アネモネは、私の庭では3月初旬から6月頃まで次々と花を咲かせてくれます。しかも切り花にもいいので、使い勝手の良い素晴らしい花です。
アネモネ4月20日 (2)

アネモネ(キンポウゲ科アネモネ属、耐寒性球根)
原産地・・・地中海沿岸
花期・・・3月~6月まで咲きます。花色豊富で、半八重から八重の花を咲かせます。
特徴・・・草丈30~50センチくらい。葉や蕾は球根から伸びてきます。球根は乾いた状態で売られていて、前年に植えると、翌早春に沢山の花を咲かせます。アネモネには毒があるといわれます。

雨の日
雨の日は開いた花を閉じます。

アネモネの育て方咲かせ方
20070309アネモネ
3月上旬から咲き始めるアネモネ

栽培場所・・・茨城県北部
気温と気候・・・ー4度〜+34度。夏は蒸し暑く、海からの湿った空気が霧となってジメジメした状態になる。冬は乾燥してひと月雨のないこともあります。異常乾燥注意報がよく出ます。

アネモネを植え付ける前にやっておくこと
アネモネの球根は秋にチューリップや水仙などと一緒に売られています。干からびていてシワシワです。
球根はシワシワのまま植えると一気に水分を吸収して裂け、腐ってしまいます。鉢に川砂などを入れ湿らせ、その上に球根を置いてゆっくり水を吸わせます。2〜3日すると、水分を十分に吸った球根はふっくらしてきます。それから更に5日〜1週間くらいすると根が出てきます。
買い置きの土がない場合は、リードクッキングペーパーなどの水持ちの良い素材を3枚重ねにして水で湿らたものに置いて水を吸わせても大丈夫です。水は切りすぎず、含ませ過ぎず、毎日球根側が乾いていないかチェックします。
吸水前
吸水前

吸水後の球根
3日くらいで全体がふっくらします。暖かいと、1週間くらいで芽や根が出ることもあります。芽や根が出たら折らないように丁寧に植えつけます。球根類の根や芽は折ってしまうと、折れた所から出なくなることがあります。

庭植え
植え付けの定期
涼しくなった10月中旬ごろ〜11月ごろ、吸水して植えても雨が多く暖かいと球根が腐ることがあります。涼しくなったころに植えつけます。

植え付け場所
日当たりと水はけの良い場所に植えます。水はけの悪い場所は、赤玉土小粒や堆肥、腐葉土などを混ぜて水はけを良くしてから植えます。



用土
アネモネは弱アルカリ性の土を好みます。植え付け場所を2週間くらい前までくらいに石灰を混ぜて中和しておきます。1週間くらい前までに、畳半分くらいの広さに、腐葉土10ℓ・牛糞堆肥2〜3ℓ・化成肥料卵ひとつぶんくらい混ぜてから水を掛けてなじませます。化成肥料は成分が同等に入っているもの。私は、畳半分位に袋1つ分、30個を植えています。


植え方
植え付け前に、球根に水を吸わせたものを、球根の間隔は10〜20センチくらい、深さ2〜3センチくらいの浅植えににします。尖った方を下に向け植えます。
アネモネの球根
右側が根側です。根側を下にして植えます。

冬越しの仕方
植え付けた後に暖かい日が続くと、地上にうっすら芽が出た状態で冬を迎えるのもあります。雪で傷んだり、霜柱などで球根が持ち上がって根が傷むことがあります。霜が降りる前に腐葉土を5センチくらいの厚みにかぶせて冷害から守ります。牛糞堆肥などは枯葉よりちょっと温いようです。腐葉土などの手当てをせず、霜などで持ち上がってしまったら手で押さえます。
雪の日
冷たく重い雪

