厳しい寒さを迎えました。バラを復活させるには最高に良い時期です。鉢の中の根の状態を見ることのできる絶好の季節です。
*この記事は広告リンクを含みます。

バラは気温11度を下回る頃に休眠し、春になると目を覚まし芽が勢いよく伸び出します。休眠している間に植え替えなどの作業をするのに適した時期です。
茨城県北部では12月から2月いっぱいです。
先日はハイブリットティローズ(HT)・サマンサ、イングリッシュローズ(Egr.)・テスオフザダーバービルズ、プリンセス・アレクサンドラ・オブ・ケントと一部の挿し木苗の鉢上げをしました。
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この記事ではミニバラ・スノーバード、スカーレットオベーション、フロリバンダ系のマザーズデイと残りの挿し木苗の鉢上げ、庭の改造計画のため地植えにしてあったバラの鉢上げの様子を書きました。
バラの植え替え第二弾
栽培場所・・・茨木県北部
栽培場所の気温・・・ー4℃~+34℃
用意するもの
鉢・・・ミニバラは同じサイズの鉢で植えます。株がいたんで小さくなっていたら、ワンサイズ小さめの鉢にします。地堀のバラは、様子を見てそれぞれに合った鉢にします。シンビジュウム用の鉢がたくさんあるのでそれを使いました。
用土・・・赤玉土6、腐葉土4を混ぜた物で植えます。鉢底にはもみ燻炭を2~3センチ敷き鉢底石の代わりにします。

左上・・・バラ用肥料、左下・・・もみ燻炭、右側・・・赤玉土小粒6と腐葉土4
肥料・・・油粕と骨粉を主体としたバラ用肥料
その他・・・剪定バサミ、網(台所の三角コーナーなどに使う網など)
鉢植えバラの植え替え方
私のバラたちは長い間植え替えもせず雑草だらけになってしまっていたので、鉢土を全部落として植え替えました。
コロンとした花のかわいいマザーズデイ

樹高50センチくらい、花径3センチくらいの花を房状に咲かせます。花もちはとても良いです。
丈夫ですが、うどん粉病が出ます。

ゼラニウムの隣に、どんな花とも相性が良い。
夏終わりごろから元気がなくなった株

枝を切ると伸びなくなってしまいました。
元気がなくなる原因がわかりません。

咲いた花は摘み取りました。
雑草もたくさん生えてしまいました。
植え替え時、鉢の中には4匹のコガネムシがいました。元気がなくなってしまったのは、コガネムシが根を食い荒らしていたのが原因でした。

本当は今頃8号鉢に植えられるくらい大きくなっていてもよかったんですが、株が小さくなってしまったので、同じ大きさの6号の鉢に植えました。
ミニチュアローズに分類されるスカーレットオベーション

樹高60センチになる大型で花も6センチと大きい。たくさんの重ねの花びらを長い間色あせることなく咲かせる。
うどん粉病にとても強いです。黒点病にも強いですが、環境で出ることがあります。

買った親株はテッポウムシの被害にあい、さし木で咲かせています。私のさし木株は樹高25センチが最大です。でもこんなに花を咲かせます。
雑草がはびこっていました。メヒシバ、タンポポ、タカサゴユリ、カタバミ・・・6号鉢にこれでもかとぎっちり・・・蕾が一つついていました。強い。

こちらも株が挿し木苗を鉢上げした時とあまり変わらない大きさしかありません。そのままの鉢で育てます。
時々さし木が成功しているアブラハムダービー

今年は自分用についたさし木を鉢に植えました。

左がアブラハムダービー、右はスノーバードです。
どちらも夏に大きくなるといいな・・・
白い花を絶えず咲かせる20年来の相棒、ミニバラ・スノーバード

樹高40センチくらい。花茎6センチくらいの大きな純白の花を5〜10くらいの房で咲きます。棘はすくないが鋭いです。木で咲いている時の花持ちは良いですが、水揚げが悪いので切花には向きません。
同じ鉢で土を足して何年も経ちました。よく生きています。
根は鉢の形で黒くなっていました。
同じ鉢で植えました。いっぱい根が伸びて、本来の花姿をまた見たいです。
細い枝がたくさん出ていました。つくかどうかわからないですが、さし木をしました。

