10年ほど前駐車場のコンクリートの隙間から芽を出したトキワハゼの様な花を咲かせるこの花はいったい何者?昔の図鑑には載っていません。グーグルで検索!!
ツタバウンランとはどんな植物?
毎年3月になるといつの間にか芽を出し可憐な薄紫色の花を咲かせている植物について調べました。

オオバコ科の植物で、別名ツタガラクラ、ウンランカズラ(wikipediaより)
外来種でロックガーデン用として輸入されたものが野生化した物だそうです。
葉は、アイビーの様な葉をしています。蔓はあずき色で、花は、薄紫色でトキワハゼに似た花を咲かせます。蔓状に伸びた葉の付け根から蕾を出し咲きます。
地を這うようにツルを伸ばすので、グランドカバーにも向きます。
我が家でのサイクル
3月上旬芽を出し、蔓を伸ばしなら薄紫色のトキワハゼに似た花を咲かせます。8月の暑い時期はいったん枯れて地上部は無くなりますが、10月再び芽を出して花を咲かせます。寒くなるとまた地上部は枯れてしまいます。
トキワハゼが大好きで、庭に出た株は踏まれないよう大事にしていましたが、そのトキワハゼに似た花だったので、生態を知り増やしたいと思いました。

トキワハゼの花
利用の仕方
至って丈夫で、こぼれ種でどんどん増えます。グランドカバーなどに最適です。根は浅く細かい根をたくさん出します。

直径7.5センチのビニールポットに挿し木した物を、ビニールポットのまま鉢に入れて、他の植物とギャザリングを楽しみました。手入れは、伸びたツルを時々切るだけ。

自転車の籠の中に、サボテンやエケベリアなどを入れました。水遣りは暑い夏でも1週間に1回くらい。自然な風合いになっています。植物は一つずつバラバラに植えてあります。

ツタバウンランのツルが外に飛び出しています。ハンギングもいいかもしれません。
増やし方
5月ごろポットにツルを10cmずつ切って、2㎝ほど土に埋め、腰水をします。用土は、赤玉土6に腐葉土4の割合で混ぜたものです。

蔓が伸びだし花が咲けば腰水をする必要はありません。地上部が枯れても種がこぼれて発芽します。ポットは捨てずにそのまま、水が切れたら時々水遣りをするといつの間にか芽が出ています。実は、上部が枯れたために諦めて放置していたら、いつの間にかたくさん芽を出していました。
おっと、肥料のことを忘れていました。地面に生えてきたものには肥料は全くやっていません。やった方がいいのか、これからの課題です。挿木したものは、芽が10㎝くらいの時に、緩効性化成肥料を3号鉢に2〜3くらいやりました。あとは水だけです。
挿し木をしたその後の庭に・・・
駐車場にある間は庭では一切見ることはありませんでしたが、挿し木をした2年後に庭で爆発的に芽を出し増えていました。要らない所はせっせと抜いています。

こぼれ種で芽を出したツタバウンラン。根を十分にはることが出来ます。

畑に芽が出たツタバウンランの葉は、アイビーの様な艶のある葉で美しいです。
養分の多い所では、葉は直径3センチくらいになり、葉を密に茂らせます花は少なめです。カラカラの養分の少ない所では、葉は小さいですが花がたくさん咲きます。

日当たりよく水分の少ない場所では花がよく咲きます。ツタバウンランの全体図。
こんな風にして増えます

鉢に根を下ろしたツタバウンラン

小さく丸いのは全て種です。駐車場では種の採取も上手くいきませんでしたが、少し肥料がある鉢の株は、種がいっぱいできていました。
とても丈夫な植物で手入れなしでどんどん増えます。根が張り過ぎるということはありませんが、他の植物の邪魔になる場所は避けます。

2022年5月のツタバウンランの様子です。バラの足元にこぼれた種はすぐ地面を覆いました。水やりの時に泥はねがなくて助かっています。根は浅いですのでバラの根と競争することは今のところないように思います。通路にあふれたときは無造作に千切ったり抜いたりしています。
野生化する植物は華奢に見えて、実は、環境適応能力に優れていて、どんな場所でも芽を出すのかもしれません。
皆さんも庭で見かけたら、 この丈夫な植物を庭の一員に加えてみてはいかがでしょうか。スポンサーリンク
ツタバウンランとはどんな植物?
毎年3月になるといつの間にか芽を出し可憐な薄紫色の花を咲かせている植物について調べました。

