10月11月は、ユリを植え付ける最適期、園芸店の店頭にもたくさんの球根が並びます。ユリはもともと日本に自生していた植物、コツさえつかめば誰でも香り高い豪華な花を楽しむことが出来ます。
私が育てたユリを例に挙げて、特徴や育て方などを書きます。

鉄砲ユリ。
ユリ(秋植え球根)
栽培場所・・・茨城県北部
栽培場所の気候と特徴・・・気温ー7℃~36℃(2018年)。冬は雪が少なく乾燥していて、夏は日照りが続き、夕方には海からの霧が発生しやすい。高温多湿になります。
ユリは大体3つに分類されます。その系統の扱い方がわかれば毎年沢山の花を楽しめるだけでなく、増やして楽しむことも出来ます。
ヤマユリ系
林の縁の明るい日陰に自生しているユリです。暑さは苦手で、直射日光は避け半日蔭で、水はけと水持ちの良いフカフカの土を好みます。オリエンタルハイブリッドはヤマユリやサクユリなどから改良され作られました。

カサブランカ

コンカドール
私が育てたユリ・・・オニユリ(原種・8月開花)、カノコユリ(原種・8月開花)、カサブランカ(7月開花)、コンカドール(7月開花)、ルレーブ(7月開花)、スターゲイザー(7月開花)、クイーンフィッシュー(7月開花)
球根は通販も可能です。
ヤマユリ系・・・コンカドール
原種・・・カノコユリ
スカシユリ系
イワトユリ(スカシユリ)などのアジアに自生するユリです。水はけのよい日当りを好みます。アジアンティックハイブリッドはこの系統です。

50cmくらいのスカシユリ(6月開花)

90センチのアジアンティックハイブリッド(6月下旬開花)
上の写真二種類が私が育てたユリです。名前は分かりません。とても丈夫で、良く増えます。日当りの良い所に植えます。
スカシユリ系・・・オレンジスカシユリ

鉄砲ユリ系
我が故郷、亜熱帯の海岸に自生している鉄砲ユリです。日当りが良く水はけのよい所を好みます。ロンギホーラムハイブリッドが鉄砲ユリから改良されたものです。

鉄砲ユリ(原種・6月下旬開花)。実家に帰った時に1球持ってきました。毎年沢山球根が増えました。

タカサゴユリ、別名台湾ユリ(原種・台湾原産のユリで8月に開花)。風で飛んできた種が根付いて咲いています。種は平たく軽く風で飛びやすくできています。近所のどこにでも咲いています。アスファルトのわずかな隙間の土にも根を下ろし、8月には花を咲かせます。
鉄砲ユリもタカサゴユリも日当りを好みます。鉄砲ユリは、冬の前に芽が出るものがあります。鉢植えで管理すると冷害の心配が少なくなります。
原種系・・・鉄砲ユリ

