今年は猛暑日が3日と、観測史上最多記録になっているほど暑い日が続いた夏でした。そんな中、丈夫なゴーヤはツルを伸ばし、まだ実をたくさんつけています。
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「嫌いじゃないけど、もう飽きた!」と、しばらく無視を決め込んでいましたらワンサカなっていました。
たくさんなったゴーヤを、料理の仕方でたくさん食べられたり保存して無駄なくいただく方法をご紹介します。
栽培場所・・・茨木県北部、ピノ子の庭
我が家のゴーヤ棚です
8月のゴーヤ棚。
裏側は日差しを遮って。
二株でこんなに葉が密集します。まだまだ成長しています。
日陰のツルの先でキアゲハが羽を休めています。
ゴーヤは夏バテ知らず。たくさんのゴーヤの実を提供してくれます。(ゴーヤは実でよいのかな・・・)
ちょっとお手入れ
疲れ知らずのゴーヤですが、水が不足すると実が曲がるようです。それから今年は害虫が出ました。
日照りの時のゴーヤです。
ゴーヤはウリ科の植物、水不足になると曲がるようです。
雨が降ったらまっすぐになりました。
長い間雨が降らないときは、株もとにお米のとぎ汁や野菜の洗った水などをやりました。
肥料
よく実がなるので月に一度~1ヶ月半に1度の間隔で、株元より30センチ離れたところに野菜用の化成肥料を一掴み(30グラムくらい)軽くすき込んでいます。
害虫
ウリハムシです。葉を食べます。食欲旺盛です。捕殺しました。「ゴーヤも食べられちゃうのね~」と驚きです。
ハマキガです。葉をまいて糸でくっつけてその中で葉を食べます。葉ごと切り取ってごみに出しました。
今年は、ハマキガ類の幼虫を他の植物にもたくさんい見ました。その年によって大量に発生する虫があって、今年はハマキガです。今年はナメクジの食害をあまり見ません。いろいろですね。
ゴーヤ、食べられるのはどっち?
ゴーヤは次々できます。せっかくできたので全部食べたいと思ったら、あまり大きくすると食べきれないので200グラムくらいの大きさで収穫しています。
それでも食べ飽きてしばらく見ないでおくと、どでかいゴーヤが鈴なりに・・・
伊達政宗の兜飾りみたいなゴーヤ
350グラム前後の大きな実がたくさん。
下に3本のゴーヤがあります。一見同じように見えるゴーヤですが、左側がまだ出来立ての130グラムぐらいの実、真ん中がさらに大きく280グラムくらいの実、右側が熟し始めた300グラムの実。
切ってみると中の種がちがいます。
このゴーヤは全部食べられます。
左側の実は、まだ収穫には早い時期です。いぼが小さくツヤもさほどありません。種も成熟していませんので包丁で簡単に切ることができます。薄く切って塩もみすると水がたくさん出てぐったりします。いろんな具材と合わせてゴーヤの炒め物などにいいです。
真ん中の実は、私がいつも収穫している大きさです。いぼが大きくツヤがあります。種が固くなっていて、包丁で切るとき抵抗があります。塩もみする時にパリパリ折れます。塩を振って30分くらい置いてから絞ると粉砕せずに済みます。どんな料理でもあいます。
右側の実は熟し始めている実で、外側の部分はパリッとしています。苦みは相変わらずですが、左側二つに比べ、味に深み甘味があり食味もよく、湯通しした後にも歯触りよく、酢の物などのあえ物においしくいただけます。
味の違いを楽しめるのも自家製ならではですね。
採れ過ぎたゴーヤの保存
ワタを取って冷蔵庫で保存
10本20本取れてしまうと食べきれません。そういう時にはスプーンで中のワタを取ってビニール袋に入れて冷蔵庫に入れておくと1週間くらい持ちます。すぐに食べないときにやっています。
種が赤くなり始めたものと分けて保存すると料理する時見分けやすいです。
保存は必ずワタを取ること。
冷凍保存も可能です
