面白くて始めた多肉植物の栽培、しかし思ったようにはいきません。小さい鉢にかわいく寄せ植えしたいけれど、私は思った時に庭に出られないので、あっという間に鉢からはみ出して手に負えなくなります。
20221028

かと言って、大きな鉢に植えると冬室内に入れる時に困ります。

私が多肉植物を始めたのは庭に小さな森を再現したくて始めました。しかし、多肉の中には低温に弱いものが多く意外と手がかかることが分かりました。

とりあえず、今我が家にある多肉をいくつか植え、2〜3年は植え替えがいらないようにしてみようと思います。それから、外置きに出来る耐寒性の強いものでまとめます。

ということで、「私なり多肉園芸」してみました。

栽培場所・・・茨城県北部
栽培場所の気候・・・平均してー4℃〜+34℃。夏は蒸し暑く、夜霧が発生します。冬は乾燥していて1月中場から3月始め頃まで雪が少し降ります。今年の1月はー5.2℃の日が1回ありました。

外置きする多肉植物の寄せ植えに挑戦

多肉植物
センペルビウム3種類、セダム・ドラゴンズブラッド、ルビーネックレス、群月花、月下美人
これはみんな春秋成長型の多肉植物です。肥料の施し方水やりの仕方など一緒です。

ルビーネックレスは、意外と耐寒性があるらしいので入れてみました。
寒さに強いものだけを集めようと思いましたが、華がないので、ちょっと寒さに弱い群月花と月下美人も入れました。群月花と月下美人は、別の鉢に入れてあります。秋に抜いて室内に取り込むようにします。


素焼き鉢

用土
赤玉土3、腐葉土3、鹿沼土2、サボテン用の土2




水はけの良さそうな感じに混ぜました。これでデンマークカクタスも植えます。

その他、水はけを考え、土は鉢の半分ぐらいにして、発泡スチロールなどでかさ上げをしました。

肥料
植え付ける土にマグアンプKを少し混ぜて植えます。秋あたりから緩効性化成肥料を与えます。


植え付け
長くのびたセダムで変化をつけてみました。夏になると群月花や月下美人が大きく育つので生け花のような感じになってくれると思います。
20230426
寄せ植え完成です。
少なくとも、来年の春までは植え替えしなくてもいい分量です。

20230426
4月26日雨に打たれています。植物のそれぞれの色あいがとてもきれいです。
玄関先においてウエルカムポットにします。

夏にはどんな姿になっているか楽しみです。

ついでに株分
土は寄せ植えと同じものを使いました。
ちぎっておいとくだけの増やし方、なんて簡単なんでしょう。ここが一番好き!!

ルビーネックレス
土において5日でもう節から根が出るほど逞しい植物です。豆腐のパックを鉢がわりに挿し木です。
20230419

親株は手作りの木箱に植えました。
20230419
冬の間家の中で頑張りました。

グリーンネックレス
グリーンネックレスは、鉢が小さくても室内でも綺麗なグリーンを保ったまま、株元からたくさんグリーンの玉を作って綺麗でした。これも豆腐パックに挿し木しました。
20230419
翌日は晴れの予報だったので、日焼けが気になり日陰になるところに置きました。でも平気でした。今は陽のあたるところにあります。

センペルビウム類の子分け
センベルビュームは寒さ強い植物です。ー6.7℃にも耐えました。エケベリア「七福神」と並んで、センベルビューム類は多肉初心者にもお勧めです。

グリーンバウトは、
20230417
花火のように放射状にたくさん子株ができます。

20230417
3種類の中で一番根がたくさんありました。肥料も必要とします。中心の親株は子株に養分を取られて小さくなりました。

20230419
底に発泡スチロールを砕いて入れて、切り離した子株をさしました。グリーネックレスがちぎれてしまったので周りに置きました。

ノワールは、
20230417
子株が少ないです。3つの中で1番根っこが少なかったです。そのかわり親株は変わりなく大きく美しい姿です。

ブロンコは、
20230417
子株が親株の周りに整列してできます。冬は厳しい寒さの中耐えているふうに見えますが、春の日差しが降り注ぐ中で見るブロンコは宝石のような美しさです。子株がたくさんありますが親株は変わらずおおきく、葉から透けて見える光がとてもきれいです。

20230426
残ったノワール、ブロンコ、グリーンヴァウトをサルメントーサの鉢に差しました。ピンク色の多肉は月下美人です。生きているのかどうかわかりません。

失敗したらどうしようと思いましたが、切り離した子株を抜いてみてみたら5日目にはもう根が出始めていました。

美しい、逞しい、素晴らしい!!


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