5月になりました。この時期は何をしなくても、植物が冬の間に蓄えた力で大きく立派な花を咲かせてくれます。一年のうちで最も花が大きく鮮やかに感じます。

さて、庭の花たちを見てみます。

イングリッシュローズ・ワイフオブバースが咲きました。
20210501ワイフオブバース
細い枝でも大きな花を咲かせるいいバラです。

クレマチス、カクテルが満開。ここだけ花いっぱい。全体写真を撮り忘れました。
20210501カクテル
バラ・カクテル。花芯付近が白っぽいのは昨日咲いた花で、下の方にわずかに写っているのが、今日咲いた花です。日が経つにつれ、さらに黄色の部分が白くなります。

20210501クレマチス
クレマチス・白雪姫かなぁ・・・ 
白い花が清楚で美しいです。ほぼ満開です。

ダッチアイリスが二番花を咲かせています。
20210501ダッチアイリス群生
逆光で露出高めで撮りました。

20210501ダッチアイリス (2)
千鳥草にピントを合わせて

20210501ダッチアイリス
ピントをダッチアイリスに合わせて

雨で倒れていたアネモネは、今日、太陽が出たら、ピンと背筋を伸ばしています。 
20210501アネモネ花壇
白い花は、茎が黄緑で、紫の花は茎が赤紫が混じった黒っぽい色をしていました。偶然にも、紫と白を別々の塊で植えていました。

20210501アネモネ
やっぱり紫のアネモネ素敵です。こんなブローチ欲しい・・・

暖かくなって、草も花も沢山伸びています。 
20210501千鳥草
雨が降る度、高く伸びた千鳥草が倒れます。

この頃はソラの看病で 、夜中に3〜4回起きて見ています。そんなこともあって、花が咲いた時に、写真を撮って楽しむくらいですが、今日は、庭に出るとユリにアブラムシがいます。

少し庭を点検します。

アブラムシ
20210501クイーンフィシューアブラムシ
ユリに付いたアブラムシ

20210501バラアブラムシ
バラに付いたアブラムシ

20210501サクラのアブラムシ
コメザクラにも黒いアブラムシがいます。

アブラムシは、牛乳50CCに水150CCで薄めたものをかけます。大体目分量でやっています。

20210501牛乳を掛ける
200CCくらいの牛乳水は、結構たくさんあって、浴びるほどかけました。
骨太のバラになります。

バラゾウムシ
バラの蕾がうつむいています。バラゾウムシの仕業です。
20210501バラゾウムシ
バラ・ラベンダードリーム
蕾は普通上を向いています。首の部分が垂れていたらバラゾウムシを疑います。

一匹は潰しましたが、もう一匹は食事中で蕾に食い込んでなかなか取れません。うっかり落としてしまいました。落とすと見つかりません。残念です!

ルリチュウレンバチ
ツツジの葉を食害するルリチュウレンバチが、ツツジの葉に産卵しています。産卵初日はどこに産卵してあるのか分かりませんが、4日経つと表からでも確認できます。葉は取ってゴミに出します。
20210502瑠璃チュウレンバチ産卵中
ルリチュウレンバチ産卵中。葉の表と裏の隙間に卵を産む、器用ですね。
ルリチュウレンバチは産卵中は動きません。産卵している葉を取って潰します。

20210506産卵4日後
産卵された4日後の葉。取ってゴミに出します。

オンシツコナジラミ
植物の汁を吸って弱らせる虫です。ツツジについていました。ほおっておくと、排泄物ですす病になります。
20210506オンシツコナジラミ
葉の裏に白い1ミリくらいの羽をもった虫、オンシツコナジラミです。

農薬を使わない方法では、牛乳1に水1で薄めてかけるといいそうです。

私はアブラムシは大体3~4倍ぐらいで希釈していましたが、雨続きということもあり、5月6日に見たら、アブラムシはのうのうと生き延びていました。もう少し濃くした方がいいのかもしれません。試してみます。

牛乳を掛けた木は、3日くらいしたら牛乳を洗い流します。

ユリクビナガハムシ
ユリは、庭に出るたびにユリクビナガハムシがいないか見ています。毎回一匹ずつ捕まえます。それで、もういないだろうと思っていたら、今日は7匹捕まえました。
くびながはむし
鉄砲ユリを食害するユリクビナガハムシ。虫が、葉の隙間に入り込んで隠れています。

虫は捕まえて必ず潰します。白い手袋などをして、中指と薬指での間にユリの茎を差し込むように手を入れ、その手に虫を落とすと捕まえやすくなります。

見逃したりすると被害は増えるばかりか、来年もまたこの虫にユリを食べられてしまいます。

4月、草取りで土を掘り返すと、土の中からユリクビナガハムシの成虫が出てくることがあります。死んだ虫が土の中にいるのかと思いましたが、そうではないようです。

生態はよく分かっていないそうです。

雨が降ったり、疲れていたりすると、窓の内側から花を鑑賞するだけになります。そんな隙間時間を、ムシたちは見逃しませんね。

挿し木
五月は、挿し木にも適します。ユキヤナギ、花の終わったヒラドツツジなどを赤玉土小粒7と腐葉土3を混ぜて大きめの鉢に入れ、挿して日陰に置いておくと付きます。
挿し穂
ツツジは茶色の部分が10センチくらい。ユキヤナギは、昨年伸びた枝で、みずみずしい新芽が伸び始めているものを20センチくらいに切ります。新芽も短く整えます。それぞれ10センチくらい土に差します。

大きめの鉢にする理由は、表面の土が乾いても鉢の中心部は湿っていて、水遣りをちょっと忘れても、水切れでダメにしてしまうことが無いからです。

2ヶ月くらいで根が出てくるはずですが、私は、秋9月下旬ころに鉢上げします。

アレンジメント
千鳥草を剪定したそばに、チチコグサモドキがあったので、摘んで生けることにしました。
チチコグサモドキ
チチコグサモドキ

雨で倒れてしまった金魚草や大きく育ったノースポールも切って入れました。
20210501草葉のレンジ (2)
草花 ・・・カタバミ・ドクダミ・チチコグサモドキ・ノースポール・シラン・姫金魚草・千鳥草 

20210501草花アレンジ
雑草と呼ばれる植物たちは美しくユニークな葉を持っているものが多く、摘んで生けると野趣あふれる個性的なアレンジが楽しめます。

捨てるまえに、コップに生けてみてはいかが?!
 

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