厳しい暑さとなり球根ベゴニアに異変が生じました。
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球根ベゴニア「オドラータ・アンジェリケ」
20210623ベゴニア
6月23日

栽培場所・・・茨城県北部
栽培場所の気温と気候・・・ー4℃〜+34℃。最近の傾向として夏は、37℃を記録するなど、厳しい暑さとなっています。それに加え霧が発生し湿度が昼間70%、夜は90%の日が多くなりました。冬は、普段−4℃くらいにしかなりませんが、突然−6.9℃を記録した年があり、外で冬越ししていたゼラニュウムのほとんどを失いました。

本来なら3〜4月に植えるべきところを、5月、大幅に遅れ植え付けたベゴニアが、6月から白く美しい花を咲かせて、サワサワ風に揺れる様は優雅で、最近新しい花に挑戦していなかった私の心をワクワクさせてくれました。

そのベゴニアがしおれて元気がありません。いったい何が???
20210721球根ベゴニア3

5月8日に植え付けてからの経過を追ってみます。

植え付け
3月に買った球根を5月8日に植え付けました。
用土・・・赤玉土小粒6、腐葉土4、マグアンプKをまぜました。水はけをよくするため鉢底に赤玉土大粒を2センチくらい入れています。



6月2日発芽
と言っても、すでに芽が伸びていましたが葉が出てきたので発芽としました。
20210602ベゴニア二つ
無事2個のベゴニアに芽が出たので草花用緩効性化成肥料を鉢縁に8粒、浅く埋めました。

6月6日には同時に蕾が見えました
20210618ベゴニア違い
6月18日、風が強いため家の中に取り込みました。二つともおおきな蕾を落としてしまいました。

20210622二つのベゴニア
6月22日、左側は蕾と葉を一つずつ落としました。右側は、次々花を咲かせ、新しい芽も伸びました。

外のほうが葉や花の発色が素晴らしい
元気のない球根が気になりますが、花が咲き出したベゴニアは綺麗で家の中で眺めていたい気持ちでした。しかし、外におく方が家の中に置くより花の色は断然いいです。
20210620室内で咲く
6月20日、室内で咲き始めた花、白っぽい。

20210623ベゴニア
外に出して3日目、花色が少しピンクがかって深みを増しました。

ベゴニアはな
梅雨が明けた7月も南側の軒下に置きました。花もきれいですが、ツヤのある茎の赤い色もきれいです。

きれいに花を咲かせる球根とすぐにしおれる球根
20210721球根ベゴニア
7月21日、花が次々咲きました。

ベゴニア枯れる
しかしもう一方は、新芽が伸びて間もなくすぐにしおれるをくりかえしています。
球根が腐っているわけでもなく、水も球根にはかけないように気を使ってやっていますので、水のせいではないと思いますが、わかりません。

20210721球根ベゴニア3
相変わらず、衝撃に弱いです。風速6メートル、少し風が強いと蕾が落ちます。

害虫発生
そして、8月台風接近に伴い家の中に取り込みました。風が吹く度、家の中と外を」行ったり来たりです。
家の中に取り込んだのを機に家の中で楽しもうと思いましたが、家の中では、カーテンの開け閉めに伴い派手にベゴニアを揺らし、さらに蕾を落としてしまうので家の裏で管理することにしました。風速6メートルより蕾を落とす家の中。
ベゴニア
少し背が高くなりました。そのままでは鉢が倒れてしまいそうなので支柱を足しました。

花が終わったら種ができないように花柄はこまめに切った方がいいですが、種の形が面白いのでそのままにしておきました。でもすぐに落ちました。

ガの幼虫がいます。昨日は気が付かなかった虫。今日は、虫が成長したのでしょう、被害も大きいです。
20210729ベゴニアに虫
葉を畳んで糸でしっかりとくっつけてベッドをつくり、その中で葉を食べながら成長します。いろんな植物に被害を出すガです。

