寒い冬、冬は害虫対策に適した季節です。虫たちの動きも鈍く、居場所がわかっていれば見つけやすく対処しやすいです。冬の間にしっかりと対処しておけば、春からの害虫の被害が少なくですみます。
虫のいどころと対策
虫の冬の状態と越冬の仕方、どこで越冬するかわかれば見つけやすいです。庭で越冬する場所と対処の仕方を書きます。
蛹の抜け殻
夏、マイマイガの幼虫を見かけたり、卵を産み付けられていたりしたらどこかにさなぎの抜け殻があります。木の入り組んだところなど探して、蛹があったら大きめに枝を切り取り燃えるゴミに出して焼却処分します。蛹の近くには脱皮した毛虫の抜け殻もあるので気を付けます。
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虫のいどころと対策
虫の冬の状態と越冬の仕方、どこで越冬するかわかれば見つけやすいです。庭で越冬する場所と対処の仕方を書きます。
毛虫類
マイマイガ・・・木の枝や幹に卵で越冬します。
卵は綿の様なものにおおわれています。
被害・・・毛虫の小さいうちは毒があり、大きくなるとぬけた毛でかぶれます。バラ科の植物の葉を食害します。
対策・・・卵の場合枝ごと切り取るか、大きな幹に生みつけられた場合は卵を取り除き、いずれもゴミに出して焼却処分にします。
マイマイガ・・・木の枝や幹に卵で越冬します。
卵は綿の様なものにおおわれています。
被害・・・毛虫の小さいうちは毒があり、大きくなるとぬけた毛でかぶれます。バラ科の植物の葉を食害します。
対策・・・卵の場合枝ごと切り取るか、大きな幹に生みつけられた場合は卵を取り除き、いずれもゴミに出して焼却処分にします。
蛹の抜け殻
夏、マイマイガの幼虫を見かけたり、卵を産み付けられていたりしたらどこかにさなぎの抜け殻があります。木の入り組んだところなど探して、蛹があったら大きめに枝を切り取り燃えるゴミに出して焼却処分します。蛹の近くには脱皮した毛虫の抜け殻もあるので気を付けます。
イラガ・・・木の枝、幹、鉢、積んで置いた薪など、ありとあらゆるところにサナギで越冬します。
枝に付いたイラガの脱皮したさなぎのカプセル
被害・・・鋭い毒針を持ち触れると3日間あまりビリビリと傷みます。バラ科の植物や椿科の植物を食害します。
対策・・・さなぎは楕円形で、上部が開いていたら脱皮した後です。色々な場所にさなぎがあります。ナイフなどで削り取りゴミに出します。
カイガラムシ
ロウカイガラムシ・・木の枝に付いています。柿、雪柳、サカキ、バラ、庭木のほとんどにつきます。
木の枝に付いた蝋を被ったようなカイガラムシ
被害・・・木のほとんどにつきます。木の汁を吸って木を弱らせ、枯れさせることもします。
対策・・・ナイフや木の枝などで落として潰すか、木の枝を切ってゴミに出します。
バラの枝に付いたカイガラムシ
対策・・・歯ブラシなどでこすり落とします。
硬い歯ブラシはよく落とせます。木の下に新聞紙などを敷いて落ちてきたカイガラムシを集めてゴミに出すとより効果的ですが、私はそのまま落としています。木から落ちた段階で木の汁を吸えなくなるので退治できます。
落としたところ
剪定を終えた後でカイガラムシを落とすと、作業が少なくて済みます。
テッポウムシ・・・バラの根元やヘデラ、カエデなどの根元付近に潜んでいます。
やたら枝が沢山地際から出た・・・という場合、カミキリムシが産卵していることがあります。
被害・・・カミキリムシの成虫はバラの枝などを好んで食べます。木の根元付近に産卵し、幼虫は木を食べて成長します。食べられた木は枯れます。
対策・・・夏見落としてしまった場合、根元などをよく見て、おがくずみたいなものがあったら、針金などを差し込み捕殺します。
ネキリムシ・・・幼虫で土の中で越冬します。
被害・・・芽が出た植物の地面近くの茎を食べて枯らしてしまいます。ネギなどもよく被害に遭います。
対策・・・春花壇の準備などで土を耕すと出てくることがあります。花壇の空いているところは耕して、見つけ次第捕殺します。
その他の厄介な害虫
コウモリガの被害があった場合、秋に地上に産卵され、庭の土で卵で越冬しているかもしれません。
被害・・・花粉などを食べ糸状のフンを垂らします。植物の幹に入り込むと芯を食べられ枯れてしまいます。
ルリチュレンバチは、サナギで地中に潜んでいます。
被害・・・幼虫は、ツツジの葉を食害します。チュウレンバチによく似ています。
ダンゴムシやワラジ・・・落ち葉などの下にかたまっています。
被害・・・普段は落ち葉などを食べますが、花なども食べてしまいます。
