自然災害が怖いのは人間だけではありません。ペットもまた不気味な自然現象に恐れおののいています。動物全般、自然現象の変化に敏感で、地震の前や、台風の前はソワソワして落ち着きません。

雨の中、真白なアイスバーグが一輪咲いていました。支柱を立て、きつめにしばりました。

重い鉢は壁に寄せてレンガで囲い固定しました。
台風の天気は、土砂降りかと思うと日が差す時間帯があったりして、雨合羽を着ての作業は汗と湿度のダブルパンチ。早く作業を終わらせたいと、四十肩に鞭打つ。
私の家では台風の前は、考えられるだけの準備をします。鉢を家の中に取り込み、茂り過ぎた木の枝を切り落とし、窓にテープをはってガラスの飛散防止を行い、バスタブに水をため、飲み水は、家にあるすべてのペットボトルに水を入れ、食料の点検をし、非常用持ち出しバッグの点検、ペットの非常用グッズと食料、懐中電灯、雨具、薬、念のため二階の電化製品を雨風から守るために一階におろして・・・・等々

転がりやすいものや軽い鉢は玄関に入れておきました。
台風19号(Hagibis)は、茨城県を縦断し福島から太平洋へと抜けるコース、いつも通り早めに、そしてしっかり対策をし、12日には避難が必要な時に備えて衣服の用意などをしていました。夜、風がシャッターを叩き激しく揺らしています。そんな時ソラがご飯を食べて吐いてしまいました。ソラは、みんなが忙しくしていて、荷造りまでしているのを、台風だけではなくもっと最悪なことが起きているのではないかと思ったのか、落ち着かないでいたようです。そして、台風の夜、轟音と緊急避難放送が激しい警告音と同時に何度も何度も放送され、とうとうソラは耐えられなくなってしまったのです。翌日もソラは食事を吐きました。食欲もあまりありませんでした。
東日本大震災の時も、人間の方が、初めて経験する激しい揺れと、津波の襲来におびえていました。ソラは、最初の揺れの時に2階に駆け上がり、次男の部屋へ駆け込んだので大丈夫だろうと思いました。4時過ぎ、ソラを探すと、次男のベッドの下で目を真ん丸にして、毛を逆立てて震えていたと、最初にソラを見つけた次男が話しました。次男が背中をポンと叩くとホッとした様子だったそうです。それから12日間震度4以上の揺れが1時間から2時間おきにあり、その度臨戦態勢を取っていましたが、どんな激しい揺れの時もまずソラをしっかりと胸に抱いてソラを守りながら行動しました。やがてソラは落ち着き、地鳴りがしてもそばにぴったりくっついて周りを見ているようになりました。
動物は本来「動物の勘」とやらで危険を察知し、自身を危険から守る術を生まれながらに備えているもの・・・と、頑なまでに信じていました。しかし、地震の度ソラが不安そうに目を見張り、体を硬直させ、隠れる場所を探す姿を見ていると、ソラも怖いという感情があり、不安でたまらないのだと知りました。ソラを抱いて一緒にいることを続けたことで、ソラは何かあったら家族の所に行けばいいという態度をとるようになりました。私もまた、そのソラの行動や表情の変化から、ソラが安心して家族と一緒にいることが分かりました。
いろんな経験を通し、ソラと信頼関係にあるという安心感から、今回も家の周りの片付けに追われ、夜は疲れ果てて、ソラのことまで気が回りませんでした。ソラは布団の上で寝ているように見えましたが、実は不安でいっぱいだったんじゃないだろうかと思いました。

自分のベッドの上で・・・
12日の夜、ソラの背中をなでながら、台風の事やその対策がいかに大事かを話しました。そして、ソラも一緒に避難できるところを探すからと話しました。
ソラのソウルフードと言えるもは、野良時代、私が初めてソラに食べさせたさんまの缶詰めの汁かけご飯です。以来ソラはさんまの缶詰を食べると落ち着きました。台風が去った次の日、さんまの缶詰をあけて、小豆大のを4~5回に分けて、手のひらにちょっと乗せて食べさせると、少しご機嫌になりました。それから次男の所に行きベーコンの欠片5mm角くらいのものをもらいました。ますますご機嫌です。人間のご飯は塩分が多いから良くないと、お獣医さんに厳しく言われていますが、こういう時はちょっとあげるのもいいかなと思いました。ペットの健康状態にもよるので、すべてのペットにいいとは言えませんが、ソラは腎臓も血液の方も正常なので、少しだけあげました。
寝る場所も、13日の夜から私の布団の上で寝ることが出来て、熟睡できた様子。
14日も、片付けをしながら、ソラとの時間を意識して作りました。ソラは、それまでは目を真ん丸にして緊張していましたが、15日にはすっかり落ち着いて、いつも通りになり、食事も吐かなくなりました。

新鮮な草がいいんだニャ!!

