ムシトリナデシコ(虫取撫子)と呼ばれるこの花の由来は、花のすぐ下にハエ取り紙にあるようなベタベタがあるからです。
とても丈夫で、こぼれ種で庭中に広がり、春から初夏にかけて庭をピンクに染めます。
ムシトリナデシコ(虫取撫子)

栽培場所・・・茨城県北部
栽培場所の気温・・・ー4〜+34℃
別名・・・ハエトリナデシコ、コマチソウ、ムシトリバナ
原産地・・・ヨーロッパ
分類・・・ナデシコ科、秋まき一年草(越年する)。春に芽が出たものは夏に枯れる。
花期・・・4月〜7月。直径1センチくらいの5弁の花が10〜15個くらい房になって咲く。花の下に1.5センチくらいの筒状の萼があり、そこに種がたくさんできる。
草丈・・・30〜60センチ。葉は丸みを帯びた楕円形でついになっている。たくさん分枝をし、先に花が咲く。
ムシトリナデシコの育て方
実は、ムシトリナデシコは、ある日庭に咲いていました。翌年はさらに増えました。とても丈夫で、
育て方というより、観察記録のような感じです。
ムシトリナデシコの生育メカニズム
日当たりのいい場所に、前年の秋または春に芽を出し、4月ごろから7月まで花を咲かせます。

こぼれ種で庭中に咲いたムシトリナデシコ
花下に筒状になったガクがあります。そこのところに細かい種がたくさんできます。

花弁の下に筒状のガクが、その下にべたべたとした粘着質のものがあります。小さな虫がくっついているのを見ます。食虫植物ではありません。
私思いますに、下から這い上がってくる虫に花びらを食べられないようにするためなんじゃないかと・・・あくまでも私の推測。
種はこぼれて、その年の秋または翌年の春に芽を出します。

2021年のムシトリナデシコ。あちこちに芽を出しました。これで一株です。

2021年6月18日、ヒヤシンスなどがあったところに芽を出したムシトリナデシコ。
日当たりのよいところはたくさん花が咲きます。
種取りをしたい時
種は、筒状のガクの中に出来ます。

筒の上が開くと種の採取に最適な状態です。

梅雨になると種が濡れて採取が難しくなります。種取りは、梅雨前に行います。
種蒔きどき
9月下旬から11月上旬。日当たりと水はけのいいところに蒔きます。
苗の移植について
たくさん出た苗を、好きな場所に移植したいと思う時は、小苗のうちは土をたくさんつけて移植できます。移植後はたくさん水をやります。
草丈が20センチを超えてから移植をすると枯れることがあります。
ポットで育苗をすると、花が咲いてからでも移植はできます。移植後はたくさん水やりをします。
間引きのススメ
庭中にたくさん芽が出ます。一本から分枝してたくさん花が咲くので、間隔をあけて間引きます。
長く花を楽しむために
咲いた花が終わると全てに種ができます。種ができると後の花はあまり大きな房にはならず、種が枯れた色になって庭が汚い感じになります。

種にしたい株を残して、他の株は花を切ります。分枝しているすぐ上を切ると、新しい芽が伸びて、再び花を楽しめます。
肥料について
元肥も追肥も一切やっていません。
病気と害虫
病気について
実はよくわかりません。本当に丈夫で庭のどこかに咲いています。
害虫について
蛾の幼虫が葉を食害します。
葉の裏に卵を産みつけます。孵化してしまったらあっという間に庭中のムシトリナデシコを食べられてしまいます。葉が透けていたりしたら虫がいる可能性があります。

このように表から見ると葉に模様が見えます。

裏には小さな虫たちが葉っぱをハムハム。小さいうちはまとまっていますので、ねこそぎ退治します。
ムシトリナデシコの魅力
ムシトリナデシコは、蝶が蜜を吸いにきます。モンシロチョウ、アオスジアゲハ、クロアゲハ、キアゲハなど。蝶が好きな方は庭に植えてみると面白いかもしれません。

ヒオドシチョウ

モンシロチョウ
アレンジにも使えます。花が終わるとき散るのではなく、チリチリに縮んでいるので、テーブルを汚しません。花もちはいいです。花は次々蕾が開きますが、後に咲いた花は退色して薄くなります。

バラといける。

千鳥草やビオラなどと一緒に。

春の花を集めて描いた一枚
病弱ガーデナー期待の花
体調が思わしく無くなって庭作業もままならない時に、白い小菊が咲き、千鳥草が咲き、ムシトリナデシコがピンクの花を咲かせます。目に染みる美しさです。

花姿に似合わず強健な花たちで、お手入れも行き届いていないのに、春から初夏の庭を 美しく飾ります。

バラとムシトリナデシコ
これからはなるべく手をかけない庭作りをしたいと思っています。この素晴らしい花たちを取り入れて、お手入れも少な~くで済んで、
・・・おお、美しい・・・ という庭にしたいです。
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とても丈夫で、こぼれ種で庭中に広がり、春から初夏にかけて庭をピンクに染めます。
ムシトリナデシコ(虫取撫子)

