽から出てくる葉は幅広く勢いがいいので、今年はバルブが育ちそう、期待できそうです。涼しい秋まであと1月。
9月から立て続けで台風対策。家の中に移動したり、入りきれなかったものは外で、レンガで固定しました。
10月下旬の頃になると外気温が急に下がりだします。気温を必ずチェックします。1日くらい10度以下になっても我慢して、継続して寒いくなってから、家の中に取り込みます。家の中に取り込むのは、外気温が8℃になるころ。暖かいうちに取り込むと花芽が出来ないことがあります。
11月、まだまだ最低気温が10℃を上回る日が多く、天気予報とにらめっこ。霜対策も念頭に置き、軒下に移動して様子を見ます。
12月初旬、シンビジウムを玄関に移動しました。すでに花芽が5cmに伸びていました。
取り込むときはカイガラムシが付いてないかナメクジが鉢の底に隠れていないか要チェックです。カイガラムシは、濡れ雑巾で拭いて落としています。全部拭き取り切れないので、家の中でもマメにチェックします。
今年は株そのものが小さく風通しが良かったのか、どの鉢にもカイガラムシはついていませんでした。株を弱らせる原因のひとつがクリアできて一安心です。
12月31日
▲玄関に置きっぱなしにしていたシンビジゥムの花芽がこんなに伸びていました。葉が黄色いのは自然現象です。古い葉は切ります。
▲夏の間に暑い中水切れを起こすと葉の先端から枯れることがあります。枯れた部分は斜めにカットします。
▲伸びた花芽は、一回でまっすぐにせず下から少しずつ止めていきます。
種類によっては下垂れするものもあります。我が家のは花茎が直立タイプです。
カッター付ビニタイ 洋ラン用
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▲シンビジウムの支柱に最適な支柱は4mmです。安定していて、花が咲いた時、重い花茎を支えることが出来ます。私も以前4mmを使っていましたが、太い支柱だと鉢に挿しにくいので、3.2mmを使うようになりました。胡蝶蘭にも使えるので重宝しています。
▲花芽を支柱に止めたところ。支柱の先端はそのままだと危ないので、ペンチで曲げるか、シールで貼って目印にします。右側の支柱の先端に、段ボールの鍋敷きを作った時に何となく作ったものです。こんな使い方があったと喜びました。
段ボールのハートの作り方は⇒コチラから見ることが出来ます。
支柱の先端、工夫色々
先端をカバーして危険から身を守ります。左から・・・市販のキャップ、ペンチで曲げた物、段ボールに色紙を貼り付けた物、シールなどを厚紙に張り付けた物。シールは半年で落ちてしまいました。段ボールのキノコは1年持ちます。
2019年1月22日
待ちに待ったシンビジウムの花です。この淡いグリーンの花、本当に好きで、見入ってしまいます。花茎は細く、花の重みで垂れてしまうので、アレンジに使う時は工夫が必要です。
咲いた花の下には・・・
両脇に花芽が2本控えています。
9月、一時的に寒い時がありました。それで早くに花芽を付けてしまったんじゃないかと思います。いつもの年は、この10cmくらいの花芽が、順調に成長した時の1月の花芽の伸び方です。今年はちょっと早く花が咲きました。
ピンクのシンビジウムはというと、
▲こんな感じです。右側はバルブが育ち花芽が1本。左側はまだバルブが育たず花芽はありません。
右側の株は、2017年に伸びた葉芽は枯れて、今あるのは2018年の葉です。
来年はもっとバルブも充実して、
▲こんな花が咲いてくれるでしょう。これは2015年の花です。
ご覧の通り、根元は古いバルブがひしめいていてあまりきれいではありませんが、シンビジウムは株元の古いバルブは気にしない方が花はよく咲きます。根が鉢いっぱいに回ったころにバルブを充実させ、花芽を作り始めます。花を咲かせたい時は、バルブを太らせることに専念します。
植替えの時は、根を整理しすぎず新芽の伸びるところをあけ植えつけると良い花が咲きます。
チョコレート色のシンビジウムは、
この色のシンビジウムも今年は花芽1本だけ。残念。でも、バルブは結構育ちました。来年が楽しみです。花は1年単位で考えて、焦らず気長に手入れしていきます。
そうしたらまたこのような景色を見ることが出来るでしょう。シンビジウムはバルブさえ生きていたら必ず芽を出し何年ヶ後には花をつけることが実証されました。強い植物です。
▲咲いたランを窓辺に飾って・・・胡蝶蘭は夜になると部屋の内側に移動します。シンビジウムはそのまま窓辺に置いて大丈夫です。
水もロクに与えず、肥料もさほどいらない蘭は、私の様な手抜きガーデナーにはとってもありがたい植物です。よく花を咲かせ、咲いた花は切り花でも長く持って、大好きな花です。今年もまた窓辺を飾ってくれてありがとう。
蛇足ですが・・・
カーテンを止めた青い洗濯ばさみ、実はカーテンの裾が少し開いているのに気づかず、胡蝶蘭の葉を太陽光線で焼いてしまいました。それで、絶対に直射日光を当てない為に止めています。
胡蝶蘭の葉は、直射日光を当てるとダメージを受けることをはっきりと認識しました。