芽が伸び始める3月から開花期の管理
梅が咲くようになると一段と暖かくなります。土を押し上げて葉が見えます。中には蕾も一緒に姿を現します。2カ月ごとに1回、化成肥料を与えます。化成肥料は成分が同等の物を卵一個分くらい株間に撒き、軽く鋤き込みます。また、カリ分の多い水肥を2週間に一回水やりがわりにあげます。(・・・と言いつつも、水肥は鉢植え程厳密にはあげていません)
花は次々咲きます。種をつけないように花柄を取ります。古くなった黄色い葉も取り除きます。

花後の管理
花が終わったころ化成肥料を卵ひとつ分くらい株間撒き鋤き込みます。葉が黄色くなるまで水肥をやり、黄色くなったら掘り上げて日陰で干して保存します。
また、掘り上げないで、葉が枯れたら葉を取り除きそのままにしておくと、翌年には、前年よりたくさん花を咲かせます。2年目の花は豪華で素晴らしいです。しかし、狭い庭では、草取りや他の花を植えたりする際にうっかり抜いてしまうことが多くて、思うようになりません。

10月、秋の長雨が終わり涼しくなってきたら、夏に掘り上げた球根の植え付けになります。

鉢植え 
20060516アネモネ
5月18日、門の前に。鉢植えは好きなところに飾ることができます。
 
置き場所・・・生育期は日当たり良く風通しの良い場所に置きます。冬は軒下に移動し、霜や雪から守ります。

用土・・・水はけよく肥沃な土を好みます。チューリップなどの用土や、赤玉土6と腐葉土4に石灰を混ぜたもので植えます。石灰は植え付け2週間前までに混ぜ水をかけてなじませておきます。肥料は入れません。

植え付け・・・球根に水分を吸わせたら、用意した鉢に、深さ2〜3センチで、球根同士の幅は10〜15センチくらいに離して植えます。私はギュウギュウで時には5センチ間隔で植えてしまいますが、風通し悪いかもしれません。・・・反省・・・
球根2
右側が根側です。とがっています。とがっているところを下にして植えます。

水やり・・・冬の間は、土の表面が乾いてから2〜3日経った頃に与えます。春になって芽がぐんぐん成長したら、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。

肥料・・・芽が出てきたら、草花用緩効性化成肥料をパッケージの表示にある規定量置き、カリ分の多い水肥を2週間に1回の割で施します。

花後の管理
掘り上げる場合・・・花が終わるころ緩効性化成肥料を与え、さらに水肥を与えます。葉が黄色になったら水を切り、土が乾いたら掘り上げて球根を乾かし涼しい場所で保管します。

掘りあげない場合・・・葉が黄色く枯れたら家の裏などに置き、水を切り、葉を取り除いておくと、10月過ぎごろ、芽が出てきます。芽が見えたら、日当たりのいい場所に移し、最初は少しだけ水を与え、様子を見てその後葉が伸びてきたらたっぷりと水やりを開始します。
私の家の裏は、夏は雨がかからず、秋になるとだんだん雨がかかり、自然の状態で芽が出て成長します。自然が一番ですね。
チューリップとアネモネ
※他の球根類と同じように扱っても問題なく育ちます。水のやりすぎは球根を腐らせるというのは他の球根にも言えます。

病害虫
病気やアネモネを食害する虫は見たことがありません。咲き終わりまできれいです。
2004513アネモネ
アネモネ・デカーン混合。オレンジのバラはミニバラ・オレンジメイディランド
20040511アネモネ
アリ目線で・・・

アネモネが咲かないのはなぜ?
1、前述したように、シワシワの球根を直接庭に植えて急激に吸水すると球根が腐って翌年芽が出ないことがあります。
2、秋植えの球根は、寒さで花芽を作るものもあります。秋に植えたら外で管理します。
3、球根を逆さまに深く植えたかもしれません。私はどうしても上下がわからない時は横にして浅く植えていました。その内、芽の出るところはもしょもしょしていて見分けられるようになりました。

アネモネ失敗と成功
アネモネは、手入不要とも言えるほど丈夫な球根植物です。それでも要領を掴むまで失敗は付き物、いくつかやったことを思い出して書きます。
20070403アネモネ

