私が育てたなかで、とても丈夫な美しい花の咲く鉢植物を紹介します。庭植えにできない寒さに弱いものばかりですが、温室もいらない、特別な装置も難しい技術もなしで楽しめる鉢花です。
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1、ゼラニウム
丈夫な鉢花と言えば、もちろんゼラニウムです。奄美の実家のある島では、野外に1メートルくらいの草丈になってこんもり茂った姿も見かけますが、こちらでは鉢に入れて、冬、零度を下回るくらいになったら家の中で冬越しします。年に一度植え替えします。
ゼラニウムの育て方増やし方、病害虫についての関連記事はコチラから見ることが出来ます。
「ゼラニウム年間の手入れと大きな花を咲かせるためのコツ」
「ゼラニウムの増やした、挿し木と種まき」
「ゼラニウム病害虫・予防と対策」
2、アイビーゼラニウム
こちらはアイビーゼラニウムの中でもとても丈夫で病気知らず、乾燥にも寒さにも強いです。茎は伸びると下垂れします。この風情もいいです。
手入れは枯れた葉を取り除くだけ。増やし方は挿し木で増やすことが出来ます。
3、木立ベゴニア【リッチモンデンシス】
実は、名前は分かりません。それらしきものにリッチモンデンシスとありました。友達からもらいました。春、1本の挿し木から枝分かれして育ちながら花を咲かせ続けます。秋になるとこんもりと大きな株姿になります。冬は切り詰めて室内で冬越しします。切った枝は挿し木するとすぐについて来年にはたくさんの株が出来ます。
門脇のレイズベッドにオリヅルランと一緒に植えたこちらも木立ベゴニアで、ネットで調べるとこちらもリッチモンデンシスと出てきました。こちらは園芸店で買いましたが、名札はベゴニアとありました。こちらも上の黒葉同様とても丈夫です。秋に挿し木をして室内で冬越しします。
どちらのベゴニアも挿し木がたくさん取れてお得です。
4、胡蝶蘭【アマビリス】
台湾が原産の丈夫な蘭です。温度管理さえしっかりできれば必ず花が咲きます。
直射日光は避けレースのカーテン越しの光で育てます。秋気温が15℃を下回るころに室内に取り込み、2~3年に、5月~6月の間に植え替えをします。
胡蝶蘭の育て方についてはコチラから見ることが出来ます。
「温室なしで咲かせる胡蝶蘭(ファレノプシス)の手入れと増やし方・症状別対処法」
5、クジャクサボテン
葉が平らで80センチくらいに伸びます。クジャクサボテンは花色も豊富です。根が鉢にいっぱいになりやすく、年に一度の植替えが必要です。増やし方は葉を切って2~3日乾かしたら土に差すだけ。ちょっと棘があります。水切れが過ぎると更に棘が多くなります。
6、シャコバサボテン
葉をちぎって差せばどんどん増えて、たくさん花を咲かせるシャコバサボテン。
下垂れするタイプ
花は短日性で、日中の日が短くなると蕾を付けます。街灯などで明るい場所では夜段ボールなどを被せます。蕾は環境変化に弱いので小豆大になるまでそのままの場所に置き、大きく膨らんできたら玄関で馴らした後室内に取り込みます。花が咲くと蜜が垂れてべとべとになります。細かい根が張り、すぐに根詰まりを起こします。4月に植え替えをします。
今年は肩が痛くて外に置きっぱなしですけど、状態は悪いですが外でも冬越しします。
7、セッコク
4月ピンク色の花を無数に付ける蘭。育て方は至って簡単、鹿沼土に株を挿しておくだけ。そうすると年々増えて、4号鉢が3年で8号鉢を埋め尽くすほどに。
冬は室内で管理し、花が終わると、春から秋は家の裏側に置きっぱなしです。花の香りは私は苦手だったので咲くと外に出していました。草丈25cmくらいです。花のないときは、グリーンとして楽しめます。
8、ブーゲンビレア
奄美の島に咲いていたブーゲンビレアは、家の屋根を超えるほどツルを伸ばす棘だらけの厄介な植物のイメージでしたが、最近出回っている鉢物は、ツルも暴れず花がよく咲く鉢物として優れた品種が出回っています。
秋気温が10度を下回るころ室内に入れ、水を切らし気味にして葉を落として冬越しします。葉のない間は玄関の日の当たらない場所でも大丈夫です。完全に水を切ると枯れますので注意します。暖かくなったら水遣りの回数を多くしていきます。春、温かい日中外に出して慣らしながら更に温かくなったら外に出します。棘があるので棘は切って室内に入れると安全です。こちらは高さ50センチで咲かせています。
9、ラベンダー【ラバディン グロッソ】
