ヒモサボテンと呼ばれているサボテン、名前は「白檀」(ビャクダン)です。
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今年の花。9こ咲きました。本当はもっと咲きます。
とても丈夫で、ほったらかしでも大丈夫なサボテンです。吊り鉢に長く紐状に垂らして 飾ってもいいし、短くして低い鉢で育ててもいいし、色んな楽しみ方ができるサボテンです。
ヒモサボテン「白檀」
5月の花
原産地・・・アルゼンチン。
成長型・・・春と秋。
草丈・・・1メートルくらいになるらしいですが、私は40センチくらいが最長です。
花・・・5月終わりころから6月初め。
直径4センチくらいの鮮やかなオレンジの花を紐状に伸びた銅の部分から蕾を出し咲かせます。花は4日間くらい咲いています。朝咲いて昼3時ごろに花はしぼんだように閉じます。それを繰り返します。
特徴・・・寒さ暑さに強く、紐状に伸びます。全体に短い棘があります。銅の部分にたくさんの子苗ができます。その子苗で簡単に増やすことができます。
栽培場所・・・茨城県北部
栽培場所の気候・・・ー4℃〜+34℃。夏蒸し暑く、冬は乾燥してます。1月半ばから3月上旬まで少し雪が降ります。
ヒモサボテン白檀の育て方増やし方
3号鉢に。こんな感じも可愛いです。
入手方法
園芸店や通販などで入手可能です。また育てている方からいただくのもありです。なにしろ沢山子株が増えます。毎年庭に転がって気がつくと生きている・・・感じのサボテンです。
サボテンを手に入れたら
購入したサボテン・・・・ビニールポットに入っているものならば、大体同じ大きさの鉢を用意して、土は崩さずそのままポッっと入れて育てます。
子株をもらったら・・・3号鉢に3本ほど斜めにさします。用土は、赤玉土小粒7腐葉土3の割合で混ぜたものを使います。基本、土なら何でも大丈夫です。
子苗の植え方
子苗を植えるときは、ついついたくさんさしたくなりますが、3号鉢に3本くらいを目安にします。
こちらは多すぎです。爆発的に増えますので、来年は植え替えが必要になります。
これでも多めです。3月の状態。
7月はこんな感じです。土は、多肉植物を植えたあまりの土で植えましたので肥料分少なめです。6月に草花用緩効性化成肥料を3粒入れました。
置き場
春から秋まで日当たりのいいところの雨のかからない軒下。冬場は日当たりよく霜や雪のかからない場所。−5度でも外に置いて枯れません。その代わり赤くなります。
2月14日
9月30日
水やり
春から秋までは水切れをさせないように水やりをします。気温が下がる11月ごろから徐々に水やりを減らし1週間に1回にします。12月中頃から2月までは水はほとんどやりません。もし暖冬で、水をやりたいと思うのであれば、月に1回、天気予報で晴れた暖かい日が続く前にやるようにします。
大きく育った株の植え替え
去年手に入れたサボテンが順調に育てば5〜6月に花が咲きます。
鉢いっぱいに育った場合は、花が終わった時か、秋9月中頃に、二回り大きい鉢に植え替えます。
▼3月終わりのころには、蕾が見え始めています。中央の赤い点が蕾です。
蕾を落としてしまうので私は春の植え替えはしていません。
花後または秋に植え替える
根鉢は崩さず、赤玉土小粒7腐葉土3で植えます。元肥にマグアンプKを混ぜるか、混ぜないで植えた時は草花用緩効性化成肥料を春と秋に鉢の縁に規定量置きます。
浅鉢なら鉢底に網を敷きごろ土は少なく、鉢から抜いたらそのまま植えます。深い鉢に植える場合は、ごろ土や軽石を多めに入れて水はけを良くします。
缶のサボテンを植え替えます。
子株の伸びる余地もない状態です。
土の余白がたっぷりあります。缶から抜くとき子苗も長いひも状の苗ももげてしまいました。
植え替えの時にどんなに気をつけていても子苗がボロボロ取れてしまいますが、またどんどん増えます。落ちた子苗はさして増やします。土に置くだけでも根付き増えます。小苗は春でもさし木ができます。
鉢に余裕があれば植え替えは必要ありません。
ヒモサボテンを増やす
増やし方
子苗で増やす・・・子苗で増やすのが最も簡単です。
手で取ってもいいです。痛い時は割りばしで取ります。
株分けで増やす・・・植え増しを繰り返した鉢が大きくなり過ぎた場合、植替えの時に好きな大きさの塊に分けて植えます。
いろんな楽しみ方があります
卵の殻にさしてもかわいいですよ。
好きな容器にさして形を楽しむのもいいですね。エケベリアとローズマリーも挿し木にしました。ローズマリーは水切れに注意します。
ヒモサボテンはたくさん増えるし丈夫なのでいろんな楽しみ方ができます。
ヒモサボテンの困った
