20年近く庭を美しく彩ったバラを、今年で抜くことにしました。
1月6日バラのアレンジ
1月6日に咲いたバラです。左半八重小輪のピンクはラベンダードリーム、八重ピンクはヘリテージ、右パットオースチン、下段アブラハムダービー

体調不良により手入れが行き届かなかったことや、コニファーなどの根の張る植物のそばに植えたこと、テッポウムシの被害に遭ってしまったことなど、 色々な悪条件が重なり、バラが見る影も無くなってしまいました。
バラほど手を掛けているかどうかがわかってしまう花はないと思います。
私は手抜き好きで、まめではない性格をしていますが、自分でも思ってもみないほどバラを大事にしていたようです。何にも考えず毎日やっていた手入れを、いかに時間を掛けずにやってしまうかと考えた時、どんな手入れをしていたか思いつかないほどこまごま世話を焼いていました。
寒肥はもちろんの事、剪定誘引、カニの食べた後の殻や卵の殻、毎月毎月何かしら株元に入れて、枝や葉の様子を見ていました。
5月17日スノーバードとセシルプルンネ
▲白・スノーバード、ペールピンク・セシルブルンネ。株元の白いものは卵の殻です。
2006年6月3日の庭
▲愛犬が庭を駆けまわっていたころは、バラを蹴倒し走り回っていたので、重い鉢に植えていました。
5月18日枝替わりメアリーローズ
▲メアリーローズの枝変わりが庭に出るほど。

またバラ初心者に返り、一鉢から育てようと思います。
抜く前にまずは、挿し木をしておきます。何度も挿し木に挑戦しましたが、残ったバラはいずれも失敗しています。ダメもとで、挿し木をしておきます。
20190114挿し木2
20190114挿し木
鉢底に網を敷き、2~3cmの腐葉土、その上に4~5cmの赤玉土を入れて水で湿らせておき、切り取った枝を挿していきます。もうすべていい枝はありませんから、贅沢は言ってられません。3芽くらいつけて、10cmくらいにカットして差します。
暖冬のおかげで、これまでの最低気温はー3.2℃です。最高気温は10度近くもあって、太陽が出れば温かいです。昨年の様な急激な冷え込みに気を付ければ、挿し木した物のうちのいくつかは根が出てくれるかもしれません。

コンスタンススプライは、テッポウムシの被害に何度もあっていますが、その度脇からたくさんの枝を出して再生しては、花を咲かせています。今年も枝が少し残っているので、剪定し誘引しておきます。虫の卵がありました。切って処分します。
20190114マイマイガの卵
▲マイマイガの卵です。枝を割いて卵を産み付け、卵を寒さから守るため腹についている毛を卵につけると言われています。この毛にも毒があります、素手で触らないように枝を切り袋に入れてゴミに出します。
イラガさなぎの抜け殻
▲中央に見えるのはイラガのカプセルです。こちらも毒虫のさなぎの抜け殻です。枝ごと切り取り処分します。

今年は暖冬で、11月に発生した枝先の蕾がちゃんと成長して花を咲かせました。夏よりも虫の被害も無く深い色合いで、花持ちも長く咲いていました。
洗面所のバラ
洗面所に飾ったバラは、香りは少なくなりましたが、1週間たっても咲いています。平均気温8度。

面白いことは、咲いた花は枝に残りそのままドライフラワーになったことです。夏は、すぐに花が散ってしまうイングリッシュローズ、その花びらを集めてドライフラワーにしたいのですが、どんなに頑張っても湿度でかびてしまいます。その花が、庭先に咲きながらにしてドライフラワーが出来るのですから、なんて手軽なんでしょう。
最後のバラ20190114
▲ピンクのバラはワイフオブバース
花びらを集めてお皿に広げておくのもいいですし、ビンに詰めても綺麗ですね。おしゃれな入れ物が欲しいところですが、インスタントコーヒーの空き瓶や、ジャムの空ビンにつめて、花びらのきれいな間、飾っておきます。
ラッピング
バラの香りがある間は蓋はせずに時々香りを楽しみますが、今はすっかり香りは無いので、気に入った包装紙などでふたを作ってもおしゃれな感じになります。
DSC03858
赤いバラはとてもきれいな色に仕上がるので好きです。花持ちの良いミニバラスカーレットオベーションです。

1日1時間の作業、なかなか進みませんが、暖冬のおかげで助かっています。明日は、コンスタンススプライの剪定を終わらせて、肥料を与えられたらいいなと考えています。

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