初めての多肉植物の夏越しです。
多肉植物は水やりなしでも生き続け、一気に増えると思っていました。病弱ガーデナーでもちょっとした多肉の森が作れるとおもっていましたが、実はそうではなく、日々の努力が必要であることがわかりました。
夏を通して多肉について気が付いたことをまとめます。
栽培場所・・・茨木県北部
栽培場所の気温と気候・・・ー4℃~+37℃。夏は蒸し暑く霧が多い。冬は乾燥している、雪は少ない。
今年我が家にやってきた多肉植物

左から・・・斑入りマルバマンネングサ(セダム属)、アルブム(ベンケイソウ科セダム属)、ミドリガメノタマゴ(ベンケイソウ科セダム属)、ブロンズヒメ(ベンケイソウ科グラプトペタルム属)

左から・・・サルメントーサ(クラッスラ属)、月下美人(パキフイッツム属)、アドルフィーゼ(セダム属)、群月下(セダム属)、カルフォルニアサンセット(セダム属)
夏の気温と多肉の様子
7月、気温20℃~30℃。今年は梅雨がいつもより長く、曇りや雨の日が多くありました。晴れると急激に温度が上がりました。まだ暑さ疲れがなくて植物は元気でした。

寄せ植えにした缶の鉢。あまり水やりは得意ではないので余裕をもって植えました。それと、多肉は一晩で倍に増えるイメージでした。

1月に買ってきた苗から落ちた葉をさして出た芽、アルブムとミドリガメノタマゴ

5月28日、さし木をした多肉植物。

5月28日にさした葉に一ヶ月もたたないうちにで芽が出始めたアルブム
8月、気温20℃〜37℃
朝9時ごろからほぼ最高気温に近く、夕方3時過ぎまで高温が続きます。今年は100メートル先が霞む霧が3回くらいでした。湿度は70%超えで蒸しました。
挿し木苗とブリキの寄せ植えは家の中で管理し、マルバマンネングサ・アルブム・ミドリガメノタマゴ・ブロンズヒメの親株は外に置きました。

家の出窓で管理することにした多肉植物

鉢が小さいのかすぐに水切れを起こす小さな鉢
外の多肉たち

ミドリガメノタマゴが消えてしまった鉢

アルブムにもしわが・・・
8月以降私の体調が悪く植物を手入れすることができなくなり、室内や、特に管理をしなくても良いものは家の裏に置きました。
9月、気温上旬17℃〜28℃、中旬から下旬15℃〜27℃。まだまだ湿度が高い状態です。
日差しは焼けるような感じの日があり、家の中に取り込んだ植物は外に出せませんでした。
10月10日まで、気温17℃〜30℃。涼しい日が多くなりました。湿度50%台の日もあります。
家の中暮らしが長くなった多肉たちは伸び切ってしまいました。カーテンの開け閉めにより葉がボロボロと落ちました。

10月の多肉の寄せ植え。みんな別の植物のようです。

水やりが十分ではなかった小さい鉢はボロボロで汚くなっています。

水やりが適切だったさし木が一番調子よさそう。
外の多肉の様子

さしたミドリガメノタマゴの葉が全部消えてしまって水やりは大事だと気付き、毎日水やりをしましたが、親株のミドリガメノタマゴもすっかり小粒になってしまいました。そもそもこんなちぐはぐな鉢に植えたのは、あっという間に大きく茂るものだと思ったからです。
秋の生育に期待しています。
夏の間に学習したこと
1、挿し木は水を切らさないこと
挿木をした小さい苗は、水切れを起こすと根が枯れて、さした葉も消えてしまいました。まだ葉がついているものは大丈夫だったんですが、葉がなくなったものは、水切れを起こすと枯れて消えてしまいました。
2、親株も水は大事
外の多肉は、いつ見てもカラカラです。時々3日おいて水やりをしたこともありました。親株はたくさん葉をつけていたのに、根もしっかりあるのに、水不足で気が付くと葉が落ちていました。同じ鉢に6月にさしたミドリガメノタマゴとアルブムの葉はすっかり消えていました。
3、多肉植物といえども厳しい暑さは苦手
多肉は外がいいですが、植えてある鉢や土の量などで鉢の中の温度は大きく違うので、植物を置く場所や鉢の大きさなど見て、夏は地温を上げない工夫が必要だとわかりました。
時には遮光や半日陰になる場所に移動して、厳しい直射日光を避け、急激に鉢土の温度を上げない工夫が必要と思いました。
4、多肉は爆発的に増えるものではない
多肉は一年でぐわーーーッと増えるものだと思って、大きな鉢を物色していました。ところが、いつまでも小さいままで大きくなってくれません。