花が咲かない・・・無肥料、水不足、日蔭に置きっぱなしなどで花が咲かないことがあります。肥料は植え付け時、マグアンプKを混ぜて植えるか、春花の後と秋の成長期に草花用緩効性化成肥料を適量あげます。
春から秋までは乾いたらしっかりやります。水切れをしても枯れません。そこは安心ポイントですが、サボテンの形が悪くなります。水切れが過ぎるとネジラミがつく場合があります。
室内で鑑賞すると青々とヒモが伸びますが花は少なくなります。
室内に置いてたヒモサボテン。自然な感じで乱れた青々としたサボテン、これはこれで素敵です。
サボテンが赤くなった・・・寒いところに置くと赤くなります。枯れてはいません。
外に置くとこんな感じで赤くなります。
サボテンが太らない・・・肥料不足、水不足、根詰まりが考えられます。
3月12日の様子。私は体調不良がすぎて、全く水やりも肥料もやれない時期がありました。サボテンは痩せて花も一つ。子株も小豆くらいのが沢山。
7月12日の様子。病気や害虫がついていなければ、水やりと施肥によってこんなに良くなります。たくさん増えた子株を植えて再生させます。
害虫
ネジラミ・・・乾燥すると根に白い粉状の虫がつきます。土の中なので気付くのが遅くなります。成長期なのに元気がない、株の色が悪いなどという場合、根をチェックします。ネジラミは隣の鉢にも移動して繁殖しますので、ネジラミの可能性のある株は、株ごと捨てます。土や鉢も処分します。
ネジラミを退治する方法は薬剤などがあります。薬剤に株も鉢も水没させて殺虫する。(私は化学物質に弱いのでできません)
ナメクジ・・・花を食べます。キラキラとナメクジの這った後が見えたら、ナメクジ退治をします。夜の見回り、鉢の下、鉢の縁の隙間のサボテンの下などを点検して減らします。
花がナメクジに食べられています。トゲのある胴体は食害されていません。
病気に関しては見たことがありません。
庭でたくましく生きるサボテンくん
土はなんでもいいので、その時用意できる土を使っています。
バラの鉢に落ちたものもすくすく成長しました。
エケベリアの鉢にもこっそり間借りしています。蕾がありました。
実はこんなところにいます。
育て方を書きながら思い出せないくらいいい加減なほったらかしのサボテンです。初夏、オレンジの花が咲いているのを見つけ、もっと咲かせようと思いながら、またほったらかしで一年たちます。
この我慢強い隣人にちょっと注目してみようと思います。
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今年の花。9こ咲きました。本当はもっと咲きます。
とても丈夫で、ほったらかしでも大丈夫なサボテンです。吊り鉢に長く紐状に垂らして 飾ってもいいし、短くして低い鉢で育ててもいいし、色んな楽しみ方ができるサボテンです。
ヒモサボテン「白檀」
5月の花
原産地・・・アルゼンチン。
成長型・・・春と秋。
草丈・・・1メートルくらいになるらしいですが、私は40センチくらいが最長です。
花・・・5月終わりころから6月初め。
直径4センチくらいの鮮やかなオレンジの花を紐状に伸びた銅の部分から蕾を出し咲かせます。花は4日間くらい咲いています。朝咲いて昼3時ごろに花はしぼんだように閉じます。それを繰り返します。
特徴・・・寒さ暑さに強く、紐状に伸びます。全体に短い棘があります。銅の部分にたくさんの子苗ができます。その子苗で簡単に増やすことができます。
栽培場所・・・茨城県北部
栽培場所の気候・・・ー4℃〜+34℃。夏蒸し暑く、冬は乾燥してます。1月半ばから3月上旬まで少し雪が降ります。
ヒモサボテン白檀の育て方増やし方
3号鉢に。こんな感じも可愛いです。
入手方法
園芸店や通販などで入手可能です。また育てている方からいただくのもありです。なにしろ沢山子株が増えます。毎年庭に転がって気がつくと生きている・・・感じのサボテンです。
サボテンを手に入れたら
購入したサボテン・・・・ビニールポットに入っているものならば、大体同じ大きさの鉢を用意して、土は崩さずそのままポッっと入れて育てます。
子株をもらったら・・・3号鉢に3本ほど斜めにさします。用土は、赤玉土小粒7腐葉土3の割合で混ぜたものを使います。基本、土なら何でも大丈夫です。
子苗の植え方
子苗を植えるときは、ついついたくさんさしたくなりますが、3号鉢に3本くらいを目安にします。
こちらは多すぎです。爆発的に増えますので、来年は植え替えが必要になります。
これでも多めです。3月の状態。
7月はこんな感じです。土は、多肉植物を植えたあまりの土で植えましたので肥料分少なめです。6月に草花用緩効性化成肥料を3粒入れました。
置き場