オオバコ科の植物で、別名ツタガラクラ、ウンランカズラ(wikipediaより)
外来種でロックガーデン用として輸入されたものが野生化した物だそうです。
葉は、アイビーの様な葉をしています。蔓はあずき色で、花は、薄紫色でトキワハゼに似た花を咲かせます。蔓状に伸びた葉の付け根から蕾を出し咲きます。
地を這うようにツルを伸ばすので、グランドカバーにも向きます。
我が家でのサイクル
3月上旬芽を出し、蔓を伸ばしなら薄紫色のトキワハゼに似た花を咲かせます。8月の暑い時期はいったん枯れて地上部は無くなりますが、10月再び芽を出して花を咲かせます。寒くなるとまた地上部は枯れてしまいます。
トキワハゼが大好きで、庭に出た株は踏まれないよう大事にしていましたが、そのトキワハゼに似た花だったので、生態を知り増やしたいと思いました。

トキワハゼの花
利用の仕方
至って丈夫で、こぼれ種でどんどん増えます。グランドカバーなどに最適です。根は浅く細かい根をたくさん出します。

直径7.5センチのビニールポットに挿し木した物を、ビニールポットのまま鉢に入れて、他の植物とギャザリングを楽しみました。手入れは、伸びたツルを時々切るだけ。

自転車の籠の中に、サボテンやエケベリアなどを入れました。水遣りは暑い夏でも1週間に1回くらい。自然な風合いになっています。植物は一つずつバラバラに植えてあります。

ツタバウンランのツルが外に飛び出しています。ハンギングもいいかもしれません。
増やし方
5月ごろポットにツルを10cmずつ切って、2㎝ほど土に埋め、腰水をします。用土は、赤玉土6に腐葉土4の割合で混ぜたものです。

蔓が伸びだし花が咲けば腰水をする必要はありません。地上部が枯れても種がこぼれて発芽します。ポットは捨てずにそのまま、水が切れたら時々水遣りをするといつの間にか芽が出ています。実は、上部が枯れたために諦めて放置していたら、いつの間にかたくさん芽を出していました。
おっと、肥料のことを忘れていました。地面に生えてきたものには肥料は全くやっていません。やった方がいいのか、これからの課題です。挿木したものは、芽が10㎝くらいの時に、緩効性化成肥料を3号鉢に2〜3くらいやりました。あとは水だけです。
挿し木をしたその後の庭に・・・
駐車場にある間は庭では一切見ることはありませんでしたが、挿し木をした2年後に庭で爆発的に芽を出し増えていました。要らない所はせっせと抜いています。

こぼれ種で芽を出したツタバウンラン。根を十分にはることが出来ます。

畑に芽が出たツタバウンランの葉は、アイビーの様な艶のある葉で美しいです。
養分の多い所では、葉は直径3センチくらいになり、葉を密に茂らせます花は少なめです。カラカラの養分の少ない所では、葉は小さいですが花がたくさん咲きます。

日当たりよく水分の少ない場所では花がよく咲きます。ツタバウンランの全体図。
こんな風にして増えます

鉢に根を下ろしたツタバウンラン

小さく丸いのは全て種です。駐車場では種の採取も上手くいきませんでしたが、少し肥料がある鉢の株は、種がいっぱいできていました。
とても丈夫な植物で手入れなしでどんどん増えます。根が張り過ぎるということはありませんが、他の植物の邪魔になる場所は避けます。

2022年5月のツタバウンランの様子です。バラの足元にこぼれた種はすぐ地面を覆いました。水やりの時に泥はねがなくて助かっています。根は浅いですのでバラの根と競争することは今のところないように思います。通路にあふれたときは無造作に千切ったり抜いたりしています。
野生化する植物は華奢に見えて、実は、環境適応能力に優れていて、どんな場所でも芽を出すのかもしれません。
皆さんも庭で見かけたら、 この丈夫な植物を庭の一員に加えてみてはいかがでしょうか。