対策・・・ダンゴムシやワラジを減らすには、落ち葉などを集めて綺麗にすると減ります。落ち葉は土に埋めると肥料にもなります。
地中の害虫については、石灰を撒いたり、天地返しなどで土の活性化を図ると共に、地中の虫の卵などを表に出して氷点下の風に当てるのもいい方法です。
また、害虫が発生した植物の周りチェックして、卵の抜け殻やさなぎなども取り除いておきます。
助っ人の存在
冬の庭には、アシナガバチの女王蜂が落ち葉の下などで春を待っています。
6月になると巣を構えます。そして庭の害虫退治をし始めます。
蜘蛛などが地面近くに罠を仕掛け害虫を退治してくれるます。
白っぽいものが蜘蛛の巣です。待ち伏せタイプのクモで、筒状の袋の中から獲物を狙います。
見た目は悪いかもしれませんが、助っ人たちの働ける余地もあるとバランスの良い庭になると思います。
夏は、とにかくすばしっこい害虫をいかに追い払うかで忙しいですが、冬は動きも少なく確実に排除することが出来ます。冬だからこそ出来る害虫退治で、それをしっかり行うことで春からのガーデニングが楽になります。
枝に付いたイラガの脱皮したさなぎのカプセル
被害・・・鋭い毒針を持ち触れると3日間あまりビリビリと傷みます。バラ科の植物や椿科の植物を食害します。
対策・・・さなぎは楕円形で、上部が開いていたら脱皮した後です。色々な場所にさなぎがあります。ナイフなどで削り取りゴミに出します。
カイガラムシ
ロウカイガラムシ・・木の枝に付いています。柿、雪柳、サカキ、バラ、庭木のほとんどにつきます。
木の枝に付いた蝋を被ったようなカイガラムシ
被害・・・木のほとんどにつきます。木の汁を吸って木を弱らせ、枯れさせることもします。
対策・・・ナイフや木の枝などで落として潰すか、木の枝を切ってゴミに出します。
バラの枝に付いたカイガラムシ
対策・・・歯ブラシなどでこすり落とします。
硬い歯ブラシはよく落とせます。木の下に新聞紙などを敷いて落ちてきたカイガラムシを集めてゴミに出すとより効果的ですが、私はそのまま落としています。木から落ちた段階で木の汁を吸えなくなるので退治できます。
落としたところ
剪定を終えた後でカイガラムシを落とすと、作業が少なくて済みます。
テッポウムシ・・・バラの根元やヘデラ、カエデなどの根元付近に潜んでいます。
やたら枝が沢山地際から出た・・・という場合、カミキリムシが産卵していることがあります。
被害・・・カミキリムシの成虫はバラの枝などを好んで食べます。木の根元付近に産卵し、幼虫は木を食べて成長します。食べられた木は枯れます。
対策・・・夏見落としてしまった場合、根元などをよく見て、おがくずみたいなものがあったら、針金などを差し込み捕殺します。
ネキリムシ・・・幼虫で土の中で越冬します。
被害・・・芽が出た植物の地面近くの茎を食べて枯らしてしまいます。ネギなどもよく被害に遭います。
対策・・・春花壇の準備などで土を耕すと出てくることがあります。花壇の空いているところは耕して、見つけ次第捕殺します。
その他の厄介な害虫
コウモリガの被害があった場合、秋に地上に産卵され、庭の土で卵で越冬しているかもしれません。
被害・・・花粉などを食べ糸状のフンを垂らします。植物の幹に入り込むと芯を食べられ枯れてしまいます。
ルリチュレンバチは、サナギで地中に潜んでいます。
被害・・・幼虫は、ツツジの葉を食害します。チュウレンバチによく似ています。
ダンゴムシやワラジ・・・落ち葉などの下にかたまっています。
被害・・・普段は落ち葉などを食べますが、花なども食べてしまいます。
対策・・・ダンゴムシやワラジを減らすには、落ち葉などを集めて綺麗にすると減ります。落ち葉は土に埋めると肥料にもなります。
地中の害虫については、石灰を撒いたり、天地返しなどで土の活性化を図ると共に、地中の虫の卵などを表に出して氷点下の風に当てるのもいい方法です。
また、害虫が発生した植物の周りチェックして、卵の抜け殻やさなぎなども取り除いておきます。
助っ人の存在
冬の庭には、アシナガバチの女王蜂が落ち葉の下などで春を待っています。
6月になると巣を構えます。そして庭の害虫退治をし始めます。
蜘蛛などが地面近くに罠を仕掛け害虫を退治してくれるます。
白っぽいものが蜘蛛の巣です。待ち伏せタイプのクモで、筒状の袋の中から獲物を狙います。
見た目は悪いかもしれませんが、助っ人たちの働ける余地もあるとバランスの良い庭になると思います。
夏は、とにかくすばしっこい害虫をいかに追い払うかで忙しいですが、冬は動きも少なく確実に排除することが出来ます。冬だからこそ出来る害虫退治で、それをしっかり行うことで春からのガーデニングが楽になります。