ラベンダーって灌木らしいですが、草花に分類してあることが多いので鉢花として取り上げました。
こちらは地植えでも育ちますが、地植えにしたら花穂が地面に倒れ泥まみれになるので、私は鉢植えにしています。鉢植えでも十分立派に育ち、たくさん花穂が取れます。大きめの鉢に植えるとその魅力をを発揮します。挿し木で簡単に増えます。鉢は外に置きっぱなしです。
イングリッシュラベンダー系は夏の暑さで枯れました。
ラベンダーについての記事はコチラから見ることが出来ます。挿し木について書いています。
「丈夫なラベンダー【ラバディン'グロッソ'】簡単挿し木で復活」
10、フクシア
天使のイヤリングと呼ばれる美しい花。
丸い蕾が開くと、ビロードの様な光沢のあるこんな美しい花びらが下向きに咲く、しかもたくさん。温度さえあれば次々花を咲かせます。
日本の夏に弱いと言われ、大株では夏越しが難しいとされます。挿し木などで小苗を作り夏越しします。涼しくなり始めたころに2~3株大きめの鉢に植え大木感を出すと迫力のフクシア鉢が出来ます。
私は夏は北側の涼しい場所に置いて、秋と初夏は木の下に移動し、冬は室内のカーテン越しの光の場所で育てていました。
病害虫は無く、安心の花・・・でしたが、ある6月の日、突然枯れてしまいまた。アリが鉢の中に巣をつくって根を破壊したためでした。アリがやたら歩き回っている時は、鉢の中も観察が必要です。
鉢物を手に入れるには
園芸店で探したり、ネットで購入するといいと思います。
また、友達が持っていたり、お店の開店祝いでもらったけど、花が終わったからいらないというものもありますから、声をかけてみるのもいいかもしれません。
育て方
鉢花は、茨城県北部では屋外では育てられない物ばかりです。寒さに弱いものが多いので寒さに当てないようにすることと、半日蔭を好むものが多いので、真夏の直射日光を避けるなどします。性質を知っていると扱いも楽です。それと用土も特殊なので、それに合った物を使います。
小さな鉢の中はすぐに窮屈になり生育が悪くなります。花が少なくなった、葉の色がさえないなど、そういう時は肥料切れか、植え替えのサインです。根をほぐして同じ大きさの鉢に植えるか、大きくしたい時は二回りほど大きな鉢に植え替えしたり、挿し木で更新します。
病害虫
病害虫の心配がほぼない植物ですが、室内に入れているとハダニやカイガラムシが付くものがあります。また、ゼラニウムは特に春から秋までヨトウムシが付きます。見つけ次第取り除きます。
こちらに取り上げたものは、ラベンダー以外庭植えには出来ないけれど、鉢植えなら茨城県北部でも育つ、あくまでも私が育てた中で簡単で丈夫な鉢花を書きました。
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1、ゼラニウム
丈夫な鉢花と言えば、もちろんゼラニウムです。奄美の実家のある島では、野外に1メートルくらいの草丈になってこんもり茂った姿も見かけますが、こちらでは鉢に入れて、冬、零度を下回るくらいになったら家の中で冬越しします。年に一度植え替えします。
ゼラニウムの育て方増やし方、病害虫についての関連記事はコチラから見ることが出来ます。
「ゼラニウム年間の手入れと大きな花を咲かせるためのコツ」
「ゼラニウムの増やした、挿し木と種まき」
「ゼラニウム病害虫・予防と対策」
2、アイビーゼラニウム
こちらはアイビーゼラニウムの中でもとても丈夫で病気知らず、乾燥にも寒さにも強いです。茎は伸びると下垂れします。この風情もいいです。
手入れは枯れた葉を取り除くだけ。増やし方は挿し木で増やすことが出来ます。
3、木立ベゴニア【リッチモンデンシス】
実は、名前は分かりません。それらしきものにリッチモンデンシスとありました。友達からもらいました。春、1本の挿し木から枝分かれして育ちながら花を咲かせ続けます。秋になるとこんもりと大きな株姿になります。冬は切り詰めて室内で冬越しします。切った枝は挿し木するとすぐについて来年にはたくさんの株が出来ます。
門脇のレイズベッドにオリヅルランと一緒に植えたこちらも木立ベゴニアで、ネットで調べるとこちらもリッチモンデンシスと出てきました。こちらは園芸店で買いましたが、名札はベゴニアとありました。こちらも上の黒葉同様とても丈夫です。秋に挿し木をして室内で冬越しします。
どちらのベゴニアも挿し木がたくさん取れてお得です。
4、胡蝶蘭【アマビリス】
