鉢植えで困るのがコガネムシの幼虫です。無農薬で育てていると幼虫の被害に遭い、あっという間に花が元気なくなります。季節を問わず根を食い荒らす幼虫は、一年中気が抜けません。

コガネムシ
夏にコガネムシを見つけたら特に気を付けます。

柿の葉がボロボロ。こんな葉をした庭木を見たら要注意!!

例え姿が見えなくても、こんな姿の庭木には必ず隠れています。ゆすったり木の幹を蹴ったりして振動を与えるとバラバラ木から落ちてきます。
コガネムシの幼虫がいるかもサイン
1、鉢土がムクムク動く
2、植物がグラグラしている、抵抗なく抜けてしまった。
3、鉢土が丸い粒状になっている。
4、肥料も水も完璧なのに花が咲かない、植物が元気ない。
5、水の抜けはいいのに、いつまでもじめじめしている。
6,夏場水やりしてもすぐにしおれる。
このような株を見つけたら鉢の中に異常があるかもしれません。
敵を知ろう!!
コガネムシの生育サイクル

コガネムシは6~7月が多く庭に来て庭の木や植物の葉を食べてボロボロにしてします。幼虫は1~2年で成虫になります。
「鉢を網でおおったのに食べられているぅ~~~」
は、きっと前の年に産卵されてしまったのかもしれません。
退治しよう!!
1匹見つけたら鉢の中には5〜10匹はいます。必ず鉢から植物を抜いて根を点検します。

コガネムシの幼虫
夏・・・新しく植え替える土を用意してから、根を傷つけないようそっと抜いて丁寧に根の間まで見て幼虫を出します。
古い土は熱湯消毒すると卵まで殲滅できて安心です。
冬・・・大抵の植物は休眠期に入っています。多少根を切っても大丈夫なので、幼虫を全て捕まえたら土をおとし、植え替えもします。
古い土は熱湯消毒をします。
古い土の再生方法はこちらから見ることができます。
「【ピノ子流】大事な鉢土を再生させる方法とネコブ線虫の対処法について」
コガネムシの幼虫は、土の上に置くとすぐに土の中に潜って逃げてしまいます。鉢皿などに入れておきます。野鳥のエサになります。

縁が4センチ前後の鉢皿に入れると逃げ出すことができません。特にヒヨドリが好んで食べているようです。
被害に遭った植物の手入れの仕方
私の庭はバラとゼラニュウムが多いのでバラとゼラニュウムについて書きます。
ゼラニュウム
ゼラニュウ、挿し木をして更新します。 今年はセダムも被害に遭いました。セダムも同じようにするといいと思います。

元気な株は花も大きく色鮮やか。元気がなくなると花房が小さくなり蕾の上がってくるペースも遅くなります。

根を食べられたゼラニュウム
葉があるものはさし木になります。10~15センチくらいに切って、今の乾燥した時期なら半日乾かしてから差します。

左側は4年くらいたった枝、挿し木成功率低めです。
右側は去年の枝、挿し木がつきやすいです。

私はさせるだけ挿します。

無農薬栽培は兎角リスクがあります。普段からこのように挿し木をしておくといいですね。
ゼラニュウムのさし木や種まきについて書いた記事はこちらから見ることができます。
「ゼラニュウム増やし方、挿し木と種まき」
鉢植えのバラ
バラは、夏場は根を食べられたものは、鉢を小さくして新しい土に植えて、地上部を3分の2くらいまで切って2週間ぐらい明るい日陰に置きます。その後は半日陰に移動し液肥を施し、さらに1週間くらいしたらいつもの場所に戻します。新芽が出てきたら固形の肥料を置きます。

幼虫に根を食べられると、抵抗なく抜けます。出てきた根はほんの少し。

この鉢も根っこが半分もありません。中には7匹の幼虫がいました。
上記したように、そこまで慎重にする必要はないかもしれないですが、真夏の太陽はちょっと危険なので、このようにしています。春と秋は、半日陰1週間は省いています。
冬は通常の植え替えのようにしますが、やはり根を食べられていたら地上部の枝を減らして一回り小さい鉢に植えておき 、夏成長したら大きな鉢に戻します。
鉢バラのコガネムシ対策に関する記事はこちらで見ることができます。
「【無農薬栽培のバラ】春のやるべき仕事」
植物を被害に遭わせないようにするためには・・・
1、毎年植え替えを行うことにより早期発見、あるいは、卵から孵化する前に未然に防ぐ効果もあります。古い土は熱湯消毒をすると安心です。熱湯消毒をした土は新しい土と混ぜて使うことができます。
2、鉢土を網で覆うのも有効です。
花を完全無農薬で咲かせるのは大変です。好きな品種をさし木などをして苗を作っておくと花が途切れません。
もう一つの対策として、農薬を最小限にして手間を省く方法もあります。
5月、ヨトウムシがゼラニュウムを食害し始めるころに、鉢花に株全体と土の表面に草花用の殺虫剤をシュッとひと吹きしておくと、1年中ヨトウムシの食害やコガネムシの産卵から守れます。
薬剤散布は使用上の注意をよく読んで使います。
綺麗に咲くはずの鉢花が、コガネムシの幼虫に根を食害され元気がなくなり花が咲かなくなるのは悲しいものです。対策ばっちりして大きな花を咲かせたいものです。
「コガネムシの幼虫がいるということは、土作りは成功しているということ」
と、園芸誌で見た記憶があります。
ということはーーー我が家の土づくりは成功ですね。
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コガネムシ
夏にコガネムシを見つけたら特に気を付けます。

柿の葉がボロボロ。こんな葉をした庭木を見たら要注意!!

