サボテンが小さな芽をたくさん出しました。そしてそれはすぐに落下してしまいます。新しい植え場所に卵の殻を用意しました。それをまとめておくのに端材でトレイを作りました。

端材で作る多肉のトレイ
ギャザリングでおしゃれに飾る
トレイだとまとめて外に出したり、家の中に取り込むのが簡単でいいです。

使った工具類
使った工具類20190315
左から・・・ネジくぎ、木工用ボンド、シャープペンシル、スコヤ、定規、鉋、ブラスドライバー、ノコギリ、電動ドリル


トレイの材料
杉板厚さ1.5cm・・・底・横13.7cm×22.3cm、枠・4.5cm×13.7cm×2本、4.5cm×25.2cm×2本
ステンレスビス・・・3×30mm×12本

板は端材なので大きさがまちまちでした。板の大きさと直角を出すことから始めたので、少々時間がかかりました。DIYショップでは、有料で板を切るところがあります。サイズがはっきりしていたら、お店で板を切ってもらうと作業が格段に楽に早く済みます。

トレイの作り方
トレイの作り方20190320
①~④までは図に従って作業を進めます。

① 底板の短い方13.7cmに合わせて幅4.5cmの板を13.7cmの長さ2本切ります。2本とも同じ長さか確認して、微調整はサンドペーパーでしました。
底板に①で切った板を取り付けます。接地面にボンドを付けます。ガイドの穴をあけてからプラスのドライバーで板面に垂直になるように差し込み、その後に電動ドリルで打ち込むとうまくいきます。

② 長い方側板Bを取り付けます。
ビス止め完了20190315
このように片方だけそろえてビスを打ち込みました。
実はここまで息子が手伝ってくれたので、板を切っている時間がありませんでした。いつも一人で作る時は、先に切って、取り付ける時に間違って短く切ったことに気が付いたりしますが、今回この方法で、そういうことが無く、良かったです。

③余った分を切り落とします。

④、長い板と短い板をつなぐビスを打ちます。

⑤ 角を鉋で面取りします。手で触る時痛くなくいい感じになりました。
鉋で面取り20190315

⑥ 紙やすり(サンドペーパー)を掛けて仕上げます。
紙やすり色々
紙やすり・・・左から320番、240番、80番。いろんな砂の粒のものが揃っています。板面の状態で使い分けます。砂が荒い80番は、板を切った時に長さが合わない時など微調整に使うことが出来ます。240番や320番など砂が細かいものは仕上げに使います。

今回仕上げに使ったのは240番です。
サンドペーパーの掛け方
紙やすりは端材などに巻き付けると掛けやすいです。内側も外側も全面掛けました。

仕上げの塗料について
木目を生かした仕上げにしたい時はオイルステインがあります。オイルステインは二度塗すると板面に味が出て長持ちします。また水性のニスもあり手軽にニスがけすることが出来ます。
黄色に塗りました20190320
私は、最初から黄色に塗ってみたくて、新しい色にチャレンジしました。明るい色は目立つけれど、それが目に入った瞬間、「うふふ・・」っていう感じです。何でもやってみるべし!ですね。

サボテンを植える

苗の用意
20170526さぼてん
このサボテンは5月下旬ごろに咲くサボテンです。ひも状に伸び、花が終わると新しい芽をその伸びた茎から発生させます。
サボテンの子20190320
しかし、芽吹いた芽はすぐにとれてそこいらじゅうに転がっています。
このサボテンを増やしたいと考えました。しかし、目の前にないといつも忘れて水もやらないでほっといてしまいます。それで、可愛く飾りながらお世話をしようと考えました。
挿し穂20190320
用意した苗・・・エケベリアは、卵の大きさに合う長く茎をのばした小さい芽を選びました。サボテンは落ちた苗も含めて6個用意しました。

鉢となる卵の殻
卵の殻
卵の殻は、卵を扱っているスーパーなどによって硬さが違います。硬い方が扱い易いです。
20190320卵のからの割り方
殻に穴をあけるのは、包丁の柄の近くの角でコツコツ軽い力で叩くのが一番簡単です。使いたい用途に応じて穴の大きさを決めます。

サボテンを植えこみます

1、卵の底に割ばし1本が通るくらいの水抜き穴をあけます。土は乾きやすいので、大きな穴でなくても構いませんが、水が抜けないのは根腐れの原因になりますので、一個土を入れて水が抜けるか確かめます。
卵の底の穴
キリであけるのが一番簡単です。一度に力を入れず、少しずつ回転させながらあけます。穴が通るとさらに開けやすくなります。丁寧に作業します。

2、1.5cm角の網を敷きます。網は台所三角コーナーの網でもいいです。

3、用土(赤玉小粒3、鹿沼3、腐葉土4)を3分の2くらい入れます。入れ物が小さいのでエケベリアを植えた時の土で植えました。土を入れる時は、プリンやゼリーを買うと付いてくるスプーンなどが入れやすいです。ない時はノートの表紙程度の硬さの紙で代用します。卵の底の網は、スプーンで網まで土をそっと置くとずれずにすみます。また、割りばしなどで押さえると動きません。
卵に植える20190320
4、用意した苗を差し込み、再び縁の近くまで土を入れます。

5、完成です。

右上は、ローズマリーです。卵の底は少し大きめの穴をあけました。ローズマリーは植える前に土を水で湿らせました。
多肉植物は、切ってすぐ植え込んだんだので水遣りは1週間後くらいに与えます。水遣りは違う卵パックに置いてたっぷりやったら、水が完全に切れるまで外に出しておくとトレイを汚さずに済みます。その後は乾いたら与えるようにします。エケベリアもサボテンも春秋型です。

ミズゴケで
卵を安定させるには、卵のパックが一番ですが、籠にミズゴケを敷き詰めたり、トウモロコシの乾かした葉を詰めても安定します。籠の底には、お弁当のおかずを入れる時の紙パックが入っています。水が滴るのを防ぎます。
籠は、トウモロコシの葉を乾燥させ細かく裂いて縄を編み籠にしました。縦の芯には針金を使っています。
多肉コーナー
また一つお気に入りの物が出来ました。

久しぶりのDIYに心躍りました!!
小さいトレイですが、久しぶりに板に触りノコギリ使いしたら「しあわせ~~~・・・」を感じました。

私の作業を圧倒的に楽にしたのが、電動ドリルです。ネジくぎは腕の力がないとネジ山をつぶしてしまい抜けないし・・という困ったことになりますが、電動ドリルを使うようになって飛躍的に作業が早くなりました。

もう一つわたしのDIYに画期的な変化をもたらしたのがスコヤの存在です。板に線を引くとき真っ直ぐに引いたつもりが、1~2mm程度ずれていることが多く、ずれたままで切るのでなかなかうまくいきませんでした。スコヤを使うようになって、直角に線を引けるようになって、誤差が少なくなりました。ひとつの道具によって、作業がこんなに変化するということが驚きです。

いつも組み立ては誰かに手伝ってもらいますが、作業台や固定する金具があれば、一人で、もっと簡単にできるかもしれないと思いました。何時か、自分が作るものを一人で手作りできるよう道具をそろえたいという野望があります。

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