ミニバラは5センチくらいに枝をカットしてさします。
地堀バラの鉢上げの仕方
地堀バラといっても挿し木で育てたバラを庭に下ろしたものです。最近全く元気がないので、根の様子をチェックしながら作業をします。
イングリッシュローズ・コテージローズ

樹高120センチですが、枝を伸ばして小型のつるバラにもできます。棘が多いです。ややうどん粉病になりやすいです。四季咲き性が強く、重ねの多い花を房にして咲かせます。香りがいいです。

植えて3年もすると花数もこんなに増えてさわやかな香りが漂います。テッポウムシで親株は枯れました。
さし木で大きくした株も、最初の枝はテッポウムシに食べられていて、そのわきから伸びた枝が何とか生きています。
再生するといいです。
修景バラ・ラベンダードリーム

花茎3〜4センチの半八重の花を咲かせます。四季咲きです。他のバラの下でもよく咲きます。挿し木もよくつきます。友達に5本挿し木をもららいました。幹が太くなってきた頃に次々とテッポウ虫の被害に遭いました。
最後まで残った一本も根元に大きな穴があいていました。挿木をしました。
イングリッシュローズ・テスオブザダーバービルズ

このバラは、鉢植えでも一つ植え替えしました。
よくさし木がつくので庭植えにもしましたが、夏を過ぎたころから花がありません。太いシュートが1本。

根はほとんどありませんでした。ちょっと深植えです。
フロリバンダローズ・ブライダルピンク

フロリバンダ系のブライダルピンク、丈夫で春は花径10センチの整った大きな花を咲かせます。房咲になります。花もちはいいです。樹高は60センチくらいです。

8月の花
わずかに残った枝を切り戻して鉢に植え替えました。
イングリッシュローズ・チャールズレニーマッキントッシュ

春と秋では花の色が変わります。イングリッシュローズの中では花もちがいいです。細い枝にも絶えずたくさん花をつけ年中咲いています。
こちらは残念なことにテッポウムシの被害にあったようで、枯れかかっています。

さし木をしました。どれか一つ芽が出るとうれしい。
作業を終えて
地植えのバラはほとんどが根に障害がありました。深く根を伸ばしていても栄養を取るための根が見当たらないものばかりで、長い間手入れができなかったことで環境が悪くなってしまったかもしれません。

今年の夏は、バラを植えてあったところは腐葉土を入れ土を改良して花を植えようと思います。バラはしばらくお休みです。
植え替えたバラたち

久しぶりの植え替えでリフレッシュ、バラも喜んでくれたかな・
たいした数があるわけではないですが名札を立てました。

総菜のパックなどで作った名札。

軽くて飛びやすいので4分の3は土に埋める感じでさしています。
たくさんのコガネムシ・テッポウムシに泣く無農薬園芸
コガネムシの幼虫の好む根は、バラ、ゼラニウムが圧倒的に多いです。しかし、雑草だらけの根が鉢いっぱいになったバラの土には幼虫はいませんでした。
マザーズデイは雑草とバラの根がありましたが、雑草の部分にはコガネムシの幼虫はなく、バラの根の周りだけにいました。バラの根が好物なんですね。
鉢の上に網を乗せてコガネムシ対策をしていましたが、台風の時剥がれてそのままになった「サマンサ」の鉢に7匹もの幼虫がいました。
コガネムシの産卵管の長さなども計算に入れて網をおくなどした方がいいのかなど考えています。
カミキリムシは地際の幹が親指大になると決まって産卵します。大株は地中に10センチくらいシュートを埋め込むと産卵できなくなるようなので、大苗を庭に植えるときは深植えします。
コガネムシもカミキリムシも厄介な隣人です。何とか対策を立てねばなりません。一番は毎日見回りが基本ですが、もう少し楽をして花を楽しみたいです。
今年の目標は・・・
今年の目標は、美しい庭に改造するためいらないものを片付ける断捨離です。それなのに枯れかかったバラをまた鉢に植えたりして、往生際の悪さときたら救いようがありません。
何年もどんな時も寄り添って元気をもらったきたバラたちですから、やはり「頑張って!!」てなっちゃいます。

