夏の庭を豪華に彩る花のひとつにグラジオラスがあります。すっと伸びた長い花穂はとても優雅です。
グラジオラスの原産地はアジアから地中海にかけて、早咲き種も含めると300種以上になるそうです。

2018年の庭のグラジオラス
わたしが育てているグラジオラスは、改良された大きな花の、寒さにはちょっと弱いですが、丈夫で育てやすいグラジオラスです。寒さに弱いと言いましたが、庭のグラジオラスは、秋に掘りあげて貯蔵する作業を一切やっていません。植えっぱなしの年もあれば、秋に球根を別の場所に植えなおしておくくらいしかしていません。手入れの簡単で丈夫な美しい花です。切り花でも楽しめます。
いいことづくめですが、子供のころに球根をかじったら口がビリビリしびれました。それは2日間取れませんでした。つい興味本位でかじりましたらひどい目に遭いました。お腹が空いても球根は食べないようにしようと心に誓いました。
グラジオラス
アヤメ科 グラジオラス属 非耐寒性植物 単子葉類
草丈・・・100〜120センチ
花期・・・7月
栽培場所・・・茨城県北部
栽培場所の気温と気候の特徴・・・気温-5℃~34℃。夏は湿度が高く、冬は乾燥しています。雪は1月の終わりごろから3月初めごろにかけて降り、少ないです。
グラジオラスの育て方
植つけ時
植えつけは、鉢植えも地植えも気温が0℃を下回らなくなったころ、3月終わりごろから5月上旬ごろまでに行います。
7月ごろにも植えることができるらしいです。花の咲く時期がズレるそうなので、興味のあるかたは試してみるといいかもしれません。
地植え
植えつけ場所
日当たりと水はけのよい場所に植えます。連作を嫌うので、何年かごとに植え場所を変えます。
肥料
中和された土を好みます。植えつける10日くらい前に、石灰を撒いて中和しておきます。植えつける時に1平方メートルに、腐葉土と化成肥料(窒素8リン酸8カリ8)をひとつかみほど、ばらまきにしてから耕し植えます。肥料は肥料の三要素が同等に入っていれば草花用緩効性化成肥料でも大丈夫です。私は野菜用の化成肥料を使っています。その後は追肥をしていません。
植え替しない年は、前年の秋か春先に、球根の周りに化成肥料をパラパラ撒いて軽く耕しておきます。
球根の深さと植え幅
深さは、球根の大きさの3倍を目安に穴を掘り植えます。特にグラジオラスは、古い球根の上に新しい球根を作るので、球根3個分の深さに植えます。グラジオラスは葉が大きくしげるので、植える時の幅は15〜20センチくらいあけます。
水遣り
植えた後たっぷり水をやります。その後は、日照りが続いた時以外基本水遣りは不要です。
花後の管理
花が終わったら種などを付けないように花茎を切り取り、葉は秋になって枯れるまでそのままにしておきます。葉を切ってしまうと球根が育たなく、ひどい時は消えてなくなることがあります。

花は切り花にして楽しんでもいいですね。
秋の掘りあげ
秋の掘りあげは、地表部分の草が黄色く枯れ始めたたころ、10月下旬ごろから11月にかけてになります。掘りあげたら乾燥させ、0℃以下にならない所で保管します。
鉢植え編

写真の右半分にある葉のシュッとしたのがプランターに植えたグラジオラスです。いつもある花なので注意して写真を撮っていませんでした。
用意する物
深さ15センチくらい土が入るプランターを用意します。
用土は、球根を植える培養土か、赤玉土6腐葉土4で植えます。鉢底に入れる赤玉土大粒か軽石が必要です。草花用緩効性化成肥料か野菜用化成肥料など肥料の三要素が同等に入っている物。
植え方
鉢底石を底が見えない程度に入れて、用土を入れます。球根を入れた時に球根を3つくらいの深さになるくらいにします。
赤玉土で植える場合は、植える前に石灰で中和します。赤玉土と腐葉土、化成肥料をプランターならば大さじ1杯くらい入れて混ぜてから植えます。
球根用の培養土を使う場合は肥料不要です。
ウオータースペースは2センチくらいあけます。
肥料
球根用培養土を使う場合は、肥料はいりません。
赤玉土で植えたものは、植えつけ時に元肥として入れる以外に、花が終わってから草花用緩効性化成肥料を10粒くらいパラパラとまいておきます。
草花などを一緒に植えて置いた場合、草花用緩効性化成肥料は2カ月に一回10粒くらい与えます。
水遣り
鉢の表面が乾いたらたっぷりとやります。マリーゴールドやインパチェンスなど花の咲いている草花を植えておくと水やりを忘れずにすみます。秋の掘りあげまで水遣りは行います。
グラジオラスの植え方の例

