今、大型の白い胡蝶蘭が咲いています。花の大きさが14.5センチもあります。 花が重くて、よく倒れています。
*この記事は広告リンクを含みます。
白の大型種
側枝も出ました。これから先、花が全部咲いたら自立はできません。レンガを入れた大きな鉢に入れて、咲き終わるまで置いておくことにしました。

温室なしの所では1年おきに咲かせると花は大きくなる

栽培場所・・・茨城県北部
気温と気候・・・ー5℃~+34℃。年間を通戸て温暖です。夏に湿度が高く、冬に乾燥した日が続きます。

植物より鉢が小さくても大きな鉢に変えるのは禁物
胡蝶蘭は植物に対して鉢が小さく、よく転がります。花が咲くと、花が重くてさらに不安定になりますが、大きい鉢に植えたら根腐れを起こしますので、素焼き鉢で小さめの鉢に植えます。花茎がのびて来たらレンガをくくりつけるとかて倒れないようにします。
レンガ入りの鉢
いつも倒れていたので葉が割れてしまっています。

角に置く
念のため、さらに角に置いて転倒防止です。
因みに、花茎をまっすぐにするのは転ばない為ではなく、支柱やなどを引っ掛けたり、花茎を折らないようにするためです。

大型の品種は冬の温度が必要です
我が家では大型の品種は、冬に咲かせるには温度が足りないため花芽を折って冬越しをしています。その為花は7月ごろに咲いています。そうすると夏の間の肥料遣りとかが遅れてしまい、いつも花数6~10個の貧弱な状態です。

毎年秋に家の中に入れて管理する胡蝶蘭は、家族が動く場所にあるために、服に引っ掛けてしまいます。水を切って冬越しをする為鉢はとても軽くなり、余計落ちやすくなります。
2019129胡蝶蘭
4月花茎をのばし始めるころが一番危険な時で、花茎をひっかけたり、支柱をひっかけたりしてしまいます。たいていその時に花茎を折ってしまい、また来年まで花を待たなければならなくなります。

2年越しの花
そんなことを繰り返し、2年間花を見なかった白い花の咲く胡蝶蘭は十分に栄養を蓄え、今年は、花茎を折ってしまうことも無くぶじ開花となりました。
14.5㎝の巨大輪
一番最初に咲いた花の大きさは、14.5センチもあり、立派です。2番目が13.5センチ、3番目が13センチと少しずつ小さくなっていますが、いつもの年は花は大抵12~13センチでした。小さいと感じたことはなく、これが胡蝶蘭の花の大きさだと思っていました。

他の胡蝶蘭を比べてみると、
大型胡蝶蘭その他
左の白の胡蝶蘭は、花が9個、一番初めに咲いたのが13.5センチありました。こちらも今までより大きかったです。しばらく咲かせていないので、花数が3個多く咲きました。

真ん中のピンクのリップは、花数が11個あり、下から上まで12cmで揃って咲いています。

右側は花が小型の品種で、葉は大型種並みに大きいです。側枝が2本出て、たくさん咲いています。蕾がある状態で咲き始めが枯れていきます。枯れても蕾が次々咲くので、花が減ったようには見えません、ずっと華やかです。

基本は5月からの手入れです
大型も小型も5〜6月は植え替えの時期です。植え替えをすると新しく根が伸び、養分の吸収がより良くできます。植え替えができなくても枯れることはないです。植え替えられなかった場合、カビ、根腐れを極力減らすよう、風通し良くして育てます。

肥料は最も大切で、2ヵ月に1度、定期的に蘭用肥料か、なければバラ用の肥料(骨粉入り油カス)を与えます。

水肥も有効です。花や根を育てる成分の多いものを与えると、花付きに差が出ます。2週間に1度の割で与えるといいです。

固形肥料は10月までにして、室内に取り込む時には、肥料カスは綺麗にします。水肥は、冬に花を咲かせない時は、蕾ができる2月ごろまで与えることもあります。

実は変化にとんだ植物だった
胡蝶蘭は、この形とひとくくりにして考えていました。毎年同じ顔の花が、飽きる程の長い間咲いていました。しかし、夏の間の管理や、花を一回休ませるなどで、咲き方や花の大きさなど、こんなに違うのかと驚きました。

胡蝶蘭は咲かせて切り花にするしか今までしていませんでした。しかし、ほんの少しの手入れの違いなどで花は巨大になったり、花びらの厚みや発色などが全く違うことがわかったら、なんだかワクワクしました。植物の持つ底力みたいなものに改めて感動しています。

昨日の紫陽花と
昨日の紫陽花もまだ元気です。どちらも主役。

もう一つの胡蝶蘭
もう一つ白の大型の胡蝶蘭の花茎が、ようやくこんな感じです。このままだと花が咲くのは8月になりそうです。思い切って花茎を切ってしまおうか、それとも、この胡蝶蘭は咲きたいのか・・・そんなことを考えました。

今年はちょっと出遅れてしまいましたが、来年に向けて本格的に手入れをする季節になりました。今年の手入れの良しあしで来年の花が決まります。来年はどんな花が咲くのか楽しみです。来年のことを言ってしまいました。鬼に笑われます。ウフフ・・

胡蝶蘭の育て方は「温室なしで咲かせる胡蝶蘭(ファレノプシス)の手入れと増やし方・症状別対処法」に詳しく書きました。参考になさってください。
私は温室を持っていません、しかもこの地域は中途半端な寒さなので、暖房もあまり使いません。冬の室内の温度は大体15~18℃くらいです。それでも胡蝶蘭は咲きます。強い植物です。何より、私の様なテキトーな扱いで花が咲くのですから、本当に丈夫な植物です。






スポンサーリンク