開花時期も書きました。庭づくりのヒントにしてください。開花時期は茨城県北部基準です。
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ユリの構造がわかるように、スカシユリを例に挙げて書きました。
球根はたくさんの鱗片が重なるようにあり、その球根を支えるための下根(基根)があります。店頭で売られている球根は、おがくずなどと一緒に袋に入れられて売られていますが、そのとき下根もあります。
球根のすぐ上の方から栄養を吸収する為の根がたくさん出ます。地下には子球が出来ます。葉の付け根には、黒っぽい珠芽(ムカゴ)が出来ます。
葉は光合成をして養分を球根に蓄えます。秋には地上部は枯れ、翌年春になると、球根や子球からたくさん芽が出てきます。
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10月から11月。店頭にたくさん球根が並びます。写真付きです、好きな花を選んで買うことが出来ます。
すでに庭に植えてある場合は、地上部が黄色く枯れたら植え替えの適期です。
庭植えは3年に1回くらい、鉢植えは毎年新しい土で植え替えをします。
ユリは酸性土が苦手です。中和してから植えます。植える場所は、ユリの性質を考えて、ヤマユリ系は明るい日陰、スカシユリと鉄砲ユリ系は日当りで植えます。庭に日影が無い時は、鉢で管理します。
庭植えの場合
植え方
深さ30センチくらい、幅30センチくらいの穴を掘り、完熟牛糞堆肥スコップ3分の1くらい、腐葉土ス5リットルくらい、骨粉入り油粕50gくらい(バラ用の元肥)、石灰を掘りあげた土に混ぜ、穴に半分入れ球根を中央に据えます。秋植えの球根を植える目安は、球根の3倍の深さです。
球根より10cmくらい離したところに支柱を立て、土を戻します。水遣りをして出来上がりです。その後は水遣りは特に必要ありませんが、カラカラ天気が続いたらたっぷりやります。
※肥料は緩効性化成肥料でも大丈夫です。ユリの成長に合わせてゆっくり効くものを用意します。
鉢植えの場合
用意する物・・・シンビジュウムなどを植える深い鉢。たくさん植える時は野菜用の深いプランターでもいいです。赤玉土6、腐葉土4、骨粉入りの油粕(バラ用の元肥)、石灰大さじ1。私は、このブレンドした用土に更に、完熟牛糞をミニシャベル2杯くらい混ぜることもあります。鉢底に敷く軽石か赤玉大粒。
植え方
直径5センチくらいの球根が3個くらいなら12号鉢くらいの大きな鉢に育てます。排水を良くするために鉢底に軽石が赤玉土大粒を3cmくらい敷き、用土5cmを入れます。球根を等間隔に置いて上から、ウオータースペースをあけ用土を入れます。この時、球根が深さ10cmくらいになるようにします。上根の伸びるスペースが確保されないと球根が太りません。下根の土の深さを調節して、上根の張るスペースを確保します。
用土は、球根用にブレンドされたものがあります。そのまま使ってもいいし、鉄砲ユリやスカシユリなどのように水はけを好むものには川砂を足し、ヤマユリ系などには腐葉土を足して林の中を再現するのもいいと思います。肥料分も入っているので、植えつけ時の肥料は要りません。
初めてユリを買ってきて植える時、用土の他に必要なものは、鉢底に敷く軽石や赤玉土大粒などです。お店で合わせて買います。買い忘れたら。発泡スチロールを2センチ角くらいにちぎって、台所排水桝の粗い網とか、玉ねぎの入っていたネットなどに入れると、ごろ土の代用ができます。
植え方は、「鉢植えの場合」を参考に植えて下さい。
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鉄砲ユリは冬が来る前に5cmくらい芽を出した状態で冬越しをします。寒さには強いですが、上から10cmくらい腐葉土で覆い芽を保護します。
その他のユリの芽は春に出ます。
自分の育てているユリが、何系か分からないときは、葉を見ます。葉の幅が広いのがヤマユリ系、日陰で育つので光を沢山取り入れる必要があり、葉が大きくなると言われています。スカシユリや鉄砲ユリなどは葉が細いです。タカサゴユリはさらに細く、ソテツの葉のようにシュッとしています。
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クビナガハムシは3月から6月に現れ、ユリを食害します。放っておくと花まで食べられてしまいます。捕殺に努めます。
夜中にヨトウムシが土の中から出てきて蕾を食べます。周りの雑草をきれいにし、昼間、ユリの根元の土を軽く掘って捕まえるか、夜中に捕殺します。
コウモリガの幼虫が茎や咲く前の蕾に穴をあけ雄蕊を食べてしまいす。食べかすは糸でつながったようになり垂れ下がっているので、茎を食害されたら残念ながら枯れてしまいますが、食害された蕾は切り取って潰すと、残りの花は美しく咲きます。
ユリの病害虫については、写真なども付けて「ユリの増やし方と植え替え時の古い土の使い方、病害虫対策」で詳しく書きました。
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オリエンタルハイブリット・クイーンフィッシュー(7月開花)。
とてもいい香りがします。ひとつの花も長く楽しめて、花の少ない暑い夏に、雑草の中に凛として、とてもきれいでした。