横長のプランターに植えたものと、樽型の大きな鉢に植えたものです。写真がありましたが、ちゃんと撮れていなかったので絵にしました。
夏用の花壇用に種まきしたインパチェンスやサルビ、アマリーゴールドなどを一緒に植えました。暑さに強く丈夫な植物ですので、グラジオラスとの相性ばっちりです。水切れを起こすとこれらの植物がしんなりして水切れを知らせてくれるので、とてもいいです。花が終わっても他の花が咲き続けるので、楽しんで手入れを続けられます。
花後の管理、秋の掘りあげは地植えに準じます。
病害虫
病気になるかどうか分かりませんが、球根を掘りあげた時にショベルなどで傷を付けるとカビが発生し、翌年はその球根は枯れています。球根の掘りあげは手で行うと傷つけずに済みます。
水切れをするとハダニが付きます。葉の艶がなくなり、育ちも悪くなります。最悪の場合枯れてしまいます。鉢植えは特に注意が必要です。晴天が続いた時は葉水も行うといいです。
ナメクジが新芽を食害します。葉が筋だけ残し穴があいていることがあります。下の写真、実はナメクジに食べられて葉がスカスカになっています。

花の咲く位置が同じ高さの桔梗などとの混植も美しい。
グラジオラスの増やし方
秋に地上部の草部分が枯れたら掘りあげます。10月下旬ごろから11月ごろにかけて行います。掘りあげると子球がたくさんあります。その子球を育てるとたくさん球根を得ることが出来ます。
記憶しているグラジオラスの全体図を描きました。秋に掘り上げて違ったら描き直します。

図のようにグラジオラスは、春に植えた球根から芽を出し、葉を展開していきます。葉が大きく展開していくと植えつけた球根の上に少しずつ新球根が形を作り始めます。新しい球根からも根が出て地上部を安定させます。
グラジオラスは単子葉類で、葉に縦に筋が入っています。葉の形も独特で花壇に変化を与えます。
葉は最初の小さいものも数えて大体9枚です。番号を振りました。多分、葉っぱという括りは3番目からだと思いますが、数えやすいように新芽が出てくるときから1枚目としています。最も大きい葉は6枚目と7枚目です。大きな葉(3番目から)が6枚になると花を咲かせます。
秋には、春に植えた球根は萎んで枯れてしまいます。新しい球根は肥大しています。子球もたくさん育っています。新しい球根は、ひとつできることもあれば、2つできることもあります。来年の春は、その球根を植えると、花が咲きます。
子球は、春に大きな球根を植える要領で植えます。植えると細い葉が20〜30センチ伸びてきます。秋には、直径1センチくらいの球根ができています。翌春にまた植えます。順調に生育していけば4年くらいで花が見られます。
実は、今咲いているグラジオラスは、秋に掘り上げて、翌春植えられなくて、大きい球根は全滅してしまった後、土の中にわずかに残った子球が成長したものです。

ピンクのグラジオラスもたくさん咲いていましたが、全滅してしまいました。
グラジオラスの問題点と対処の仕方
花が咲かない
球根が大きく成長していないかもしれません・・・球根は、子球から4年くらいすると充実して、花を咲かせます。大きな葉が6枚になると花が咲くようです。葉の枚数を数えてみます。
日照が足りないかもしれません・・・日当たりのいいところに植えます。庭で日当りを確保できない時は、鉢に植えて日当りを確保します。
花茎が折れる
肥料過多、日照不足などが考えられます・・・植える場所は日当たりの良い場所に、多肥にならないように植えます。その他支柱などで支えます。

花茎も華奢になり咲いた花を支えられず途中で折れてしまいます。
多肥になると花数が増え、花の重みで茎が折れやすいです。
花数が10個以上になると、咲いた花の重みで折れやす。支柱で支えます。6〜8個くらいが一番形よく咲いています。
茎が折れてしまうのは、最近、私のグラジオラスでも起きています。
それは、掘り上げた球根を定期に植えられなくなって、掘り上げたたくさんの球根をダメにした苦い経験から、掘り上げず冬もそのままにして4〜5年くらい咲かせてから、葉が枯れた秋に掘り上げてすぐ別の所に植え直し、土の中で冬越しをしています。植え替えなしだと、他の植物が生い茂ってグラジオラスの日照を奪ってしまいます。
2020年我が家のグラジオラス事情
2020年7月のグラジオラス
草丈・・・100~160センチ
花数・・・9〜15個