20210729ベゴニアに虫2
ガの幼虫に食べられた葉がレース模様になっています。

花にもいました。
虫20210729
花がしおれて、おかしいと思ったら、ハマキムシの幼虫が食べていたんですね。
3匹捕まえました。葉は綺麗にガの幼虫が巻きつけた糸を取り除いて広げました。
新しい葉が成長してくると、食べられた葉は気にならなくなりました。

暑い間はなるべく涼しい場所を選んで夏越しを
20210729家の裏に
花は外の光を浴びているほうが断然美しい、それに蕾を落とさずに済みます。それで、外の居心地の良い場所を見つけておくことにしました。雨がちょっとかかります。

外が好きなはずのベゴニアが元気がない
1週間後、2本のうちの一本がぐったりしています。原因がわかりません。
元気ない8月8日
ぐったりしたベゴニア。

ぐったり
茎の付け根が黒ずんできているのがわかりました。

20210810ベゴニア茎枯れ
付け根部分が痛んでいます。

202108103あたらしい芽
根元をきれいに取り除きました。新しい芽が出ているので、期待しています。

球根ベゴニアの一番の苦手はなんでしょう?
球根ベゴニアの故郷はアンデス山脈、夏冷涼な気候のなかで過ごしていた球根ベゴニアには、日本の夏は苦手ななのかもしれません。

茨城県北部の夏は、気温は平均して24℃〜29℃ですが、台風の後に起きる猛暑は大体36℃くらいになります。8月から9月にかけて危険です。夜霧が出て湿度90%になります。昼間は70%くらいまで下がります。

改めて球根を買った時の育て方を見てみます
育て方ガイド
生育ガイド
開花期・・4〜7月
植え付け時期・・・3〜4月
草丈・・・20〜40センチ
置き場所・・・半日影
水はけ・・・良いところ
用途・・・鉢植え

薬剤などの処理はしていないとあります。

私のベゴニア8月10日現在の様子
開花・・・6〜8月まだ咲いています。
植え付け時期・・・5月
草丈・・・50センチ
置き場所・・・5〜6月日当たりのいい場所、気温16℃〜24℃、湿度50〜60%。7月、南側の明るい日陰、気温21℃〜28℃、湿度70%超え。8月北側、家の裏側で風通しの良いところ。気温24℃〜37℃、湿度70~90%。
家の裏に置いてあった1週間のうちに3日間激しい雷雨がありました。雨に当てたのはこの3日間だけ。

結果、球根ベゴニア「オドラータ・アンジェリケ」は、高温多湿に弱い
温度に加え湿度が高い中雨に当ててしまうと、球根に水がかからないように水やりをしていても、菌が付着して腐ってしまうのではないかと思いました。

育て方のメモには気温や湿度まではありません。もし、最もよく生育する温度や湿度も書いてあれば参考にできますね。

それから、高温多湿の夏に咲かせるためには、植え付け時に菌やカビを寄せ付けないように薬剤処理をしたら、球根二つとも育ったかもしれないと思いました。

プロのように鉢いっぱいに咲かせたい
球根ベゴニア、オドラータ・アンジェリケ、球根の生育説明書にあった鉢いっぱいに咲いている写真を見て、きっとそんな風に咲いてくれるものだと思っていました。
ベゴニア花

しかし、そう簡単ではありませんでした。コツをつかむまでは難しいですね。

次は、秋まで葉を大事に育てて、冬の間球根を凍らせず、来年の3月まで管理をするのが目標です。

20210810ベゴニア
8月10日。茎一本になったベゴニア。一本になっても花は凛として美しいです。

途中から切ったら脇芽が伸びて花数は増えるのか、切った枝でさし木はできるのか、ふと疑問を持ちました。来年球根が無事冬越しできて、私の体調が園芸をもっと楽しめるくらいによかったら、試してみようと思います。

今の一本の茎はもったいなくて切れません。

しおれた茎ですが、切り口をきれいなカッターで切って水に生けておいたら、1時間くらいで葉が生き生きしています。葉も個性的でワイルドな感じできれいですね~。好きですね~。
 
植え付けから最初の花が咲くまでの記録を「球根ベゴニア【オドラータ・アンジェリケ】生育日記&開花」で書きました。

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