4月23日普通に芽を出したクイーンフィッシュー。1月に植えたとは思えないほど立派な芽です。
春に芽が出た時は、綺麗だったのに、葉が展開するころになると委縮して汚くて、ウイルス病か・・・と、心配しました。

5月初めの状態。もうあきらめていましたが・・・・
しかし、ウイルス病と間違えて立派な鉄砲ユリの球根を抜いてしまった苦い経験から、もう少し様子を見ることにしました。

五月下旬、大きく成長したユリ。暖かくなると株はグングン成長し、7月には念願の花を見ることが出来ました。
オリエンタルハイブリッド298円。たまにはいいじゃない、自分へのご褒美があっても。
私の考えですが、買った球根はかなり干からびていました。植えても芽が出るとは思えないぐらいの状態でしたが、鱗片は外さずそのまま植えました。後の生育状態を見て、実は、すでに球根の中で、できていた芽も鱗片と同じように傷んでいたのかもしれないと思いました。
買ってきた球根や家で掘りあげた球根をすぐに植えない時は、球根が干からびないよう仮植えしておく必要があると思いました。
10月現在、ユリの葉は順調に光合成中です。
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私が育てたユリを例に挙げて、特徴や育て方などを書きます。

鉄砲ユリ。
ユリ(秋植え球根)
栽培場所・・・茨城県北部
栽培場所の気候と特徴・・・気温ー7℃~36℃(2018年)。冬は雪が少なく乾燥していて、夏は日照りが続き、夕方には海からの霧が発生しやすい。高温多湿になります。
ユリは大きく分けて3系統
ユリは大体3つに分類されます。その系統の扱い方がわかれば毎年沢山の花を楽しめるだけでなく、増やして楽しむことも出来ます。
ヤマユリ系
林の縁の明るい日陰に自生しているユリです。暑さは苦手で、直射日光は避け半日蔭で、水はけと水持ちの良いフカフカの土を好みます。オリエンタルハイブリッドはヤマユリやサクユリなどから改良され作られました。

カサブランカ

コンカドール
私が育てたユリ・・・オニユリ(原種・8月開花)、カノコユリ(原種・8月開花)、カサブランカ(7月開花)、コンカドール(7月開花)、ルレーブ(7月開花)、スターゲイザー(7月開花)、クイーンフィッシュー(7月開花)
球根は通販も可能です。
ヤマユリ系・・・コンカドール
原種・・・カノコユリ
スカシユリ系
イワトユリ(スカシユリ)などのアジアに自生するユリです。水はけのよい日当りを好みます。アジアンティックハイブリッドはこの系統です。

50cmくらいのスカシユリ(6月開花)

90センチのアジアンティックハイブリッド(6月下旬開花)
上の写真二種類が私が育てたユリです。名前は分かりません。とても丈夫で、良く増えます。日当りの良い所に植えます。
スカシユリ系・・・オレンジスカシユリ
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鉄砲ユリ系
我が故郷、亜熱帯の海岸に自生している鉄砲ユリです。日当りが良く水はけのよい所を好みます。ロンギホーラムハイブリッドが鉄砲ユリから改良されたものです。

鉄砲ユリ(原種・6月下旬開花)。実家に帰った時に1球持ってきました。毎年沢山球根が増えました。

タカサゴユリ、別名台湾ユリ(原種・台湾原産のユリで8月に開花)。風で飛んできた種が根付いて咲いています。種は平たく軽く風で飛びやすくできています。近所のどこにでも咲いています。アスファルトのわずかな隙間の土にも根を下ろし、8月には花を咲かせます。
鉄砲ユリもタカサゴユリも日当りを好みます。鉄砲ユリは、冬の前に芽が出るものがあります。鉢植えで管理すると冷害の心配が少なくなります。
原種系・・・鉄砲ユリ
![]() | ユリ 鉄砲ユリ L球(白)【球根】2球入り袋詰め 鉄砲ゆり 百合 _ 夏植え_球根_販売_通販_ 価格:740円 |

開花時期も書きました。庭づくりのヒントにしてください。開花時期は茨城県北部基準です。
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ユリの構造を知ろう!!