春から秋まで日当たりのいいところの雨のかからない軒下。冬場は日当たりよく霜や雪のかからない場所。−5度でも外に置いて枯れません。その代わり赤くなります。
2月14日
9月30日
水やり
春から秋までは水切れをさせないように水やりをします。気温が下がる11月ごろから徐々に水やりを減らし1週間に1回にします。12月中頃から2月までは水はほとんどやりません。もし暖冬で、水をやりたいと思うのであれば、月に1回、天気予報で晴れた暖かい日が続く前にやるようにします。
大きく育った株の植え替え
去年手に入れたサボテンが順調に育てば5〜6月に花が咲きます。
鉢いっぱいに育った場合は、花が終わった時か、秋9月中頃に、二回り大きい鉢に植え替えます。
▼3月終わりのころには、蕾が見え始めています。中央の赤い点が蕾です。
蕾を落としてしまうので私は春の植え替えはしていません。
花後または秋に植え替える
根鉢は崩さず、赤玉土小粒7腐葉土3で植えます。元肥にマグアンプKを混ぜるか、混ぜないで植えた時は草花用緩効性化成肥料を春と秋に鉢の縁に規定量置きます。
浅鉢なら鉢底に網を敷きごろ土は少なく、鉢から抜いたらそのまま植えます。深い鉢に植える場合は、ごろ土や軽石を多めに入れて水はけを良くします。
缶のサボテンを植え替えます。
子株の伸びる余地もない状態です。
土の余白がたっぷりあります。缶から抜くとき子苗も長いひも状の苗ももげてしまいました。
植え替えの時にどんなに気をつけていても子苗がボロボロ取れてしまいますが、またどんどん増えます。落ちた子苗はさして増やします。土に置くだけでも根付き増えます。小苗は春でもさし木ができます。
鉢に余裕があれば植え替えは必要ありません。
ヒモサボテンを増やす
増やし方
子苗で増やす・・・子苗で増やすのが最も簡単です。
手で取ってもいいです。痛い時は割りばしで取ります。
株分けで増やす・・・植え増しを繰り返した鉢が大きくなり過ぎた場合、植替えの時に好きな大きさの塊に分けて植えます。
いろんな楽しみ方があります
卵の殻にさしてもかわいいですよ。
好きな容器にさして形を楽しむのもいいですね。エケベリアとローズマリーも挿し木にしました。ローズマリーは水切れに注意します。
ヒモサボテンはたくさん増えるし丈夫なのでいろんな楽しみ方ができます。
ヒモサボテンの困った
花が咲かない・・・無肥料、水不足、日蔭に置きっぱなしなどで花が咲かないことがあります。肥料は植え付け時、マグアンプKを混ぜて植えるか、春花の後と秋の成長期に草花用緩効性化成肥料を適量あげます。
春から秋までは乾いたらしっかりやります。水切れをしても枯れません。そこは安心ポイントですが、サボテンの形が悪くなります。水切れが過ぎるとネジラミがつく場合があります。
室内で鑑賞すると青々とヒモが伸びますが花は少なくなります。
室内に置いてたヒモサボテン。自然な感じで乱れた青々としたサボテン、これはこれで素敵です。
サボテンが赤くなった・・・寒いところに置くと赤くなります。枯れてはいません。
外に置くとこんな感じで赤くなります。
サボテンが太らない・・・肥料不足、水不足、根詰まりが考えられます。
3月12日の様子。私は体調不良がすぎて、全く水やりも肥料もやれない時期がありました。サボテンは痩せて花も一つ。子株も小豆くらいのが沢山。
7月12日の様子。病気や害虫がついていなければ、水やりと施肥によってこんなに良くなります。たくさん増えた子株を植えて再生させます。
害虫
ネジラミ・・・乾燥すると根に白い粉状の虫がつきます。土の中なので気付くのが遅くなります。成長期なのに元気がない、株の色が悪いなどという場合、根をチェックします。ネジラミは隣の鉢にも移動して繁殖しますので、ネジラミの可能性のある株は、株ごと捨てます。土や鉢も処分します。
ネジラミを退治する方法は薬剤などがあります。薬剤に株も鉢も水没させて殺虫する。(私は化学物質に弱いのでできません)
ナメクジ・・・花を食べます。キラキラとナメクジの這った後が見えたら、ナメクジ退治をします。夜の見回り、鉢の下、鉢の縁の隙間のサボテンの下などを点検して減らします。
花がナメクジに食べられています。トゲのある胴体は食害されていません。
病気に関しては見たことがありません。
庭でたくましく生きるサボテンくん
土はなんでもいいので、その時用意できる土を使っています。
バラの鉢に落ちたものもすくすく成長しました。
エケベリアの鉢にもこっそり間借りしています。蕾がありました。
実はこんなところにいます。
育て方を書きながら思い出せないくらいいい加減なほったらかしのサボテンです。初夏、オレンジの花が咲いているのを見つけ、もっと咲かせようと思いながら、またほったらかしで一年たちます。
この我慢強い隣人にちょっと注目してみようと思います。