真っ直ぐ立つことが出来なくて、姫ヒマワリを支柱代わりにしています。
日当り・・・他の植物の間に芽を出し、柿の木の木漏れ日を頂戴しています。
肥料・・・バラや草花などがたくさんあるため常に肥料を切らしたことがありません。特に油粕骨粉などが多く入っています。
水やり・・・日陰なので湿潤と言う感じで、更には、夏、雨が無い時、暑い夕方などは、気温を下げるためにもバラに水遣りをしています。
以上が現在の我が家のグラジオラスの環境です。
背丈は160センチ、花は15個とビックリでしたが、雨が降ったとたん途中からポキリ。
ひょろりと育つ肥料がたっぷりで、他の草花も競って芽を出し、日当りもそんなに良くないことが分かりました。
来年に向けて試行錯誤の栽培
お手本は自分で育てた写真の記録を見ながら、どのようにしたかを思い出しています。
日照不足かもしれない・・・球根が増えすぎたので、鉢に植えにして庇の下に置きました。日陰ですが、南側の特等席に置いたつもりでしたが、花は、植えた球根20個近い中で2本だけ申し訳程度に咲いたことがありました。
ハダニの被害・・・4~5月の生育期間中に忙しくて家を空けることが多かった年、夜遅くに手探りで水遣りをしていた鉢のグラジオラス、水遣りが十分でなかったのか葉の色が悪くなり花は咲かず枯れたものもありました。
成功の鍵は太陽・小さいプランターに20球ほど植え、太陽に当たるよう移動させながら育てていたグラジオラスは、大した肥料もやりませんでしたが、茎折れもなく毎年綺麗に咲いていました。
丈夫な球根植物ですが、外せないポイントがありますね。
子供の頃島で見たグラジオラスは、4月終わり頃に咲いていました。花茎も強く折れることはありませんでした。島で野に咲いていたグラジオラスのように茎折れなく、計画的な植栽をして日照不足にならないようにしたいと思います。
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グラジオラスの原産地はアジアから地中海にかけて、早咲き種も含めると300種以上になるそうです。

2018年の庭のグラジオラス
わたしが育てているグラジオラスは、改良された大きな花の、寒さにはちょっと弱いですが、丈夫で育てやすいグラジオラスです。寒さに弱いと言いましたが、庭のグラジオラスは、秋に掘りあげて貯蔵する作業を一切やっていません。植えっぱなしの年もあれば、秋に球根を別の場所に植えなおしておくくらいしかしていません。手入れの簡単で丈夫な美しい花です。切り花でも楽しめます。
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グラジオラス
アヤメ科 グラジオラス属 非耐寒性植物 単子葉類
草丈・・・100〜120センチ
花期・・・7月
栽培場所・・・茨城県北部
栽培場所の気温と気候の特徴・・・気温-5℃~34℃。夏は湿度が高く、冬は乾燥しています。雪は1月の終わりごろから3月初めごろにかけて降り、少ないです。
グラジオラスの育て方
植つけ時
植えつけは、鉢植えも地植えも気温が0℃を下回らなくなったころ、3月終わりごろから5月上旬ごろまでに行います。
7月ごろにも植えることができるらしいです。花の咲く時期がズレるそうなので、興味のあるかたは試してみるといいかもしれません。
地植え
植えつけ場所
日当たりと水はけのよい場所に植えます。連作を嫌うので、何年かごとに植え場所を変えます。
肥料
中和された土を好みます。植えつける10日くらい前に、石灰を撒いて中和しておきます。植えつける時に1平方メートルに、腐葉土と化成肥料(窒素8リン酸8カリ8)をひとつかみほど、ばらまきにしてから耕し植えます。肥料は肥料の三要素が同等に入っていれば草花用緩効性化成肥料でも大丈夫です。私は野菜用の化成肥料を使っています。その後は追肥をしていません。
植え替しない年は、前年の秋か春先に、球根の周りに化成肥料をパラパラ撒いて軽く耕しておきます。
球根の深さと植え幅
深さは、球根の大きさの3倍を目安に穴を掘り植えます。特にグラジオラスは、古い球根の上に新しい球根を作るので、球根3個分の深さに植えます。グラジオラスは葉が大きくしげるので、植える時の幅は15〜20センチくらいあけます。
水遣り
植えた後たっぷり水をやります。その後は、日照りが続いた時以外基本水遣りは不要です。
花後の管理
花が終わったら種などを付けないように花茎を切り取り、葉は秋になって枯れるまでそのままにしておきます。葉を切ってしまうと球根が育たなく、ひどい時は消えてなくなることがあります。