ユリの構造がわかるように、スカシユリを例に挙げて書きました。
球根はたくさんの鱗片が重なるようにあり、その球根を支えるための下根(基根)があります。店頭で売られている球根は、おがくずなどと一緒に袋に入れられて売られていますが、そのとき下根もあります。
球根のすぐ上の方から栄養を吸収する為の根がたくさん出ます。地下には子球が出来ます。葉の付け根には、黒っぽい珠芽(ムカゴ)が出来ます。
葉は光合成をして養分を球根に蓄えます。秋には地上部は枯れ、翌年春になると、球根や子球からたくさん芽が出てきます。
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構造が分かったところでユリを植えよう!!
植えつけの適期10月から11月。店頭にたくさん球根が並びます。写真付きです、好きな花を選んで買うことが出来ます。
すでに庭に植えてある場合は、地上部が黄色く枯れたら植え替えの適期です。
庭植えは3年に1回くらい、鉢植えは毎年新しい土で植え替えをします。
ユリは酸性土が苦手です。中和してから植えます。植える場所は、ユリの性質を考えて、ヤマユリ系は明るい日陰、スカシユリと鉄砲ユリ系は日当りで植えます。庭に日影が無い時は、鉢で管理します。
庭植えの場合
植え方
深さ30センチくらい、幅30センチくらいの穴を掘り、完熟牛糞堆肥スコップ3分の1くらい、腐葉土ス5リットルくらい、骨粉入り油粕50gくらい(バラ用の元肥)、石灰を掘りあげた土に混ぜ、穴に半分入れ球根を中央に据えます。秋植えの球根を植える目安は、球根の3倍の深さです。
球根より10cmくらい離したところに支柱を立て、土を戻します。水遣りをして出来上がりです。その後は水遣りは特に必要ありませんが、カラカラ天気が続いたらたっぷりやります。
※肥料は緩効性化成肥料でも大丈夫です。ユリの成長に合わせてゆっくり効くものを用意します。
鉢植えの場合
用意する物・・・シンビジュウムなどを植える深い鉢。たくさん植える時は野菜用の深いプランターでもいいです。赤玉土6、腐葉土4、骨粉入りの油粕(バラ用の元肥)、石灰大さじ1。私は、このブレンドした用土に更に、完熟牛糞をミニシャベル2杯くらい混ぜることもあります。鉢底に敷く軽石か赤玉大粒。
植え方
直径5センチくらいの球根が3個くらいなら12号鉢くらいの大きな鉢に育てます。排水を良くするために鉢底に軽石が赤玉土大粒を3cmくらい敷き、用土5cmを入れます。球根を等間隔に置いて上から、ウオータースペースをあけ用土を入れます。この時、球根が深さ10cmくらいになるようにします。上根の伸びるスペースが確保されないと球根が太りません。下根の土の深さを調節して、上根の張るスペースを確保します。
用土は、球根用にブレンドされたものがあります。そのまま使ってもいいし、鉄砲ユリやスカシユリなどのように水はけを好むものには川砂を足し、ヤマユリ系などには腐葉土を足して林の中を再現するのもいいと思います。肥料分も入っているので、植えつけ時の肥料は要りません。
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初めてユリを買ってきて植える時、用土の他に必要なものは、鉢底に敷く軽石や赤玉土大粒などです。お店で合わせて買います。買い忘れたら。発泡スチロールを2センチ角くらいにちぎって、台所排水桝の粗い網とか、玉ねぎの入っていたネットなどに入れると、ごろ土の代用ができます。
植え方は、「鉢植えの場合」を参考に植えて下さい。
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植えつけ後の管理