栽培場所・・・茨城県北部
栽培場所の気温・・・ー4〜+34℃
別名・・・ハエトリナデシコ、コマチソウ、ムシトリバナ
原産地・・・ヨーロッパ
分類・・・ナデシコ科、秋まき一年草(越年する)。春に芽が出たものは夏に枯れる。
花期・・・4月〜7月。直径1センチくらいの5弁の花が10〜15個くらい房になって咲く。花の下に1.5センチくらいの筒状の萼があり、そこに種がたくさんできる。
草丈・・・30〜60センチ。葉は丸みを帯びた楕円形でついになっている。たくさん分枝をし、先に花が咲く。
ムシトリナデシコの育て方
実は、ムシトリナデシコは、ある日庭に咲いていました。翌年はさらに増えました。とても丈夫で、
育て方というより、観察記録のような感じです。
ムシトリナデシコの生育メカニズム
日当たりのいい場所に、前年の秋または春に芽を出し、4月ごろから7月まで花を咲かせます。

こぼれ種で庭中に咲いたムシトリナデシコ
花下に筒状になったガクがあります。そこのところに細かい種がたくさんできます。

花弁の下に筒状のガクが、その下にべたべたとした粘着質のものがあります。小さな虫がくっついているのを見ます。食虫植物ではありません。
私思いますに、下から這い上がってくる虫に花びらを食べられないようにするためなんじゃないかと・・・あくまでも私の推測。
種はこぼれて、その年の秋または翌年の春に芽を出します。

2021年のムシトリナデシコ。あちこちに芽を出しました。これで一株です。

2021年6月18日、ヒヤシンスなどがあったところに芽を出したムシトリナデシコ。
日当たりのよいところはたくさん花が咲きます。
種取りをしたい時
種は、筒状のガクの中に出来ます。

筒の上が開くと種の採取に最適な状態です。

梅雨になると種が濡れて採取が難しくなります。種取りは、梅雨前に行います。
種蒔きどき
9月下旬から11月上旬。日当たりと水はけのいいところに蒔きます。
苗の移植について
たくさん出た苗を、好きな場所に移植したいと思う時は、小苗のうちは土をたくさんつけて移植できます。移植後はたくさん水をやります。
草丈が20センチを超えてから移植をすると枯れることがあります。
ポットで育苗をすると、花が咲いてからでも移植はできます。移植後はたくさん水やりをします。
間引きのススメ
庭中にたくさん芽が出ます。一本から分枝してたくさん花が咲くので、間隔をあけて間引きます。
長く花を楽しむために
咲いた花が終わると全てに種ができます。種ができると後の花はあまり大きな房にはならず、種が枯れた色になって庭が汚い感じになります。

種にしたい株を残して、他の株は花を切ります。分枝しているすぐ上を切ると、新しい芽が伸びて、再び花を楽しめます。
肥料について
元肥も追肥も一切やっていません。
病気と害虫
病気について
実はよくわかりません。本当に丈夫で庭のどこかに咲いています。
害虫について
蛾の幼虫が葉を食害します。
葉の裏に卵を産みつけます。孵化してしまったらあっという間に庭中のムシトリナデシコを食べられてしまいます。葉が透けていたりしたら虫がいる可能性があります。

このように表から見ると葉に模様が見えます。

裏には小さな虫たちが葉っぱをハムハム。小さいうちはまとまっていますので、ねこそぎ退治します。
ムシトリナデシコの魅力
ムシトリナデシコは、蝶が蜜を吸いにきます。モンシロチョウ、アオスジアゲハ、クロアゲハ、キアゲハなど。蝶が好きな方は庭に植えてみると面白いかもしれません。

ヒオドシチョウ

モンシロチョウ
アレンジにも使えます。花が終わるとき散るのではなく、チリチリに縮んでいるので、テーブルを汚しません。花もちはいいです。花は次々蕾が開きますが、後に咲いた花は退色して薄くなります。

バラといける。

千鳥草やビオラなどと一緒に。

春の花を集めて描いた一枚
病弱ガーデナー期待の花
体調が思わしく無くなって庭作業もままならない時に、白い小菊が咲き、千鳥草が咲き、ムシトリナデシコがピンクの花を咲かせます。目に染みる美しさです。

花姿に似合わず強健な花たちで、お手入れも行き届いていないのに、春から初夏の庭を 美しく飾ります。

バラとムシトリナデシコ
これからはなるべく手をかけない庭作りをしたいと思っています。この素晴らしい花たちを取り入れて、お手入れも少な~くで済んで、
・・・おお、美しい・・・ という庭にしたいです。