挿し木で初めて増やしたアルブム、夏あたり鉢いっぱいになると思っていましたが、水切れのため1株枯れ、残った一株も危ない感じです。
マンネングサは日本原産だからどんな過酷な環境にも大丈夫と思いましたが、夏の間あまりいい状態ではありませんでした

夏の間たびたびの水切れでせっかくついたものまで枯れてしまいました。水やりを頻繁に行うことで復活いたしました。生育期の秋、大きくなってほしいです。
まとめ
体感よりデータ
夏の間の多肉の記録をまとめている時に思ったのは、気温の記録より体感は「気温が異常に高い」と感じたことです。微熱が続いたことや睡眠障害などもあったためだと思いました。
体調で判断つかない時は、データを見て考えることも大事だと思いました。
多肉植物は水はいらないという神話
「多肉は水やりをしなくても大丈夫」と言う自己流神話に基づいて水やりをしていませんでした。やりすぎるほうがかえって根腐れをするのでは・・・と思ったからです。
結果、あまりいいものではありません。
多肉も他の植物と同じく毎日見て変化を見逃さないことが大事であると思いました。
とにかく挑戦してみよう!!
ネットで葉挿しは難しいと書かれているものが、とりあえず土にさしたら芽が出てきました。

落ちた葉はさしてみる。芽が出たら植物たちからのプレゼントとして喜びます。
これからの計画
鉢を大きめにして水はけのよい土にして水をたくさんやっても根腐れをしないような植え方をやってみようと思っています。
鉢もこだわってみたいです。鉢探しや、手作りできるものは作ってみたいと思います。
意外と難しい病弱ガーデナーの多肉植物、ある意味繊細で、もう少し生態を知る必要があります。よく見て、手を動かせないときは観察をして次につなげたいと思います。
多肉についての関連記事はこちらです
多肉初心者の格闘する様子が書いてあります。
「アルブム、ミドリガメノタマゴ、ブロンズヒメなど多肉5種のさし木をする」
「多肉挿し木成功!!【アルブム・ミドリガメノタマゴ・ブロンズヒメ・サルメントーサ・カルフォルニアサンセット】
スポンサーリンク
多肉植物は水やりなしでも生き続け、一気に増えると思っていました。病弱ガーデナーでもちょっとした多肉の森が作れるとおもっていましたが、実はそうではなく、日々の努力が必要であることがわかりました。
夏を通して多肉について気が付いたことをまとめます。
栽培場所・・・茨木県北部
栽培場所の気温と気候・・・ー4℃~+37℃。夏は蒸し暑く霧が多い。冬は乾燥している、雪は少ない。
今年我が家にやってきた多肉植物

左から・・・斑入りマルバマンネングサ(セダム属)、アルブム(ベンケイソウ科セダム属)、ミドリガメノタマゴ(ベンケイソウ科セダム属)、ブロンズヒメ(ベンケイソウ科グラプトペタルム属)

左から・・・サルメントーサ(クラッスラ属)、月下美人(パキフイッツム属)、アドルフィーゼ(セダム属)、群月下(セダム属)、カルフォルニアサンセット(セダム属)
夏の気温と多肉の様子
7月、気温20℃~30℃。今年は梅雨がいつもより長く、曇りや雨の日が多くありました。晴れると急激に温度が上がりました。まだ暑さ疲れがなくて植物は元気でした。

寄せ植えにした缶の鉢。あまり水やりは得意ではないので余裕をもって植えました。それと、多肉は一晩で倍に増えるイメージでした。

1月に買ってきた苗から落ちた葉をさして出た芽、アルブムとミドリガメノタマゴ

5月28日、さし木をした多肉植物。

5月28日にさした葉に一ヶ月もたたないうちにで芽が出始めたアルブム
8月、気温20℃〜37℃
朝9時ごろからほぼ最高気温に近く、夕方3時過ぎまで高温が続きます。今年は100メートル先が霞む霧が3回くらいでした。湿度は70%超えで蒸しました。
挿し木苗とブリキの寄せ植えは家の中で管理し、マルバマンネングサ・アルブム・ミドリガメノタマゴ・ブロンズヒメの親株は外に置きました。