例え姿が見えなくても、こんな姿の庭木には必ず隠れています。ゆすったり木の幹を蹴ったりして振動を与えるとバラバラ木から落ちてきます。
コガネムシの幼虫がいるかもサイン
1、鉢土がムクムク動く
2、植物がグラグラしている、抵抗なく抜けてしまった。
3、鉢土が丸い粒状になっている。
4、肥料も水も完璧なのに花が咲かない、植物が元気ない。
5、水の抜けはいいのに、いつまでもじめじめしている。
6,夏場水やりしてもすぐにしおれる。
このような株を見つけたら鉢の中に異常があるかもしれません。
敵を知ろう!!
コガネムシの生育サイクル

コガネムシは6~7月が多く庭に来て庭の木や植物の葉を食べてボロボロにしてします。幼虫は1~2年で成虫になります。
「鉢を網でおおったのに食べられているぅ~~~」
は、きっと前の年に産卵されてしまったのかもしれません。
退治しよう!!
1匹見つけたら鉢の中には5〜10匹はいます。必ず鉢から植物を抜いて根を点検します。

コガネムシの幼虫
夏・・・新しく植え替える土を用意してから、根を傷つけないようそっと抜いて丁寧に根の間まで見て幼虫を出します。
古い土は熱湯消毒すると卵まで殲滅できて安心です。
冬・・・大抵の植物は休眠期に入っています。多少根を切っても大丈夫なので、幼虫を全て捕まえたら土をおとし、植え替えもします。
古い土は熱湯消毒をします。
古い土の再生方法はこちらから見ることができます。
「【ピノ子流】大事な鉢土を再生させる方法とネコブ線虫の対処法について」
コガネムシの幼虫は、土の上に置くとすぐに土の中に潜って逃げてしまいます。鉢皿などに入れておきます。野鳥のエサになります。

縁が4センチ前後の鉢皿に入れると逃げ出すことができません。特にヒヨドリが好んで食べているようです。
被害に遭った植物の手入れの仕方
私の庭はバラとゼラニュウムが多いのでバラとゼラニュウムについて書きます。
ゼラニュウム
ゼラニュウ、挿し木をして更新します。 今年はセダムも被害に遭いました。セダムも同じようにするといいと思います。

元気な株は花も大きく色鮮やか。元気がなくなると花房が小さくなり蕾の上がってくるペースも遅くなります。

根を食べられたゼラニュウム
葉があるものはさし木になります。10~15センチくらいに切って、今の乾燥した時期なら半日乾かしてから差します。

左側は4年くらいたった枝、挿し木成功率低めです。
右側は去年の枝、挿し木がつきやすいです。

私はさせるだけ挿します。

無農薬栽培は兎角リスクがあります。普段からこのように挿し木をしておくといいですね。
ゼラニュウムのさし木や種まきについて書いた記事はこちらから見ることができます。
「ゼラニュウム増やし方、挿し木と種まき」
鉢植えのバラ
バラは、夏場は根を食べられたものは、鉢を小さくして新しい土に植えて、地上部を3分の2くらいまで切って2週間ぐらい明るい日陰に置きます。その後は半日陰に移動し液肥を施し、さらに1週間くらいしたらいつもの場所に戻します。新芽が出てきたら固形の肥料を置きます。

幼虫に根を食べられると、抵抗なく抜けます。出てきた根はほんの少し。

この鉢も根っこが半分もありません。中には7匹の幼虫がいました。
上記したように、そこまで慎重にする必要はないかもしれないですが、真夏の太陽はちょっと危険なので、このようにしています。春と秋は、半日陰1週間は省いています。
冬は通常の植え替えのようにしますが、やはり根を食べられていたら地上部の枝を減らして一回り小さい鉢に植えておき 、夏成長したら大きな鉢に戻します。
鉢バラのコガネムシ対策に関する記事はこちらで見ることができます。
「【無農薬栽培のバラ】春のやるべき仕事」
植物を被害に遭わせないようにするためには・・・
1、毎年植え替えを行うことにより早期発見、あるいは、卵から孵化する前に未然に防ぐ効果もあります。古い土は熱湯消毒をすると安心です。熱湯消毒をした土は新しい土と混ぜて使うことができます。
2、鉢土を網で覆うのも有効です。
花を完全無農薬で咲かせるのは大変です。好きな品種をさし木などをして苗を作っておくと花が途切れません。
もう一つの対策として、農薬を最小限にして手間を省く方法もあります。
5月、ヨトウムシがゼラニュウムを食害し始めるころに、鉢花に株全体と土の表面に草花用の殺虫剤をシュッとひと吹きしておくと、1年中ヨトウムシの食害やコガネムシの産卵から守れます。
薬剤散布は使用上の注意をよく読んで使います。
綺麗に咲くはずの鉢花が、コガネムシの幼虫に根を食害され元気がなくなり花が咲かなくなるのは悲しいものです。対策ばっちりして大きな花を咲かせたいものです。
「コガネムシの幼虫がいるということは、土作りは成功しているということ」
と、園芸誌で見た記憶があります。
ということはーーー我が家の土づくりは成功ですね。