花は切り花にして楽しんでもいいですね。
秋の掘りあげ
秋の掘りあげは、地表部分の草が黄色く枯れ始めたたころ、10月下旬ごろから11月にかけてになります。掘りあげたら乾燥させ、0℃以下にならない所で保管します。
鉢植え編

写真の右半分にある葉のシュッとしたのがプランターに植えたグラジオラスです。いつもある花なので注意して写真を撮っていませんでした。
用意する物
深さ15センチくらい土が入るプランターを用意します。
用土は、球根を植える培養土か、赤玉土6腐葉土4で植えます。鉢底に入れる赤玉土大粒か軽石が必要です。草花用緩効性化成肥料か野菜用化成肥料など肥料の三要素が同等に入っている物。
植え方
鉢底石を底が見えない程度に入れて、用土を入れます。球根を入れた時に球根を3つくらいの深さになるくらいにします。
赤玉土で植える場合は、植える前に石灰で中和します。赤玉土と腐葉土、化成肥料をプランターならば大さじ1杯くらい入れて混ぜてから植えます。
球根用の培養土を使う場合は肥料不要です。
ウオータースペースは2センチくらいあけます。
肥料
球根用培養土を使う場合は、肥料はいりません。
赤玉土で植えたものは、植えつけ時に元肥として入れる以外に、花が終わってから草花用緩効性化成肥料を10粒くらいパラパラとまいておきます。
草花などを一緒に植えて置いた場合、草花用緩効性化成肥料は2カ月に一回10粒くらい与えます。
水遣り
鉢の表面が乾いたらたっぷりとやります。マリーゴールドやインパチェンスなど花の咲いている草花を植えておくと水やりを忘れずにすみます。秋の掘りあげまで水遣りは行います。
グラジオラスの植え方の例

横長のプランターに植えたものと、樽型の大きな鉢に植えたものです。写真がありましたが、ちゃんと撮れていなかったので絵にしました。
夏用の花壇用に種まきしたインパチェンスやサルビ、アマリーゴールドなどを一緒に植えました。暑さに強く丈夫な植物ですので、グラジオラスとの相性ばっちりです。水切れを起こすとこれらの植物がしんなりして水切れを知らせてくれるので、とてもいいです。花が終わっても他の花が咲き続けるので、楽しんで手入れを続けられます。
花後の管理、秋の掘りあげは地植えに準じます。
病害虫
病気になるかどうか分かりませんが、球根を掘りあげた時にショベルなどで傷を付けるとカビが発生し、翌年はその球根は枯れています。球根の掘りあげは手で行うと傷つけずに済みます。
水切れをするとハダニが付きます。葉の艶がなくなり、育ちも悪くなります。最悪の場合枯れてしまいます。鉢植えは特に注意が必要です。晴天が続いた時は葉水も行うといいです。
ナメクジが新芽を食害します。葉が筋だけ残し穴があいていることがあります。下の写真、実はナメクジに食べられて葉がスカスカになっています。

花の咲く位置が同じ高さの桔梗などとの混植も美しい。
グラジオラスの増やし方
秋に地上部の草部分が枯れたら掘りあげます。10月下旬ごろから11月ごろにかけて行います。掘りあげると子球がたくさんあります。その子球を育てるとたくさん球根を得ることが出来ます。
記憶しているグラジオラスの全体図を描きました。秋に掘り上げて違ったら描き直します。