台湾が原産の丈夫な蘭です。温度管理さえしっかりできれば必ず花が咲きます。
胡蝶蘭の育て方についてはコチラから見ることが出来ます。
「温室なしで咲かせる胡蝶蘭(ファレノプシス)の手入れと増やし方・症状別対処法」
5、クジャクサボテン
葉が平らで80センチくらいに伸びます。クジャクサボテンは花色も豊富です。根が鉢にいっぱいになりやすく、年に一度の植替えが必要です。増やし方は葉を切って2~3日乾かしたら土に差すだけ。ちょっと棘があります。水切れが過ぎると更に棘が多くなります。
6、シャコバサボテン
葉をちぎって差せばどんどん増えて、たくさん花を咲かせるシャコバサボテン。
下垂れするタイプ
花は短日性で、日中の日が短くなると蕾を付けます。街灯などで明るい場所では夜段ボールなどを被せます。蕾は環境変化に弱いので小豆大になるまでそのままの場所に置き、大きく膨らんできたら玄関で馴らした後室内に取り込みます。花が咲くと蜜が垂れてべとべとになります。細かい根が張り、すぐに根詰まりを起こします。4月に植え替えをします。
今年は肩が痛くて外に置きっぱなしですけど、状態は悪いですが外でも冬越しします。
7、セッコク
4月ピンク色の花を無数に付ける蘭。育て方は至って簡単、鹿沼土に株を挿しておくだけ。そうすると年々増えて、4号鉢が3年で8号鉢を埋め尽くすほどに。
セッコク 雷山(らいざん)
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8、ブーゲンビレア
奄美の島に咲いていたブーゲンビレアは、家の屋根を超えるほどツルを伸ばす棘だらけの厄介な植物のイメージでしたが、最近出回っている鉢物は、ツルも暴れず花がよく咲く鉢物として優れた品種が出回っています。
ブーゲンビレア(レッド系)
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9、ラベンダー【ラバディン グロッソ】
ラベンダーって灌木らしいですが、草花に分類してあることが多いので鉢花として取り上げました。
こちらは地植えでも育ちますが、地植えにしたら花穂が地面に倒れ泥まみれになるので、私は鉢植えにしています。鉢植えでも十分立派に育ち、たくさん花穂が取れます。大きめの鉢に植えるとその魅力をを発揮します。挿し木で簡単に増えます。鉢は外に置きっぱなしです。
イングリッシュラベンダー系は夏の暑さで枯れました。
ラベンダーについての記事はコチラから見ることが出来ます。挿し木について書いています。
「丈夫なラベンダー【ラバディン'グロッソ'】簡単挿し木で復活」
10、フクシア
天使のイヤリングと呼ばれる美しい花。
丸い蕾が開くと、ビロードの様な光沢のあるこんな美しい花びらが下向きに咲く、しかもたくさん。温度さえあれば次々花を咲かせます。
私は夏は北側の涼しい場所に置いて、秋と初夏は木の下に移動し、冬は室内のカーテン越しの光の場所で育てていました。
病害虫は無く、安心の花・・・でしたが、ある6月の日、突然枯れてしまいまた。アリが鉢の中に巣をつくって根を破壊したためでした。アリがやたら歩き回っている時は、鉢の中も観察が必要です。
鉢物を手に入れるには
園芸店で探したり、ネットで購入するといいと思います。
また、友達が持っていたり、お店の開店祝いでもらったけど、花が終わったからいらないというものもありますから、声をかけてみるのもいいかもしれません。
育て方
鉢花は、茨城県北部では屋外では育てられない物ばかりです。寒さに弱いものが多いので寒さに当てないようにすることと、半日蔭を好むものが多いので、真夏の直射日光を避けるなどします。性質を知っていると扱いも楽です。それと用土も特殊なので、それに合った物を使います。
小さな鉢の中はすぐに窮屈になり生育が悪くなります。花が少なくなった、葉の色がさえないなど、そういう時は肥料切れか、植え替えのサインです。根をほぐして同じ大きさの鉢に植えるか、大きくしたい時は二回りほど大きな鉢に植え替えしたり、挿し木で更新します。
病害虫
病害虫の心配がほぼない植物ですが、室内に入れているとハダニやカイガラムシが付くものがあります。また、ゼラニウムは特に春から秋までヨトウムシが付きます。見つけ次第取り除きます。
こちらに取り上げたものは、ラベンダー以外庭植えには出来ないけれど、鉢植えなら茨城県北部でも育つ、あくまでも私が育てた中で簡単で丈夫な鉢花を書きました。