いよいよ家の外壁塗装が始まり、家の中にいることもできないほど匂いました。吐き気や下痢、頭痛、まぶたが切れるなどして、とても家にはいられませんでした。

車で公園の駐車場などで時間を潰しをしました。シートを倒し、何時間も目を閉じてじっとしているしかありませんでした。

ある程度症状が軽くなると、何か食べたくなります。コンビニでお昼・・・と言っても、おにぎりひとつあるいはあんぱんなど、カロリー高めでお腹に優しそうなものをやっと飲み込む程度ですが、口にすると少し元気になります。

そんな日々を過ごしながら、車の窓から見た花や公園の植栽など、庭に取り入れたいものをラフに書き留めました。

町は芸術にあふれている
車の窓から見える人々の暮らしの中に花々が共に暮らしています。その家らしい個性的な素敵な庭になっています。
その中で記憶に残ったものをピックアップしました。
大きな寄せ植え
私の背丈ほどのダイナミックな寄せ植え。コキヤをこんなところに使うのか、という驚きで見ました。紅葉してますます良い雰囲気です。

オリーブを使って
オリーブの木を使った寄せ植え。オリーブの木の枝振りや葉の様子など、主張しすぎないのが良かったです。

多肉の吊り籠
多肉の吊り籠を見つけました。
吊り鉢は、花をたくさん使っているのが多いですが、この多肉籠は、多肉を水苔に植えて手入れもなしでそのままの感じでした。これなら水やりも気にしないでいいし、私にぴったり!

以前自分が作った吊り鉢は、ペットボトルを切って、麻紐で吊るしたもの。その中にノースポールを一株ずつ植えました。赤玉土でしたが、水切れですぐに枯らしてしまいました。
ペットボトルの花
気温が上がる5月下旬からは要注意ですね。今度は水苔に多肉をくるんで植えてみようと思います。

庭のデザインのヒントを見つけました
特にいいと思ったのは、公園の花壇で、狭い庭作りのヒントになりそうだったので、時間をかけてみました。
花壇の中に飛び石を置いて足の踏み場をつくってあったこと、レンガで仕切りを作り植栽を分けてあったところなどが印象的でした。植物もギュウギュウにせず、ゆったりと植えてあって、これなら手入れも楽だし、風通しもいいので、病害虫の発生も少なくなるかもしれないと思いました。
花壇
空白のスペースはすでに秋植え球根が植えられていました。仕切りなどがはっきりしているので季節ごとの植替えが容易なのかもしれないと思いました。
宿根草の上にワイヤーの花台を置いて、風通しと光を確保しながら、季節の花を鉢で飾ってあるのも面白い工夫だと思いました。下にあるのは多分ガウラです。
ツルが長く伸びるルコウソウを手前に置いて、低い棚にはわせ前景にしてありました。フェンスにもルコウソウが絡んでいます。フェンスは、1,5メートルくらいあります。
ツル植物は自在に形を変えられるのだと知ったことと、使い方の妙に感服しました。

今まで興味なかったセージ類が、あちこちの庭にありました。草丈80~100センチくらいで、たくさん花が咲いています。花壇に取り入れてみたいと思いました。
セージかな??
これもセージでしょうか、可愛い花がまだたくさん咲いていました。

アメジストセージ
アメジストセージ、草丈80センチくらい。一際目を引く鮮やかさ。

大きな鉢に寄せ植えでフォーカルポイントを作ったり、ルコウソウのように大きくというか、蔓を長く伸ばす植物を、低めの柵に絡ませて、前景にしてあるのもとても興味深かったです。変化に富んでいて、どれも園芸店で手に入るもので、本当に参考になりました。

雨の中のゼラニウム
長かったペンキ塗り(たった5日間でしたが、痛みを伴うものは長く感じます)も終わり、ようやく家にいる事が出来ます。
窓も開けられません
足場が組まれると窓も開けられなくなりました。向こう側に置いた植物に水遣りも出来ません。

放置状態です
幸いなことに、3~4日置きに雨が降り、からりと晴れたのは3日くらいでした。そのおかげで鉢の植物は枯れずに済みました。

体がきつすぎて余裕がなく、とにかく家から離れることをするのが精一杯だった5日間でしたが、そのおかげで私の持っているゼラニウムの中で雨でも痛むことなく咲くゼラニウムを見つけたことです。
去例に咲くゼラニウム
赤、ペールピンク、サーモンピンクのゼラニウムは雨が降っても花が腐ることなく葉も傷まず綺麗に咲いていました。好きなゼラニウムを軒下だけに置いておくだけではなく、庭の植栽のアクセントに取り入れられたら、楽しみが広がります。

この貴重な5日間で見つけたステキな花々のおかげで、庭づくりのイメージをよりはっきり描くことができました。これからの庭作業が楽しくなります。
しばらく体を休めてから、楽しい庭遊びを始めます。 

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