やっぱりバラはいいですね。今回植え替えたバラたちがどれくらい復活して花を咲かせるか、夏がめっちゃ楽しみです!!
*「バラの植え替え第二弾」の記事は1月16日にチューリップの記事と一緒にしていましたが、庭植えにしてあったバラを鉢に移し替える作業も加えてバラの記事として書き直しました。
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バラは気温11度を下回る頃に休眠し、春になると目を覚まし芽が勢いよく伸び出します。休眠している間に植え替えなどの作業をするのに適した時期です。
茨城県北部では12月から2月いっぱいです。
先日はハイブリットティローズ(HT)・サマンサ、イングリッシュローズ(Egr.)・テスオフザダーバービルズ、プリンセス・アレクサンドラ・オブ・ケントと一部の挿し木苗の鉢上げをしました。
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この記事ではミニバラ・スノーバード、スカーレットオベーション、フロリバンダ系のマザーズデイと残りの挿し木苗の鉢上げ、庭の改造計画のため地植えにしてあったバラの鉢上げの様子を書きました。
バラの植え替え第二弾
栽培場所・・・茨木県北部
栽培場所の気温・・・ー4℃~+34℃
用意するもの
鉢・・・ミニバラは同じサイズの鉢で植えます。株がいたんで小さくなっていたら、ワンサイズ小さめの鉢にします。地堀のバラは、様子を見てそれぞれに合った鉢にします。シンビジュウム用の鉢がたくさんあるのでそれを使いました。
用土・・・赤玉土6、腐葉土4を混ぜた物で植えます。鉢底にはもみ燻炭を2~3センチ敷き鉢底石の代わりにします。

左上・・・バラ用肥料、左下・・・もみ燻炭、右側・・・赤玉土小粒6と腐葉土4
肥料・・・油粕と骨粉を主体としたバラ用肥料
その他・・・剪定バサミ、網(台所の三角コーナーなどに使う網など)
鉢植えバラの植え替え方
私のバラたちは長い間植え替えもせず雑草だらけになってしまっていたので、鉢土を全部落として植え替えました。
コロンとした花のかわいいマザーズデイ

樹高50センチくらい、花径3センチくらいの花を房状に咲かせます。花もちはとても良いです。
丈夫ですが、うどん粉病が出ます。

ゼラニウムの隣に、どんな花とも相性が良い。
夏終わりごろから元気がなくなった株

枝を切ると伸びなくなってしまいました。
元気がなくなる原因がわかりません。

咲いた花は摘み取りました。
雑草もたくさん生えてしまいました。
植え替え時、鉢の中には4匹のコガネムシがいました。元気がなくなってしまったのは、コガネムシが根を食い荒らしていたのが原因でした。

本当は今頃8号鉢に植えられるくらい大きくなっていてもよかったんですが、株が小さくなってしまったので、同じ大きさの6号の鉢に植えました。
ミニチュアローズに分類されるスカーレットオベーション

樹高60センチになる大型で花も6センチと大きい。たくさんの重ねの花びらを長い間色あせることなく咲かせる。
うどん粉病にとても強いです。黒点病にも強いですが、環境で出ることがあります。

買った親株はテッポウムシの被害にあい、さし木で咲かせています。私のさし木株は樹高25センチが最大です。でもこんなに花を咲かせます。
雑草がはびこっていました。メヒシバ、タンポポ、タカサゴユリ、カタバミ・・・6号鉢にこれでもかとぎっちり・・・蕾が一つついていました。強い。

こちらも株が挿し木苗を鉢上げした時とあまり変わらない大きさしかありません。そのままの鉢で育てます。
時々さし木が成功しているアブラハムダービー

今年は自分用についたさし木を鉢に植えました。

左がアブラハムダービー、右はスノーバードです。
どちらも夏に大きくなるといいな・・・
白い花を絶えず咲かせる20年来の相棒、ミニバラ・スノーバード

樹高40センチくらい。花茎6センチくらいの大きな純白の花を5〜10くらいの房で咲きます。棘はすくないが鋭いです。木で咲いている時の花持ちは良いですが、水揚げが悪いので切花には向きません。
同じ鉢で土を足して何年も経ちました。よく生きています。
根は鉢の形で黒くなっていました。
同じ鉢で植えました。いっぱい根が伸びて、本来の花姿をまた見たいです。
細い枝がたくさん出ていました。つくかどうかわからないですが、さし木をしました。

ミニバラは5センチくらいに枝をカットしてさします。
地堀バラの鉢上げの仕方
地堀バラといっても挿し木で育てたバラを庭に下ろしたものです。最近全く元気がないので、根の様子をチェックしながら作業をします。
イングリッシュローズ・コテージローズ