家の出窓で管理することにした多肉植物

鉢が小さいのかすぐに水切れを起こす小さな鉢
外の多肉たち

ミドリガメノタマゴが消えてしまった鉢

アルブムにもしわが・・・
8月以降私の体調が悪く植物を手入れすることができなくなり、室内や、特に管理をしなくても良いものは家の裏に置きました。
9月、気温上旬17℃〜28℃、中旬から下旬15℃〜27℃。まだまだ湿度が高い状態です。
日差しは焼けるような感じの日があり、家の中に取り込んだ植物は外に出せませんでした。
10月10日まで、気温17℃〜30℃。涼しい日が多くなりました。湿度50%台の日もあります。
家の中暮らしが長くなった多肉たちは伸び切ってしまいました。カーテンの開け閉めにより葉がボロボロと落ちました。

10月の多肉の寄せ植え。みんな別の植物のようです。

水やりが十分ではなかった小さい鉢はボロボロで汚くなっています。

水やりが適切だったさし木が一番調子よさそう。
外の多肉の様子

さしたミドリガメノタマゴの葉が全部消えてしまって水やりは大事だと気付き、毎日水やりをしましたが、親株のミドリガメノタマゴもすっかり小粒になってしまいました。そもそもこんなちぐはぐな鉢に植えたのは、あっという間に大きく茂るものだと思ったからです。
秋の生育に期待しています。
夏の間に学習したこと
1、挿し木は水を切らさないこと
挿木をした小さい苗は、水切れを起こすと根が枯れて、さした葉も消えてしまいました。まだ葉がついているものは大丈夫だったんですが、葉がなくなったものは、水切れを起こすと枯れて消えてしまいました。
2、親株も水は大事
外の多肉は、いつ見てもカラカラです。時々3日おいて水やりをしたこともありました。親株はたくさん葉をつけていたのに、根もしっかりあるのに、水不足で気が付くと葉が落ちていました。同じ鉢に6月にさしたミドリガメノタマゴとアルブムの葉はすっかり消えていました。
3、多肉植物といえども厳しい暑さは苦手
多肉は外がいいですが、植えてある鉢や土の量などで鉢の中の温度は大きく違うので、植物を置く場所や鉢の大きさなど見て、夏は地温を上げない工夫が必要だとわかりました。
時には遮光や半日陰になる場所に移動して、厳しい直射日光を避け、急激に鉢土の温度を上げない工夫が必要と思いました。
4、多肉は爆発的に増えるものではない
多肉は一年でぐわーーーッと増えるものだと思って、大きな鉢を物色していました。ところが、いつまでも小さいままで大きくなってくれません。

挿し木で初めて増やしたアルブム、夏あたり鉢いっぱいになると思っていましたが、水切れのため1株枯れ、残った一株も危ない感じです。
マンネングサは日本原産だからどんな過酷な環境にも大丈夫と思いましたが、夏の間あまりいい状態ではありませんでした

夏の間たびたびの水切れでせっかくついたものまで枯れてしまいました。水やりを頻繁に行うことで復活いたしました。生育期の秋、大きくなってほしいです。
まとめ
体感よりデータ
夏の間の多肉の記録をまとめている時に思ったのは、気温の記録より体感は「気温が異常に高い」と感じたことです。微熱が続いたことや睡眠障害などもあったためだと思いました。
体調で判断つかない時は、データを見て考えることも大事だと思いました。
多肉植物は水はいらないという神話
「多肉は水やりをしなくても大丈夫」と言う自己流神話に基づいて水やりをしていませんでした。やりすぎるほうがかえって根腐れをするのでは・・・と思ったからです。
結果、あまりいいものではありません。
多肉も他の植物と同じく毎日見て変化を見逃さないことが大事であると思いました。
とにかく挑戦してみよう!!
ネットで葉挿しは難しいと書かれているものが、とりあえず土にさしたら芽が出てきました。

落ちた葉はさしてみる。芽が出たら植物たちからのプレゼントとして喜びます。
これからの計画
鉢を大きめにして水はけのよい土にして水をたくさんやっても根腐れをしないような植え方をやってみようと思っています。
鉢もこだわってみたいです。鉢探しや、手作りできるものは作ってみたいと思います。
意外と難しい病弱ガーデナーの多肉植物、ある意味繊細で、もう少し生態を知る必要があります。よく見て、手を動かせないときは観察をして次につなげたいと思います。
多肉についての関連記事はこちらです
多肉初心者の格闘する様子が書いてあります。
「アルブム、ミドリガメノタマゴ、ブロンズヒメなど多肉5種のさし木をする」
「多肉挿し木成功!!【アルブム・ミドリガメノタマゴ・ブロンズヒメ・サルメントーサ・カルフォルニアサンセット】