編み物をする時、目数段数計算のためにゲージを作りますが、私はそれがとても面倒でたまりません。毛糸の帯についている目安となるゲージは、編む力加減によっても模様によっても違うので、やっぱり最初はゲージを作らなければなりません。そんな面倒な手間を省けたらと考えたのがこれから紹介するモヘアの帽子です。太い糸を2本どりにしているのでザクザク編めて簡単に帽子が出来ちゃいます。
ゴージャスなモヘアの帽子
Cyber-shot WX70
材料
糸は並太程度のモヘア2個(1個40g約100m、帽子の重さは約76gです)、棒針12号2本と10号4本、かぎ針12号程度のもの(私のかぎ針は、8号が最大なので、大きな編み目を作りました)、縄網用フック大、段数マーカー、タコ糸30cm、作り目用の別糸並太程度約1m ※12号針で編んできついと思ったらさらに上のサイズの太い棒針にします。
サイド部分の縄模様の作り方
模様は複雑そうに見えますが、縄編みの連続なので、簡単です。段数を数えるのも模様で数えることが出来て簡単です。
▼帽子側面編み図と出来上がりサイズ
①別糸で作り目26目をします。(24目ピッタリより目を拾いやすいです)
②モヘアの糸を2本そろえて、12号針で24目拾います。
③二段目から模様編みを始めます。
Cyber-shot WX70
縄編み用のフックを使うと簡単に縄編みが出来ます。編み目を取ったらこんな風にひっかけて落ちないようにしています。
④作りたい長さ(頭回りのサイズ・私の場合54cm)になったら編み終わりで、糸を約1m残して切ります。棒針にかけたままの状態にします。
⑤最初の作り目をした別糸をほどいて別の棒針に移します。
Cyber-shot WX70
別糸をほどいて棒針に移しているところ。ストッパーの付いていない棒針に移すと、次の作業がはかどります。
⑥かぎ針で伏せ止めをしていきます。輪にしたら頭に当ててきつくないかどうか確かめます。
※模様は両端の縄網が2段に1回ですので、引き抜き編みをする前に編み終わりの目を交差させてから引き抜き伏せ止めをしていきます。これをすることによって模様が連続して見えます。模様なしにすると、編み終わりの繋いだところが不自然に膨らむので、模様は入れるようにします。
トップ部分の編み方
▼模様編みの記号図と出来上がりサイズ
※右側が作った帽子の記号図です。
※左側の記号図は、トップ部分をもう少し高くしたい時に、赤の星印の所で増やします。2段で大体1cm弱です。サイド部分の高さが11センチより短い時、赤い星印の所で増やしトップを長めに編みます。段数を増やすとき、縄編みの模様の段数を間違えないようにします。
①輪にした側頭部の模様から88目拾います。(模様は丁度88段でした。)
Cyber-shot WX70
マーカーで4等分にして印をつけると均等に目を拾うことが出来ます。
Cyber-shot WX70 photo Taiyouzin
目を拾うのは裏目と縄編みの間から拾います。
Cyber-shot WX70 photo Taiyouzin
全部で88目拾います。
②2段目から模様編みをしていきます。
③頂点まで編んだら網目にタコ糸を通してキュッとしばります。こうすると綺麗な放射状の模様になります。毛糸でやる方法もありますが、私は力加減が下手で糸をちぎることしばしば・・・タコ糸を二重にして使うようになりました。毛糸でもタコ糸でもどちらでもOKです。
Cyber-shot WX70
タコ糸は全ての目をもれなく拾われているか確認してから引き締めます。
Cyber-shot WX70
綺麗にまとまりました。この景色が好きです。
④糸の始末をします。
Cyber-shot WX70
後にはいだところがあります。そこの糸を、
Cyber-shot WX70
糸をやや強めに引くと、伏せ編み綴じの出っ張り部分が内側に入ります。編み綴じ部分に2~3回巻いて一回結んだら、残りの糸を編み綴じ部分にくるくる巻いて余分な部分は切ります。
⑤裾は始末しなくても綺麗に内側に巻くので手間が省けます。
Cyber-shot WX70
裾の部分です。縄網などしっかりと編み込みがなされているので広がりません。
⑥完成です。
色の違いで印象はだいぶ変わります
違う色の毛糸で同じ模様を編んでみました。印象が違うのがお分かりかと思います。モヘア以外でも試してみるといいと思います。
Cyber-shot WX70
ブルーが9.5cm幅、ブラウンが8.5cm幅。一本取りで編みました。
毛糸に表示されている棒針の号数より太めの針で編む方が縄編みは柔らかく編むことが出来ます。私は特に力いっぱい編むので硬く編んでしまいます。いずれも8号とありましたが、両方とも10号針で編みました。ふわっとしていい感じです。
毛糸を単色で編んだり、縄の片方を色違いにしたりすると色々な雰囲気の帽子が楽しめます。
サイド部分を編んでからとりかかるとゲージがいらなくなります。
サイドは、自分の頭周りのサイズにピッタリに編んでからはぎ、その後ゴム編みやトップを編んでいくという方法です。サイドから必要量の目を拾い編んでいきます。平編みやガーター編みは縄網より横に広がり、その時は拾い目の時に余分に拾ってしまった目は2段目で減らしてしまいます。平編みの中に縄編みを入れると編み幅はあまり広がらないし、段数も数えやすくなります。
道具が揃っていなくて、トップは10号棒針と9号棒針2本で差し替え移し替えして編んだので3日もかかりましたが、それが無ければもっと早くにできていた・・・・かもしれません。本当に簡単でした。
出来上がった帽子は、厚みがあって、北欧の毛皮の帽子のように(言い過ぎです)とても暖かいです。雪の降る寒い日は強い味方になること間違いなし!!