球根類は水遣りし過ぎると腐ることが多いので、やりすぎには気を付けます。鉢植えは、表面が乾いていたらたっぷり水をやります。寒さに強いパンジーやノースポールなどを植えておくと水遣りのタイミングが分かりやすいです。逆にカラカラにすると病気になりやすく、球根が消えた・・・ということもあります。庭植えは乾燥した天気が続いたらたっぷりやります。鉄砲ユリは冬が来る前に5cmくらい芽を出した状態で冬越しをします。寒さには強いですが、上から10cmくらい腐葉土で覆い芽を保護します。
その他のユリの芽は春に出ます。
自分の育てているユリが、何系か分からないときは、葉を見ます。葉の幅が広いのがヤマユリ系、日陰で育つので光を沢山取り入れる必要があり、葉が大きくなると言われています。スカシユリや鉄砲ユリなどは葉が細いです。タカサゴユリはさらに細く、ソテツの葉のようにシュッとしています。
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害虫対策
春に芽が出るとアブラムシが付くことがあります。ウイルス病を媒介する危険があるので、早めに対処しますクビナガハムシは3月から6月に現れ、ユリを食害します。放っておくと花まで食べられてしまいます。捕殺に努めます。
夜中にヨトウムシが土の中から出てきて蕾を食べます。周りの雑草をきれいにし、昼間、ユリの根元の土を軽く掘って捕まえるか、夜中に捕殺します。
コウモリガの幼虫が茎や咲く前の蕾に穴をあけ雄蕊を食べてしまいす。食べかすは糸でつながったようになり垂れ下がっているので、茎を食害されたら残念ながら枯れてしまいますが、食害された蕾は切り取って潰すと、残りの花は美しく咲きます。
ユリの病害虫については、写真なども付けて「ユリの増やし方と植え替え時の古い土の使い方、病害虫対策」で詳しく書きました。
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切り花をしたい時
庭植えも鉢植えも、必ず半分以上は葉を残すようにして切っています。球根の肥大には葉は欠かせない存在です。花がなくなった茎の葉は、早く枯れてしまうように思います。
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残り物に福有り!!
ユリは、1月にも売れ残った球根が値下げされ、店頭に並んでいることがあります。買い忘れた、欲しかったけど高くてやめた・・という時は、ぜひこの値下げされたユリを買って植えてみてください。立派な花を見ることが出来ます。
オリエンタルハイブリット・クイーンフィッシュー(7月開花)。
とてもいい香りがします。ひとつの花も長く楽しめて、花の少ない暑い夏に、雑草の中に凛として、とてもきれいでした。

4月23日普通に芽を出したクイーンフィッシュー。1月に植えたとは思えないほど立派な芽です。
春に芽が出た時は、綺麗だったのに、葉が展開するころになると委縮して汚くて、ウイルス病か・・・と、心配しました。

5月初めの状態。もうあきらめていましたが・・・・
しかし、ウイルス病と間違えて立派な鉄砲ユリの球根を抜いてしまった苦い経験から、もう少し様子を見ることにしました。

五月下旬、大きく成長したユリ。暖かくなると株はグングン成長し、7月には念願の花を見ることが出来ました。
オリエンタルハイブリッド298円。たまにはいいじゃない、自分へのご褒美があっても。
私の考えですが、買った球根はかなり干からびていました。植えても芽が出るとは思えないぐらいの状態でしたが、鱗片は外さずそのまま植えました。後の生育状態を見て、実は、すでに球根の中で、できていた芽も鱗片と同じように傷んでいたのかもしれないと思いました。
買ってきた球根や家で掘りあげた球根をすぐに植えない時は、球根が干からびないよう仮植えしておく必要があると思いました。
10月現在、ユリの葉は順調に光合成中です。