前歯で食いちぎれなくなってきたニャ・・・
長く一緒に暮らしているとわかっているつもり・・・理解しているはず・・・という気持ちになり、いろんなことを省いてしまいます。しかし、一つ一つ大事にしていくことがペットが安心して暮らせることなんだと思いました。テレビの放送は何を言っているか理解できなくても、家族の話すことは、大切だと思う気持ちと対等な存在であるという気持ちが言葉に乗って心に届くのではないかと思います。そしてそれが安心につながるのだと思います。
猫も家族。言葉でちゃんと話し、時間を取ってケアをするといいと思いました。
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雨の中、真白なアイスバーグが一輪咲いていました。支柱を立て、きつめにしばりました。

重い鉢は壁に寄せてレンガで囲い固定しました。
台風の天気は、土砂降りかと思うと日が差す時間帯があったりして、雨合羽を着ての作業は汗と湿度のダブルパンチ。早く作業を終わらせたいと、四十肩に鞭打つ。
私の家では台風の前は、考えられるだけの準備をします。鉢を家の中に取り込み、茂り過ぎた木の枝を切り落とし、窓にテープをはってガラスの飛散防止を行い、バスタブに水をため、飲み水は、家にあるすべてのペットボトルに水を入れ、食料の点検をし、非常用持ち出しバッグの点検、ペットの非常用グッズと食料、懐中電灯、雨具、薬、念のため二階の電化製品を雨風から守るために一階におろして・・・・等々

転がりやすいものや軽い鉢は玄関に入れておきました。
台風19号(Hagibis)は、茨城県を縦断し福島から太平洋へと抜けるコース、いつも通り早めに、そしてしっかり対策をし、12日には避難が必要な時に備えて衣服の用意などをしていました。夜、風がシャッターを叩き激しく揺らしています。そんな時ソラがご飯を食べて吐いてしまいました。ソラは、みんなが忙しくしていて、荷造りまでしているのを、台風だけではなくもっと最悪なことが起きているのではないかと思ったのか、落ち着かないでいたようです。そして、台風の夜、轟音と緊急避難放送が激しい警告音と同時に何度も何度も放送され、とうとうソラは耐えられなくなってしまったのです。翌日もソラは食事を吐きました。食欲もあまりありませんでした。
東日本大震災の時も、人間の方が、初めて経験する激しい揺れと、津波の襲来におびえていました。ソラは、最初の揺れの時に2階に駆け上がり、次男の部屋へ駆け込んだので大丈夫だろうと思いました。4時過ぎ、ソラを探すと、次男のベッドの下で目を真ん丸にして、毛を逆立てて震えていたと、最初にソラを見つけた次男が話しました。次男が背中をポンと叩くとホッとした様子だったそうです。それから12日間震度4以上の揺れが1時間から2時間おきにあり、その度臨戦態勢を取っていましたが、どんな激しい揺れの時もまずソラをしっかりと胸に抱いてソラを守りながら行動しました。やがてソラは落ち着き、地鳴りがしてもそばにぴったりくっついて周りを見ているようになりました。
動物は本来「動物の勘」とやらで危険を察知し、自身を危険から守る術を生まれながらに備えているもの・・・と、頑なまでに信じていました。しかし、地震の度ソラが不安そうに目を見張り、体を硬直させ、隠れる場所を探す姿を見ていると、ソラも怖いという感情があり、不安でたまらないのだと知りました。ソラを抱いて一緒にいることを続けたことで、ソラは何かあったら家族の所に行けばいいという態度をとるようになりました。私もまた、そのソラの行動や表情の変化から、ソラが安心して家族と一緒にいることが分かりました。
いろんな経験を通し、ソラと信頼関係にあるという安心感から、今回も家の周りの片付けに追われ、夜は疲れ果てて、ソラのことまで気が回りませんでした。ソラは布団の上で寝ているように見えましたが、実は不安でいっぱいだったんじゃないだろうかと思いました。

自分のベッドの上で・・・
12日の夜、ソラの背中をなでながら、台風の事やその対策がいかに大事かを話しました。そして、ソラも一緒に避難できるところを探すからと話しました。
ソラのソウルフードと言えるもは、野良時代、私が初めてソラに食べさせたさんまの缶詰めの汁かけご飯です。以来ソラはさんまの缶詰を食べると落ち着きました。台風が去った次の日、さんまの缶詰をあけて、小豆大のを4~5回に分けて、手のひらにちょっと乗せて食べさせると、少しご機嫌になりました。それから次男の所に行きベーコンの欠片5mm角くらいのものをもらいました。ますますご機嫌です。人間のご飯は塩分が多いから良くないと、お獣医さんに厳しく言われていますが、こういう時はちょっとあげるのもいいかなと思いました。ペットの健康状態にもよるので、すべてのペットにいいとは言えませんが、ソラは腎臓も血液の方も正常なので、少しだけあげました。
寝る場所も、13日の夜から私の布団の上で寝ることが出来て、熟睡できた様子。
14日も、片付けをしながら、ソラとの時間を意識して作りました。ソラは、それまでは目を真ん丸にして緊張していましたが、15日にはすっかり落ち着いて、いつも通りになり、食事も吐かなくなりました。

新鮮な草がいいんだニャ!!

前歯で食いちぎれなくなってきたニャ・・・
長く一緒に暮らしているとわかっているつもり・・・理解しているはず・・・という気持ちになり、いろんなことを省いてしまいます。しかし、一つ一つ大事にしていくことがペットが安心して暮らせることなんだと思いました。テレビの放送は何を言っているか理解できなくても、家族の話すことは、大切だと思う気持ちと対等な存在であるという気持ちが言葉に乗って心に届くのではないかと思います。そしてそれが安心につながるのだと思います。
猫も家族。言葉でちゃんと話し、時間を取ってケアをするといいと思いました。