秋は日に日に深まり、庭の柿の木も赤く色づきました。
夕日に照らされた梢が影を強くします。ウグイスが藪の中を、ジッ、ジッ、ジッと鳴き、遠ざかります。その景色の中に身を置くと、なにか遥か昔に大切な忘れ物をしてしまったような、もう取り返せない所に大切な物を置き忘れたような物悲しさを感じます。しかしまた一方で、秋の夕日は安らぎに似た穏やかな暖かさを感じます。
今日は用事があって、何か月かぶりで出かけました。ついでにいつも野鳥観察する公園まで足を延ばし秋を満喫しました。日陰はまだまだ紅葉していませんでしたが、日の当たる場所はこれぞ秋という色でした。
庭の秋色と合わせてごらんください。
使った機材
カメラ: Sony a6000
レンズ: Sony SEL18200
Sony a6000で撮る秋の庭と公園の景色
庭の植物

柿の紅葉、11月10日。鳥が種まきした柿が実をつけるまでになりました。

11月10日。この柿は原種なのか、紅葉するタイプなのかとてもきれいに色づきます。

11月15日。小鳥たちに交じってモズもやってきます。モズが来ると雀たちはとても騒がしくなります。ある朝、鳥たちを二階の窓から見ていると、鳥が一斉に逃げて静かになりました。一階に降りてみると愛猫ソラが柿の木の前にある障子を開けて外を見ていました。ソラはモズより怖かったようです。

落ち葉の中に咲いていた菊。いい香りです。1年に1回しか見られない花なんですよね。もっと何回も咲けばいいのになと思う花です。香りもいいです。

バラ・チャールズマッキントッシュ。ピンクの花が好きで、一時期庭の花はピンクだらけでした。

バラ・パットオースチン。今まさにたくさんの花を次々咲かせています。

実は地際はテッポウムシに食べられてダメになっています。今年限りの花です。

ミニバラ・スカーレットオベーション。次々と花を咲かせるミニバラ。重ねが多くオールドローズのようです。花茎5cm~6cmくらいの大きな花になります。赤い色でもうるさくありません。

バラ・フンショウロウ。嵐の次の日、花びらが傷んでいましたが、重ねの美しさは変わらず。雨は苦手ですが、年中たくさん花を咲かせる美しく丈夫なバラです。

バラ・ワイフオブバース。11月の今でもたくさんの花を次々咲かせます。

バラ・ヘリテージ蕾。

バラ・クイーンオブスエーデン。剪定をしないと2mを軽く超えて咲きます。花は下からこのような形でしか見ることが出来ません。9月中に剪定しないと・・・

バラの種。花と種が一緒に見られるのは秋ならではです。

暖かい日が続きゼラニウムは春のような大きな花を咲かせています。

八重咲ゼラニウム。

去年から咲き続けているビオラ。花の写真を撮ろうとしてカメラを向けたところへバッタが跳んできました。

クモの糸です。何もないと思っていたところに一筋の光が、なんだろうと見てみると蜘蛛の糸が1本かかっていました。面白いので撮って見ました。
11月16日、公園にて

公園の日の当たる場所のもみじは色づいていました。

東側の葉は茶色いのも混じっていました。

何年かぶりかで見るススキの穂。陽光を受けて輝いていました。

遊歩道は落ち葉が敷き詰められフカフカしていました。歩くときカサカサ音がして楽しかったです。

葦の茂っているところは広い池です。葦の茂みの中からたくさんの鳥たちの鳴き声が聞こえました。

イヌタデは高さ20cmくらいで、とても鮮やかなピンクの花をつけます。庭にも欲しい。手入れしなくてよさそうだし・・あっ、またピンクだ。

オキザリスも綺麗に咲いていました。秋枯れの中の花は目を引きます。

公園の西の端は手入れはされていますが、自然の状態を残しつつ下草を刈り取っただけになっています。

セグロセキレイ。家の近くではハクセキレイをよく見ますが、セグロセキレイは公園でしか見ないので、喜び過ぎて写真がブレブレでした。

葦の穂。夕日を受けてキラキラしていました。そのキラキラが出せているかしら・・・

マユミ。秋のこの赤い実は、葉を落とした細い枝に花のようについていて、とても綺麗でした。

入り口に近い整備された池で、カモが餌を食べています。風も無く澄んだ水の波紋が美しいです。

揃って川底の藻を採っています。

公園を住処にしているカモたち。近づくとそれとなく離れていく、微妙に嫌われている感じ・・・

整備された池の縁にぐるりと葦やススキがあり、カモたちは安心して食事が出来ます。
この公園に行くと必ず声を掛けられます。今日はカメラ好きで、ボランティアで清掃なさっている方に声を掛けられました。山側にお住まいの方で、エナガをよく見るとおっしゃっていました。「夜寝る時は木の枝に1列に並んで10羽くらい一緒に寝るんだよ。」と、寝ているところをそっと見たことや「庭にヤマガラと群れで来る、単独だと狙われる確率が高くなるからね。」私、ヤマガラも見たこと無いんですけど・・・「たくさんいたエナガも春には2~3羽くらいしか残らない。冬餌が無くなるからね。」と、エナガについてうらやましい話をたくさんしてくださいました。エナガは山の近くや森の有る公園の近くに良くあらわれるようです。
そんな話をしているときに雄モズが池の真ん中の葦に止まりました。わずか10mの場所に。モズを間近かで見られるのも自然豊かなこの公園ならではです。
鳥たちや樹々を眺め、季節を感じることが出来てとても楽しい一日でした。
秋の写真は「Sony a6000で撮る秋の花と生き物たち2018年」にもたくさんのせました。
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夕日に照らされた梢が影を強くします。ウグイスが藪の中を、ジッ、ジッ、ジッと鳴き、遠ざかります。その景色の中に身を置くと、なにか遥か昔に大切な忘れ物をしてしまったような、もう取り返せない所に大切な物を置き忘れたような物悲しさを感じます。しかしまた一方で、秋の夕日は安らぎに似た穏やかな暖かさを感じます。
今日は用事があって、何か月かぶりで出かけました。ついでにいつも野鳥観察する公園まで足を延ばし秋を満喫しました。日陰はまだまだ紅葉していませんでしたが、日の当たる場所はこれぞ秋という色でした。
庭の秋色と合わせてごらんください。
使った機材
カメラ: Sony a6000
レンズ: Sony SEL18200
ソニー(SONY) 2010-09-15
Sony a6000で撮る秋の庭と公園の景色
庭の植物