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ゴージャスなモヘアの帽子
Cyber-shot WX70
材料
糸は並太程度のモヘア2個(1個40g約100m、帽子の重さは約76gです)、棒針12号2本と10号4本、かぎ針12号程度のもの(私のかぎ針は、8号が最大なので、大きな編み目を作りました)、縄網用フック大、段数マーカー、タコ糸30cm、作り目用の別糸並太程度約1m ※12号針で編んできついと思ったらさらに上のサイズの太い棒針にします。
サイド部分の縄模様の作り方
模様は複雑そうに見えますが、縄編みの連続なので、簡単です。段数を数えるのも模様で数えることが出来て簡単です。
▼帽子側面編み図と出来上がりサイズ
①別糸で作り目26目をします。(24目ピッタリより目を拾いやすいです)
②モヘアの糸を2本そろえて、12号針で24目拾います。
③二段目から模様編みを始めます。
Cyber-shot WX70
縄編み用のフックを使うと簡単に縄編みが出来ます。編み目を取ったらこんな風にひっかけて落ちないようにしています。
④作りたい長さ(頭回りのサイズ・私の場合54cm)になったら編み終わりで、糸を約1m残して切ります。棒針にかけたままの状態にします。
⑤最初の作り目をした別糸をほどいて別の棒針に移します。
Cyber-shot WX70
別糸をほどいて棒針に移しているところ。ストッパーの付いていない棒針に移すと、次の作業がはかどります。
⑥かぎ針で伏せ止めをしていきます。輪にしたら頭に当ててきつくないかどうか確かめます。
※模様は両端の縄網が2段に1回ですので、引き抜き編みをする前に編み終わりの目を交差させてから引き抜き伏せ止めをしていきます。これをすることによって模様が連続して見えます。模様なしにすると、編み終わりの繋いだところが不自然に膨らむので、模様は入れるようにします。
トップ部分の編み方
▼模様編みの記号図と出来上がりサイズ
※右側が作った帽子の記号図です。
※左側の記号図は、トップ部分をもう少し高くしたい時に、赤の星印の所で増やします。2段で大体1cm弱です。サイド部分の高さが11センチより短い時、赤い星印の所で増やしトップを長めに編みます。段数を増やすとき、縄編みの模様の段数を間違えないようにします。
①輪にした側頭部の模様から88目拾います。(模様は丁度88段でした。)
Cyber-shot WX70
マーカーで4等分にして印をつけると均等に目を拾うことが出来ます。
Cyber-shot WX70 photo Taiyouzin
目を拾うのは裏目と縄編みの間から拾います。
Cyber-shot WX70 photo Taiyouzin
全部で88目拾います。
②2段目から模様編みをしていきます。
③頂点まで編んだら網目にタコ糸を通してキュッとしばります。こうすると綺麗な放射状の模様になります。毛糸でやる方法もありますが、私は力加減が下手で糸をちぎることしばしば・・・タコ糸を二重にして使うようになりました。毛糸でもタコ糸でもどちらでもOKです。
Cyber-shot WX70
タコ糸は全ての目をもれなく拾われているか確認してから引き締めます。
Cyber-shot WX70
綺麗にまとまりました。この景色が好きです。
④糸の始末をします。
Cyber-shot WX70
後にはいだところがあります。そこの糸を、
Cyber-shot WX70
糸をやや強めに引くと、伏せ編み綴じの出っ張り部分が内側に入ります。編み綴じ部分に2~3回巻いて一回結んだら、残りの糸を編み綴じ部分にくるくる巻いて余分な部分は切ります。
⑤裾は始末しなくても綺麗に内側に巻くので手間が省けます。
Cyber-shot WX70
裾の部分です。縄網などしっかりと編み込みがなされているので広がりません。
⑥完成です。
色の違いで印象はだいぶ変わります
違う色の毛糸で同じ模様を編んでみました。印象が違うのがお分かりかと思います。モヘア以外でも試してみるといいと思います。
Cyber-shot WX70
ブルーが9.5cm幅、ブラウンが8.5cm幅。一本取りで編みました。
毛糸に表示されている棒針の号数より太めの針で編む方が縄編みは柔らかく編むことが出来ます。私は特に力いっぱい編むので硬く編んでしまいます。いずれも8号とありましたが、両方とも10号針で編みました。ふわっとしていい感じです。
毛糸を単色で編んだり、縄の片方を色違いにしたりすると色々な雰囲気の帽子が楽しめます。
サイド部分を編んでからとりかかるとゲージがいらなくなります。
サイドは、自分の頭周りのサイズにピッタリに編んでからはぎ、その後ゴム編みやトップを編んでいくという方法です。サイドから必要量の目を拾い編んでいきます。平編みやガーター編みは縄網より横に広がり、その時は拾い目の時に余分に拾ってしまった目は2段目で減らしてしまいます。平編みの中に縄編みを入れると編み幅はあまり広がらないし、段数も数えやすくなります。
道具が揃っていなくて、トップは10号棒針と9号棒針2本で差し替え移し替えして編んだので3日もかかりましたが、それが無ければもっと早くにできていた・・・・かもしれません。本当に簡単でした。
出来上がった帽子は、厚みがあって、北欧の毛皮の帽子のように(言い過ぎです)とても暖かいです。雪の降る寒い日は強い味方になること間違いなし!!