今朝庭を見ると、な、なんと、見たことも無い美しいブルーの花を風にそよがせているクレマチスがいるではありませんか。
クレマチス20190624ギボウシと
掃き出し窓を開けて、愛猫ソラに草を取るために出たところで、花の咲いていることに気が付きました。

庭に咲いた奇跡のブルー
見たことも無いような美しい花色のクレマチスが咲いていました。
20190624クレマチス
雨の中、風にそよぐ美しいブルー。私の庭にはクレマチスはかつて5種類存在しました。その中にブルーはありませんでした。今はわずか2種だけになりました。
20190624ブルーのクレマチス2
何度も見直して、ブルーじゃ!・・・と思いました。
クレマチスのブルーの花が欲しいと思っていたので、とてもうれしいです。

親株の心当たりは、たぶんこの白の花ではないかと思います。蕾が開きかける瞬間にわずかに青みがかった紫が載ります。
クレマチス白花201905
咲いた花の下に見える開きかけの蕾が、わずかに青紫があります。
クレマチス白花2
開くと緑を含んだ白い花が咲きます。
この白のクレマチスの青紫が更に濃くなりブルーに変化したのではないかと、勝手に想像しています。
それともピンクのクレマチスの突然変異かな・・・どちらにしてもうれしい誤算。
クレマチス
5月に乱暴に抜いて埋めておいたクレマチス、ちょっと期待してしまいます。

もう一つの奇跡
さて、私の庭ではもう一つうれしい奇跡がありました。
ゼラニウムです。
201905ゼラニウム
2019年5月の花
友人から送られて来たゼラニウムの種には、斑入りのステキな花がありました。しかしその斑入りの花は、挿し木が難しく、分枝もしずらいという欠点がありました。私にとって育てやすいかどうかが庭に存在できる基準になります。この斑入りの種類は特に、毎年種まきをしなければならず、ひと手間かかっていました。
2017年ゼラニウム
ボール状にたくさん花をつけますが、1~2本しか枝が伸びず、秋には草丈30cmを超えていました。
20170607ゼラニウム自家製種から
毎年春に種を取り、秋に種を蒔きました。種を蒔いたゼラニウムの中には、親と同じものが出ない時があります。欲しい品種でないものは秋には処分しますが、いちいち心が痛い。

去年種まきした物の中に、親と同じ花の形を持ち多花性で、枝数を増やすために途中から切るとたくさん枝を増やし、しかも挿し木が出来る丈夫な花が2種類誕生しました。
白花201905
2019年5月の花。咲き始めは白で日が経つにつれピンク色に変わる花
201905オレンジ斑入り
2019年5月の花。オレンジ色の中に更に濃いオレンジのふが入ります。
昨年挿し木をしたところ全てつきました。花持ちもいいです。虫が付くのは相変わらずですが、その内虫にも強い花が登場するともっともっと嬉しいです。

庭の奇跡
私の庭の新種と思っているものは、奇跡でもなんでもなく、先祖返りしただけかもしれません。市販されている花はたくさんの種を掛け合わせて出来ているので、その親の性質が出たともいえます。
しかし、買ったはずのない美しい花が出現していると、やっぱり「庭の奇跡」と思います。

今まで使っていた洗剤が合わないことがわかり、6月初めから洗濯物と格闘してへとへとになっていた私の心をいやすには、クレマチスのブルーは十分でした。やっぱり花は良いです。一輪でこんなに幸せになれます。これこそまさに「庭の奇跡」と思います。

思いがけない嬉しい悩み
庭の新しい仲間にはまだ名前がありません。名前に興味のない私でも忘れないピッタリの名前が付けられたらいいなと思います。

自然交配によって新種を作り出したい時は・・・
新種を作り出したいと思う時は、まだ開く前の蕾の花びらを外し、別の花粉を付けて袋をかぶせて種が成熟するのを待ちますが、体力的にそこまでできないという時は、隣に交配させたい花を置いて種を作ります。毎年種を取り蒔きます。すると、お気に入りのひとつが誕生するかもしれません。出ないかもしれません。気長に種まきを続けます。
その他には、こぼれ種で咲いた花が気に入れば増やす・・・・いう方法です。
私の場合はいつもこの方法です。超簡単無精法です。

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