失敗したこと
★シワシワの球根を植えてすぐに水やりをしてたら、60個くらい植えたのに翌年10個くらいしか咲きませんでした。次の年も同じ失敗をして、諦めてパッケージに書かれている「吸水」をきっちりやってみました。結果、鉢いっぱい花がわんさか咲きました。

★花後、種を切らずにそのままにしていました。大抵の植物は種が飛んで増えるので、庭いっぱいにしたいという欲望でそのままにしていました。次の花、そしてさらに次の花と段々に花茎が短くなり、花は小さく花数がとても少なくなりました。同じ鉢の中で、切り花でたくさんとった株は、花も大きく茎もよく伸び、長い間咲いていたので、種は取るようにしています。翌年種で増えたものを見たことがありません。
アネモネ
次に咲く花のために、おしべが乱れてきたり花の色が褪せてきたら切り取ります。種を付けると株が弱ります。

★チューリップの球根のように、アネモネも咲いた後、球根を他の鉢に移して水やりしていましたが、すぐに葉が枯れ球根は無くなっていました。狭い庭では場所がなくて球根を太らせるため植え替えしましたが、全滅です。

まずまず成功かな
⭐️庭植え・・・10月、1週間くらい晴れの予報を見たら庭にシワシワのままの球根を植えておき、あとは雨が降るのを待つ・・・結構成功率高めです。吸水作業って結構面倒だったりします。

⭐️球根は1月まで植えどき・・・体調不良は時を選ばずで、最近は球根類を植えたい時と病院と重なり、買っても直ぐに植えられない時がありますが、植え場所があれば、雪の降る真冬でも土に埋めれば半分くらいは花が咲きました。吸水もしていませんでしたので咲いたら嬉しかったです。丈夫ですね。
2019年の花
赤と白の花が咲きました。八重は花が小さめです。その上、肥料も入れていないのであまり大きくなりませんでしたが、咲いたらとてもうれしくて、2020年も八重のアネモネを買いました。2021年2月21日、ようやく球根を庭に埋めました。3月11日、いつもならもう花が咲いているころですが、やっと小さな芽が見え始めました。期待しています。

⭐️鉢植え・・・吸水させた後体調崩して植えられなくなったらどうしよう…あれこれ考えていると面倒になって、鉢に、5センチくらい下まで土をいれ、軒下に置いて水を撒いた次の日球根を半分ぐらいさしておいたら、次見た時(10日以上経っていたのかもしれません)、球根から芽や根がたくさん出ていました。それで、球根が隠れる程度に土を入れておきました。本当は球根を3センチくらいに埋める予定だったので、結局、土も少ない状態でした。翌年には、いつも通りいい花がたくさん咲きました。

⭐️ほったらかしで・・・花を見た後、家の裏に置いて忘れていた鉢に、翌年春、パンジーを植えようとしたら芽がでていて、花は小さく少なかったですが、思いがけず2年越しで花を楽しめて、翌年も花が咲くことを知ることができました。

アネモネは憧れの花
410アネモネ
いつもごちゃごちゃ植えすぎ。でも次の年に花を見られるのは少ないので、一年草と思って植えています。これはたくさん咲いているのか、少なくしか咲いていないのかわかりません。

球根を太らせて来年はもっと大株に仕立てたいといろいろ試行錯誤していますが、毎年球根を掘り上げ、それを植えて翌年に花を見ることは難しいです。と言いつつも、毎年園芸店では、「こんな体調じゃ植えるのは無理ね。」と、球根としばらくおしゃべりした後で、諦めきれず買ってしまいます。

庭に植えたい好きな花は、バラとユリは不動の1位ですが、アネモネもまた私にとってなくてはならない春の花で、コップに生けた花に、庭に咲く花に癒されます。アネモネの咲く庭は憧れでもあります。
もっと簡単に確実に、翌年もさらに次の年も同じ球根で花の咲く方法を見つけたいです。

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