冷凍する時は、ワタを取ったゴーヤを料理をする時の厚み2~3ミリに切って塩を振って30分くらい置き、水気を出します。水気を絞ったゴーヤを保冷パックに入れ平らにして金属バットに乗せ冷凍庫で冷凍します。凍ったら金属バットは外します。
解凍はたっぷりのお湯でひと煮立ちさせると料理に使えます。少ないお湯でゆっくり解凍すると青臭い時があります。
冷凍する時は料理に使う分量ずつ冷凍すると使いやすいです。
種を採取する
来年も植えたいとおもったら種を採取しましょう。種は熟すまで収穫せずにおきます。オレンジ色になって実が裂けると中から赤いゼリー状のものに覆われた種が出てきます。家庭菜園用でしたらゴーヤの実1個分で十分な量取れます。1果で20粒ぐらいあります。
黄色くなりかけると甘いのか虫が食べます。種は食べないので大丈夫です。
ダンゴムシ、食事中。
料理用にとったゴーヤの種がほんのり赤いものがありますが、そのタネも温度があれば発芽します。
ゴーヤの実を鑑賞
茂みの中にきれいな色のゴーヤ発見!きれいなので家の中で鑑賞しました。
グリーンと黄色の絶妙な色合いが素敵。
翌日はさらに熟れて、ひびが入っています。
皮に少し亀裂が見られます。
ちょっと触っただけでバリっと裂けました。
中に赤いのが見えます。赤いゼリー状の部分に包まれて種があります。ゼリー状のものは食べられるというけれど、あまりの赤なので私は食べたことがありません。
種は20個ありました。来年用に種を取っておくときは、赤いゼリー状の実を洗って乾かし、紙の袋に入れて来年まで保存します。蒔くときは、気温が高くなってから蒔くか、保温のできる用意をして蒔きます。私は以前よく種まきをしました。八重桜が咲いた後にビニールポットに蒔きました。
ゴーヤ料理
キンピラ
350グラム以上ものゴーヤが続々採れたので、ゴーヤを一度にたくさん食べるには・・・と考え、豆腐などの混ぜ物なしでキンピラにしました。
材料
ゴーヤ2本(350~400グラム)
酒、砂糖・醤油・かつおだし・白ゴマ、好みで鷹の爪か七味
※鷹の爪は種を取って料理に使います。種を取るとき手袋などをして素手で触らないようにします。鷹の爪を触った手で目など顔周りを触ると、触ったところがやけどしたみたいな感じになってとても痛いです。
作り方
1、ゴーヤは半分に切ってスプーンでワタを取り3ミリ厚ぐらいに切ります。
2、1に塩を振り30分ぐらい置きます。
3、2を固く手で絞って水気を取ります。
4、フライパンに油を敷き3を入れ油でさっと炒めたら、酒・砂糖・醤油・かつおだしを入れ、水分がなくなるまで炒めます。火は中~強火のままで調理します。
※(鷹の爪を入れる場合)鷹の爪は刻んでおき、油を熱したら入れてサッとまぜて油と馴染ませてからゴーヤを入れます。
5、仕上げに七味とゴマを入れ混ぜて出来上がりです。
シャキシャキとした歯触りに仕上げるとおいしいです。苦みも強いですが、慣れたらおいしいです。
熟れ始めた実で酢味噌和え
種が赤くなっている実はシャキシャキ感が抜群にいいです。甘味というか、青いのにはない深い味があります。
右側の種が赤くなり始めたゴーヤを使います。
材料
ゴーヤ1個(約300グラム)、塩、砂糖、みそ、酢
作り方
①、ゴーヤはワタをスプーンで取って3ミリくらいの厚さに切り、塩を振って30分くらい置いて水が出てきたら、軽く絞っておきます。
②、鍋に多めにお湯を沸かし、①のゴーヤを入れひと煮立ちしたらゴーヤを冷水で冷やし、水気を絞ります。
③、お味噌大さじ1に砂糖大さじ2~3、酢大さじ1~2を入れよく混ぜて②のゴーヤに混ぜます。
酢味噌和え
我が家は薄味で甘くしたほうが食べるので砂糖多めで酢少なめです。
下ごしらえ②の湯通しをすると苦みがかなりマイルドになります。「やっぱり苦くてダメ」という方にお勧めです。
ゴーヤ炒めは「ゴーヤたくさん採れています。栽培簡単な夏野菜、ゴーヤチャンプル」に書きました。参考になさってください。