図のようにグラジオラスは、春に植えた球根から芽を出し、葉を展開していきます。葉が大きく展開していくと植えつけた球根の上に少しずつ新球根が形を作り始めます。新しい球根からも根が出て地上部を安定させます。
グラジオラスは単子葉類で、葉に縦に筋が入っています。葉の形も独特で花壇に変化を与えます。
葉は最初の小さいものも数えて大体9枚です。番号を振りました。多分、葉っぱという括りは3番目からだと思いますが、数えやすいように新芽が出てくるときから1枚目としています。最も大きい葉は6枚目と7枚目です。大きな葉(3番目から)が6枚になると花を咲かせます。
秋には、春に植えた球根は萎んで枯れてしまいます。新しい球根は肥大しています。子球もたくさん育っています。新しい球根は、ひとつできることもあれば、2つできることもあります。来年の春は、その球根を植えると、花が咲きます。
子球は、春に大きな球根を植える要領で植えます。植えると細い葉が20〜30センチ伸びてきます。秋には、直径1センチくらいの球根ができています。翌春にまた植えます。順調に生育していけば4年くらいで花が見られます。
実は、今咲いているグラジオラスは、秋に掘り上げて、翌春植えられなくて、大きい球根は全滅してしまった後、土の中にわずかに残った子球が成長したものです。

ピンクのグラジオラスもたくさん咲いていましたが、全滅してしまいました。
グラジオラスの問題点と対処の仕方
花が咲かない
球根が大きく成長していないかもしれません・・・球根は、子球から4年くらいすると充実して、花を咲かせます。大きな葉が6枚になると花が咲くようです。葉の枚数を数えてみます。
日照が足りないかもしれません・・・日当たりのいいところに植えます。庭で日当りを確保できない時は、鉢に植えて日当りを確保します。
花茎が折れる
肥料過多、日照不足などが考えられます・・・植える場所は日当たりの良い場所に、多肥にならないように植えます。その他支柱などで支えます。

花茎も華奢になり咲いた花を支えられず途中で折れてしまいます。
多肥になると花数が増え、花の重みで茎が折れやすいです。
花数が10個以上になると、咲いた花の重みで折れやす。支柱で支えます。6〜8個くらいが一番形よく咲いています。
茎が折れてしまうのは、最近、私のグラジオラスでも起きています。
それは、掘り上げた球根を定期に植えられなくなって、掘り上げたたくさんの球根をダメにした苦い経験から、掘り上げず冬もそのままにして4〜5年くらい咲かせてから、葉が枯れた秋に掘り上げてすぐ別の所に植え直し、土の中で冬越しをしています。植え替えなしだと、他の植物が生い茂ってグラジオラスの日照を奪ってしまいます。
2020年我が家のグラジオラス事情
2020年7月のグラジオラス
草丈・・・100~160センチ
花数・・・9〜15個

真っ直ぐ立つことが出来なくて、姫ヒマワリを支柱代わりにしています。
日当り・・・他の植物の間に芽を出し、柿の木の木漏れ日を頂戴しています。
肥料・・・バラや草花などがたくさんあるため常に肥料を切らしたことがありません。特に油粕骨粉などが多く入っています。
水やり・・・日陰なので湿潤と言う感じで、更には、夏、雨が無い時、暑い夕方などは、気温を下げるためにもバラに水遣りをしています。
以上が現在の我が家のグラジオラスの環境です。
背丈は160センチ、花は15個とビックリでしたが、雨が降ったとたん途中からポキリ。
ひょろりと育つ肥料がたっぷりで、他の草花も競って芽を出し、日当りもそんなに良くないことが分かりました。
来年に向けて試行錯誤の栽培
お手本は自分で育てた写真の記録を見ながら、どのようにしたかを思い出しています。
日照不足かもしれない・・・球根が増えすぎたので、鉢に植えにして庇の下に置きました。日陰ですが、南側の特等席に置いたつもりでしたが、花は、植えた球根20個近い中で2本だけ申し訳程度に咲いたことがありました。
ハダニの被害・・・4~5月の生育期間中に忙しくて家を空けることが多かった年、夜遅くに手探りで水遣りをしていた鉢のグラジオラス、水遣りが十分でなかったのか葉の色が悪くなり花は咲かず枯れたものもありました。
成功の鍵は太陽・小さいプランターに20球ほど植え、太陽に当たるよう移動させながら育てていたグラジオラスは、大した肥料もやりませんでしたが、茎折れもなく毎年綺麗に咲いていました。
丈夫な球根植物ですが、外せないポイントがありますね。
![]() | マルチカラーグラジオラス花(ませんグラジオラス球根)、96%発芽、DIY好気性鉢植え、レアグラジオラス盆栽蘭の花、120 PCS:M 新品価格 |
子供の頃島で見たグラジオラスは、4月終わり頃に咲いていました。花茎も強く折れることはありませんでした。島で野に咲いていたグラジオラスのように茎折れなく、計画的な植栽をして日照不足にならないようにしたいと思います。