八月に入り、うだるような暑さが続いています。植物はこの日差しさえ太陽の恵みと喜んでいるように見えます。

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厳しい日差しにも負けず美しい大輪の花を咲かせているのは、日本原産のカノコユリです。一輪、一輪の花持ちがよく、長い間、庭を彩ります。写真は8月5日Sony Cyber-shot WX70で撮りました。
成長期にアブラムシが付きました。小さじ3分の1くらいの砂糖と台所洗剤を水1リットルで溶いたものをスプレーしながらアブラムシを潰して洗い落としました。しっかり洗い落とすと一度で効果が出ました。バラについたアブラムシもこのようにして落としています。これは、花友(花を通して友達になった方のこと)に、バラのうどんこ病対策として教わったのですが、ついでにアブラムシにもつぶしながらかけたら、かけない時より寄り付かない感じがしました。
このカノコユリ、日本原産といえどもたまには植え替えしたほうが良い花は咲くそうですが、植え替えできないときには、冬、牛糞や腐葉土を厚さ五センチくらい被せておくといいようです。

黄色の花は宿根ヒマワリです。花友から苗をもらいました。花後に種を付けないようまめに花柄を取り除けば夏の間咲いています。冬、地上部は枯れ、アスパラの根のような塊で冬越しをします。翌年はさらにたくさんの花を咲かせます。草丈は1.2メートルくらいですが、庭が狭いので、私は、50センチくらい伸びたころで地際で切り取ります。そうすると80センチくらいで咲きます。こぼれ種でも増えます。

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コガネムシに食べられたバラの枝先で休むアゲハ蝶。写真は8月4日Sony a6000で撮りました。
庭にはいろんな種類の蝶が来ます。
蝶が来るということは、幼虫が庭で育っているということです。
アゲハ蝶の幼虫はミカンの葉やパセリを食べます。ツマグロヒョウモン蝶の幼虫はスミレを食べます。容赦がありません。料理に使おうと思ってプランターを見ると、緑の葉の代わりに、緑のアゲハの幼虫がたくさん育っています。
庭は、蝶だけではなく、招かざる客も来ます。そしてちゃっかり子育てを託していくわけです。
私が一番困るのは、スズメバチ、イラガ、マイマイガ、アメリカシロヒトリ、チャドクガです。スズメバチはアシナガバチの幼虫や、ミカンの木に付いたアブラムシの出す甘い汁を吸いに来ます。アブラムシが増えないよう、アブラムシの付いた枝を落とすなどしています。
イラガは柿やブルーベリーの真裏にいます。刺された所が三日間ズキズキ痛みました。マイマイガは、ユスラウメの木が毛皮のコートを着たように見えるほど大発生したことがあります。その年は庭に出るのが恐ろしかったです。冬、枝先にベージュ色の短毛に覆われた卵を見つけることが出来ます。枝を切り、燃えるゴミに出しています。アメリカシロヒトリの幼虫は、生まれたばかりの頃、細い糸をネット状にした中で集団生活をしています。枝ごと切り落とし、燃えるゴミに出しました。チャドクガは、椿、山茶花に発生します。チャドクガは毛虫だけでなく、成虫や卵にも毒があるそうです。庭の椿の葉裏に直径3ミリほどのベージュ色の短毛を着けた卵がありました、枝ごと切り落とし燃えるゴミに出しました。
そのほかにも困った客はいます。私の代わりに庭のパトロールをしてくれるありがたい助っ人が、カナヘビ、アシナガバチ、蜘蛛、鳥たちなどです。シジュウカラもよく来ます。子育て中のシジュウカラはたくさん虫を取ってくれます。
庭の植物を食害する虫たちをすべて取り除くことはできません。しかし、どこかでバランスが取れるように何かがうまく働いている感じがします・・・・と、思うようにしています。

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庭の日当りのいい場所に野菜を植えてあります。1×2メートルの小さな畑です。
5月に夫が、トマト一株、ミニトマト一株、ピーマン二株を植ました。7月から収穫を楽しんでいます。6月、トマトのわき目を切り取ったときに挿し木を3本しました。親株に追いつくようにグングン成長して実をつけました。しかし、親株ほどの実はありません。でも、挿し木は3本、上手くいけば親株と同じくらい収穫出来るかもしれません。
以前、トマトを栽培した時、実が赤くならず腐って収穫出来なかったことがありました。農家である夫の実家、義母に相談すると、尻腐れ病だと教えてくれました。トマトの株もとに灰を撒くといいと言われ、今回は、一番花が咲いたころ、追肥と一緒に灰を一つかみ撒いて、軽くすきこみました。
尻腐れは全くりません。

写真は7月25日にSony Cyber-shot WX70で撮りました。

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家の東側0.3×2メートルに茗荷を植えてあります。夫の実家から苗をもらってきました。株が込み合って来たら、冬、地上部が枯れてから掘り起こし、腐葉土、たい肥、米ぬかなどを、30センチくらいの深さにすきこんでから、深さ10センチくらいのところに、掘り起こした根茎のうちの3割くらいを横にして置き、土をかけます。茗荷は丈夫ですぐに増えますので、残りは処分します。茗荷は、6月から8月まで取れます。秋にも少し取れます。
茗荷の花は、地中から出張ってきて花を咲かせます。食べるのは、花を咲かせる前の蕾の状態。私は茗荷はあまり好きではありませんが、地面にわずかに出た茗荷を見つけるのは、まるで宝探しをしているようで楽しいです。
絵は、8月4日に、取れたての茗荷を色鉛筆で描きました。色鉛筆は、株式会社ドウシシャの色鉛筆、紙はmarumanのスケッチブックに描きました。家の近くのDIYショップの文具コーナーで買いました。

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