まだまだゴーヤ実がなり続けます。今度は何にしていただきましょう・・・
何にしても苦い・・・でも実がなるとうれしい・・・
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たくさんなったゴーヤを、料理の仕方でたくさん食べられたり保存して無駄なくいただく方法をご紹介します。
栽培場所・・・茨木県北部、ピノ子の庭
我が家のゴーヤ棚です
8月のゴーヤ棚。
裏側は日差しを遮って。
二株でこんなに葉が密集します。まだまだ成長しています。
日陰のツルの先でキアゲハが羽を休めています。
ゴーヤは夏バテ知らず。たくさんのゴーヤの実を提供してくれます。(ゴーヤは実でよいのかな・・・)
ちょっとお手入れ
疲れ知らずのゴーヤですが、水が不足すると実が曲がるようです。それから今年は害虫が出ました。
日照りの時のゴーヤです。
ゴーヤはウリ科の植物、水不足になると曲がるようです。
雨が降ったらまっすぐになりました。
長い間雨が降らないときは、株もとにお米のとぎ汁や野菜の洗った水などをやりました。
肥料
よく実がなるので月に一度~1ヶ月半に1度の間隔で、株元より30センチ離れたところに野菜用の化成肥料を一掴み(30グラムくらい)軽くすき込んでいます。
害虫
ウリハムシです。葉を食べます。食欲旺盛です。捕殺しました。「ゴーヤも食べられちゃうのね~」と驚きです。
ハマキガです。葉をまいて糸でくっつけてその中で葉を食べます。葉ごと切り取ってごみに出しました。
今年は、ハマキガ類の幼虫を他の植物にもたくさんい見ました。その年によって大量に発生する虫があって、今年はハマキガです。今年はナメクジの食害をあまり見ません。いろいろですね。
ゴーヤ、食べられるのはどっち?
ゴーヤは次々できます。せっかくできたので全部食べたいと思ったら、あまり大きくすると食べきれないので200グラムくらいの大きさで収穫しています。
それでも食べ飽きてしばらく見ないでおくと、どでかいゴーヤが鈴なりに・・・
伊達政宗の兜飾りみたいなゴーヤ
350グラム前後の大きな実がたくさん。
下に3本のゴーヤがあります。一見同じように見えるゴーヤですが、左側がまだ出来立ての130グラムぐらいの実、真ん中がさらに大きく280グラムくらいの実、右側が熟し始めた300グラムの実。
切ってみると中の種がちがいます。
このゴーヤは全部食べられます。
左側の実は、まだ収穫には早い時期です。いぼが小さくツヤもさほどありません。種も成熟していませんので包丁で簡単に切ることができます。薄く切って塩もみすると水がたくさん出てぐったりします。いろんな具材と合わせてゴーヤの炒め物などにいいです。
真ん中の実は、私がいつも収穫している大きさです。いぼが大きくツヤがあります。種が固くなっていて、包丁で切るとき抵抗があります。塩もみする時にパリパリ折れます。塩を振って30分くらい置いてから絞ると粉砕せずに済みます。どんな料理でもあいます。
右側の実は熟し始めている実で、外側の部分はパリッとしています。苦みは相変わらずですが、左側二つに比べ、味に深み甘味があり食味もよく、湯通しした後にも歯触りよく、酢の物などのあえ物においしくいただけます。
味の違いを楽しめるのも自家製ならではですね。
採れ過ぎたゴーヤの保存
ワタを取って冷蔵庫で保存
10本20本取れてしまうと食べきれません。そういう時にはスプーンで中のワタを取ってビニール袋に入れて冷蔵庫に入れておくと1週間くらい持ちます。すぐに食べないときにやっています。
種が赤くなり始めたものと分けて保存すると料理する時見分けやすいです。
保存は必ずワタを取ること。
冷凍保存も可能です
冷凍する時は、ワタを取ったゴーヤを料理をする時の厚み2~3ミリに切って塩を振って30分くらい置き、水気を出します。水気を絞ったゴーヤを保冷パックに入れ平らにして金属バットに乗せ冷凍庫で冷凍します。凍ったら金属バットは外します。