柿の紅葉、11月10日。鳥が種まきした柿が実をつけるまでになりました。

11月10日。この柿は原種なのか、紅葉するタイプなのかとてもきれいに色づきます。

11月15日。小鳥たちに交じってモズもやってきます。モズが来ると雀たちはとても騒がしくなります。ある朝、鳥たちを二階の窓から見ていると、鳥が一斉に逃げて静かになりました。一階に降りてみると愛猫ソラが柿の木の前にある障子を開けて外を見ていました。ソラはモズより怖かったようです。

落ち葉の中に咲いていた菊。いい香りです。1年に1回しか見られない花なんですよね。もっと何回も咲けばいいのになと思う花です。香りもいいです。

バラ・チャールズマッキントッシュ。ピンクの花が好きで、一時期庭の花はピンクだらけでした。

バラ・パットオースチン。今まさにたくさんの花を次々咲かせています。

実は地際はテッポウムシに食べられてダメになっています。今年限りの花です。

ミニバラ・スカーレットオベーション。次々と花を咲かせるミニバラ。重ねが多くオールドローズのようです。花茎5cm~6cmくらいの大きな花になります。赤い色でもうるさくありません。

バラ・フンショウロウ。嵐の次の日、花びらが傷んでいましたが、重ねの美しさは変わらず。雨は苦手ですが、年中たくさん花を咲かせる美しく丈夫なバラです。

バラ・ワイフオブバース。11月の今でもたくさんの花を次々咲かせます。

バラ・ヘリテージ蕾。

バラ・クイーンオブスエーデン。剪定をしないと2mを軽く超えて咲きます。花は下からこのような形でしか見ることが出来ません。9月中に剪定しないと・・・

バラの種。花と種が一緒に見られるのは秋ならではです。

暖かい日が続きゼラニウムは春のような大きな花を咲かせています。

八重咲ゼラニウム。

去年から咲き続けているビオラ。花の写真を撮ろうとしてカメラを向けたところへバッタが跳んできました。

クモの糸です。何もないと思っていたところに一筋の光が、なんだろうと見てみると蜘蛛の糸が1本かかっていました。面白いので撮って見ました。
11月16日、公園にて

公園の日の当たる場所のもみじは色づいていました。

東側の葉は茶色いのも混じっていました。

何年かぶりかで見るススキの穂。陽光を受けて輝いていました。

遊歩道は落ち葉が敷き詰められフカフカしていました。歩くときカサカサ音がして楽しかったです。

葦の茂っているところは広い池です。葦の茂みの中からたくさんの鳥たちの鳴き声が聞こえました。

イヌタデは高さ20cmくらいで、とても鮮やかなピンクの花をつけます。庭にも欲しい。手入れしなくてよさそうだし・・あっ、またピンクだ。

オキザリスも綺麗に咲いていました。秋枯れの中の花は目を引きます。

公園の西の端は手入れはされていますが、自然の状態を残しつつ下草を刈り取っただけになっています。

セグロセキレイ。家の近くではハクセキレイをよく見ますが、セグロセキレイは公園でしか見ないので、喜び過ぎて写真がブレブレでした。

葦の穂。夕日を受けてキラキラしていました。そのキラキラが出せているかしら・・・

マユミ。秋のこの赤い実は、葉を落とした細い枝に花のようについていて、とても綺麗でした。

入り口に近い整備された池で、カモが餌を食べています。風も無く澄んだ水の波紋が美しいです。

揃って川底の藻を採っています。

公園を住処にしているカモたち。近づくとそれとなく離れていく、微妙に嫌われている感じ・・・

整備された池の縁にぐるりと葦やススキがあり、カモたちは安心して食事が出来ます。
この公園に行くと必ず声を掛けられます。今日はカメラ好きで、ボランティアで清掃なさっている方に声を掛けられました。山側にお住まいの方で、エナガをよく見るとおっしゃっていました。「夜寝る時は木の枝に1列に並んで10羽くらい一緒に寝るんだよ。」と、寝ているところをそっと見たことや「庭にヤマガラと群れで来る、単独だと狙われる確率が高くなるからね。」私、ヤマガラも見たこと無いんですけど・・・「たくさんいたエナガも春には2~3羽くらいしか残らない。冬餌が無くなるからね。」と、エナガについてうらやましい話をたくさんしてくださいました。エナガは山の近くや森の有る公園の近くに良くあらわれるようです。
そんな話をしているときに雄モズが池の真ん中の葦に止まりました。わずか10mの場所に。モズを間近かで見られるのも自然豊かなこの公園ならではです。
鳥たちや樹々を眺め、季節を感じることが出来てとても楽しい一日でした。
秋の写真は「Sony a6000で撮る秋の花と生き物たち2018年」にもたくさんのせました。