樹高120センチですが、枝を伸ばして小型のつるバラにもできます。棘が多いです。ややうどん粉病になりやすいです。四季咲き性が強く、重ねの多い花を房にして咲かせます。香りがいいです。

植えて3年もすると花数もこんなに増えてさわやかな香りが漂います。テッポウムシで親株は枯れました。
さし木で大きくした株も、最初の枝はテッポウムシに食べられていて、そのわきから伸びた枝が何とか生きています。
再生するといいです。
修景バラ・ラベンダードリーム

花茎3〜4センチの半八重の花を咲かせます。四季咲きです。他のバラの下でもよく咲きます。挿し木もよくつきます。友達に5本挿し木をもららいました。幹が太くなってきた頃に次々とテッポウ虫の被害に遭いました。
最後まで残った一本も根元に大きな穴があいていました。挿木をしました。
イングリッシュローズ・テスオブザダーバービルズ

このバラは、鉢植えでも一つ植え替えしました。
よくさし木がつくので庭植えにもしましたが、夏を過ぎたころから花がありません。太いシュートが1本。

根はほとんどありませんでした。ちょっと深植えです。
フロリバンダローズ・ブライダルピンク

フロリバンダ系のブライダルピンク、丈夫で春は花径10センチの整った大きな花を咲かせます。房咲になります。花もちはいいです。樹高は60センチくらいです。

8月の花
わずかに残った枝を切り戻して鉢に植え替えました。
イングリッシュローズ・チャールズレニーマッキントッシュ

春と秋では花の色が変わります。イングリッシュローズの中では花もちがいいです。細い枝にも絶えずたくさん花をつけ年中咲いています。
こちらは残念なことにテッポウムシの被害にあったようで、枯れかかっています。

さし木をしました。どれか一つ芽が出るとうれしい。
作業を終えて
地植えのバラはほとんどが根に障害がありました。深く根を伸ばしていても栄養を取るための根が見当たらないものばかりで、長い間手入れができなかったことで環境が悪くなってしまったかもしれません。

今年の夏は、バラを植えてあったところは腐葉土を入れ土を改良して花を植えようと思います。バラはしばらくお休みです。
植え替えたバラたち

久しぶりの植え替えでリフレッシュ、バラも喜んでくれたかな・
たいした数があるわけではないですが名札を立てました。

総菜のパックなどで作った名札。

軽くて飛びやすいので4分の3は土に埋める感じでさしています。
たくさんのコガネムシ・テッポウムシに泣く無農薬園芸
コガネムシの幼虫の好む根は、バラ、ゼラニウムが圧倒的に多いです。しかし、雑草だらけの根が鉢いっぱいになったバラの土には幼虫はいませんでした。
マザーズデイは雑草とバラの根がありましたが、雑草の部分にはコガネムシの幼虫はなく、バラの根の周りだけにいました。バラの根が好物なんですね。
鉢の上に網を乗せてコガネムシ対策をしていましたが、台風の時剥がれてそのままになった「サマンサ」の鉢に7匹もの幼虫がいました。
コガネムシの産卵管の長さなども計算に入れて網をおくなどした方がいいのかなど考えています。
カミキリムシは地際の幹が親指大になると決まって産卵します。大株は地中に10センチくらいシュートを埋め込むと産卵できなくなるようなので、大苗を庭に植えるときは深植えします。
コガネムシもカミキリムシも厄介な隣人です。何とか対策を立てねばなりません。一番は毎日見回りが基本ですが、もう少し楽をして花を楽しみたいです。
今年の目標は・・・
今年の目標は、美しい庭に改造するためいらないものを片付ける断捨離です。それなのに枯れかかったバラをまた鉢に植えたりして、往生際の悪さときたら救いようがありません。
何年もどんな時も寄り添って元気をもらったきたバラたちですから、やはり「頑張って!!」てなっちゃいます。

やっぱりバラはいいですね。今回植え替えたバラたちがどれくらい復活して花を咲かせるか、夏がめっちゃ楽しみです!!
*「バラの植え替え第二弾」の記事は1月16日にチューリップの記事と一緒にしていましたが、庭植えにしてあったバラを鉢に移し替える作業も加えてバラの記事として書き直しました。
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