解凍はたっぷりのお湯でひと煮立ちさせると料理に使えます。少ないお湯でゆっくり解凍すると青臭い時があります。
冷凍する時は料理に使う分量ずつ冷凍すると使いやすいです。
種を採取する
来年も植えたいとおもったら種を採取しましょう。種は熟すまで収穫せずにおきます。オレンジ色になって実が裂けると中から赤いゼリー状のものに覆われた種が出てきます。家庭菜園用でしたらゴーヤの実1個分で十分な量取れます。1果で20粒ぐらいあります。
黄色くなりかけると甘いのか虫が食べます。種は食べないので大丈夫です。
ダンゴムシ、食事中。
料理用にとったゴーヤの種がほんのり赤いものがありますが、そのタネも温度があれば発芽します。
ゴーヤの実を鑑賞
茂みの中にきれいな色のゴーヤ発見!きれいなので家の中で鑑賞しました。
グリーンと黄色の絶妙な色合いが素敵。
翌日はさらに熟れて、ひびが入っています。
皮に少し亀裂が見られます。
ちょっと触っただけでバリっと裂けました。
中に赤いのが見えます。赤いゼリー状の部分に包まれて種があります。ゼリー状のものは食べられるというけれど、あまりの赤なので私は食べたことがありません。
種は20個ありました。来年用に種を取っておくときは、赤いゼリー状の実を洗って乾かし、紙の袋に入れて来年まで保存します。蒔くときは、気温が高くなってから蒔くか、保温のできる用意をして蒔きます。私は以前よく種まきをしました。八重桜が咲いた後にビニールポットに蒔きました。
ゴーヤ料理
キンピラ
350グラム以上ものゴーヤが続々採れたので、ゴーヤを一度にたくさん食べるには・・・と考え、豆腐などの混ぜ物なしでキンピラにしました。
材料
ゴーヤ2本(350~400グラム)
酒、砂糖・醤油・かつおだし・白ゴマ、好みで鷹の爪か七味
※鷹の爪は種を取って料理に使います。種を取るとき手袋などをして素手で触らないようにします。鷹の爪を触った手で目など顔周りを触ると、触ったところがやけどしたみたいな感じになってとても痛いです。
作り方
1、ゴーヤは半分に切ってスプーンでワタを取り3ミリ厚ぐらいに切ります。
2、1に塩を振り30分ぐらい置きます。
3、2を固く手で絞って水気を取ります。
4、フライパンに油を敷き3を入れ油でさっと炒めたら、酒・砂糖・醤油・かつおだしを入れ、水分がなくなるまで炒めます。火は中~強火のままで調理します。
※(鷹の爪を入れる場合)鷹の爪は刻んでおき、油を熱したら入れてサッとまぜて油と馴染ませてからゴーヤを入れます。
5、仕上げに七味とゴマを入れ混ぜて出来上がりです。
シャキシャキとした歯触りに仕上げるとおいしいです。苦みも強いですが、慣れたらおいしいです。
熟れ始めた実で酢味噌和え
種が赤くなっている実はシャキシャキ感が抜群にいいです。甘味というか、青いのにはない深い味があります。
右側の種が赤くなり始めたゴーヤを使います。
材料
ゴーヤ1個(約300グラム)、塩、砂糖、みそ、酢
作り方
①、ゴーヤはワタをスプーンで取って3ミリくらいの厚さに切り、塩を振って30分くらい置いて水が出てきたら、軽く絞っておきます。
②、鍋に多めにお湯を沸かし、①のゴーヤを入れひと煮立ちしたらゴーヤを冷水で冷やし、水気を絞ります。
③、お味噌大さじ1に砂糖大さじ2~3、酢大さじ1~2を入れよく混ぜて②のゴーヤに混ぜます。
酢味噌和え
我が家は薄味で甘くしたほうが食べるので砂糖多めで酢少なめです。
下ごしらえ②の湯通しをすると苦みがかなりマイルドになります。「やっぱり苦くてダメ」という方にお勧めです。
ゴーヤ炒めは「ゴーヤたくさん採れています。栽培簡単な夏野菜、ゴーヤチャンプル」に書きました。参考になさってください。
まだまだゴーヤ実がなり続けます。今度は何にしていただきましょう・・・
何にしても苦い・・・でも実がなるとうれしい・・・